第75話☆大切な形見…
━━形見━━
おばあちゃんからもらったもので大切にしているもの、手縫いで作ってくれた浴衣ときんちゃく
料理はいまいちだったけど、縫い物はすごく得意だったおばあちゃん、その手作業好きは私にも受け継がれているみたいです。
ありがとう、おばあちゃん。
母親の形見は、この電話です。
亡くなった時、私はまだ携帯電話を持っていませんでした。
自宅から母に入れた履歴がたくさん残っていていました。
今も本体は残ってますが電源は入りません、でも捨てられないんです。
その電話番号をずっと私が使っています。
何度も機種変更はしてスマホになっても母と繋がっていたいのかもしれません。
最初のころは、母の訃報を知らない人からのメールや電話が来ていました、その中の1人の方とは今でも連絡取り合っています。
九州に生まれ育った母の幼なじみの方です。
最初はメールで、今はLINEで年に数回ですがやり取りしています。
母の命日は必ず、そして私が高校へ行く時や、大学入試の時や就職の時など、節目には必ずお祝いとかねぎらいの言葉とかかけてくれます。
本当に感謝しています。
一度だけ会いに福岡まで行きました、幼いころの母親の話を聞いていることを、母は天国から見てるかなぁ?
たまに、長浜ラーメンとか美味しいお菓子とか送ってくれます!(嬉)
美味しいんだよね豚骨ラーメン、福岡では屋台にも連れて行ってもらいましたよ。
結婚したら山下君と二人で挨拶に行こうと思っております。
きっと喜んでくれると思います。
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