第12話☆残念なイケメン山下君のその後…駄文
山下君がイケメンなのはなんとなく知っていた
背も高い178センチだそうだ
顔は松坂桃李君に似てなくもない
(桃李君_(._.)_ゴメン)
いわゆる草食系男子であるのだが
イケてないオーラを醸し出す山下君
宝の持ち腐れとはこのことである
残念なイケメンの山下君に与えられた新たな
称号は
「ヒーローなのに残念なイケメンの山下君」である
例の事件のあと
学食で山下君を見かけたあいる
「この間はありがとう」
「べつに」
単刀直入に聞く
「あのさ、山下君って高校生の時とかモテてたんちがう?」
「別に特別モテてたりせえへんかったよ」
「イケメンなのに?」
「……」
「部活とかやってたの」
「うん、サッカー!小、中学生の時はクラブチームで高校に入ってからは部活」
モテる要素ありありの部活なのになぜ?
「○○高校出身だよね、制服カッコいいと評判の」
「そうだけど」
「バレンタインとかにチョコレートもらったことあるよね」
「俺さ、チョコレート好きじゃないしと伝えてたから、毎回少ない10個前後だったかな」
(そこそこもらってるやん)
「てか、俺和菓子とかあんこ系の方がが好きやから、もらったチョコは兄貴とオカンに上げてた」
「えっ?ェェェっ?もらったそのまま?」
「そうだけど?」
謎はほぼ解明できた!
(コナン君?じっちやんの名にかけてひと?)
制服カッコいい
サッカーユニフォーム姿も絶対カッコいいはず
なのにモテないのはギャップ萎えとデリカシーのなさだ!
一般的にスキー場での姿に恋をしても、街中での普通の姿にがっかり
これがギャップ萎えである
そして「そうだけど?」ってのいい過ぎちゃう?( ;-`д´-)
「あと、洋服とか自分で買うの?」
チラリと彼の着ているヘンテコなチェックシャツを見ながら聞く
「兄貴が着てないやつもらったりしてる」
「1度も自分で買ってないの?」
「そうだけど?」
(またかよ)(o・`Д´・o)!!
今どき、中学生でも自分が着たい服買いにいくやろ~っ!とツッコミ入れる
………と言うことは
残念なイケメンの山下君には多分
「残念なイケメン兄貴」の存在が確定だ
【次回予告】更新日未定
じんるいほかんけいかく(意味不明)
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