僕の君

三日月

第1章 君は…

夕日が差し込む海辺に2人の男女がいた。


君が生きているのは...なにか意味があるの?


どうしてそんなことを聞くの?


それは...分からないからだよ。


私だって分からないよ。


そうだね。野暮な質問をしてごめん。


いいえ。分からないことを考えることは大切だよ。


ありがとう。サキ。




(サキはいつも僕の憧れであり僕の…)





海辺に絶えず吹く波が、一瞬だけ止まった気がした。

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