登場人物紹介Ⅱ

伏線いっぱいです



シノア


フィリアとの死別により人間への不信感が生まれ、生物を殺すことの躊躇いを失い一年間をただ殺すことに従事し続けた。


普段から駄々洩れの殺気を隠そうともしていなかったが、運命構築篇での出会いが彼を変え昔の彼に戻りつつある。


桜小町の権能をほぼ完璧に掌握し、使いこなせるようになったが猛者ぞろいの異世界での強さはまだまだ。人間界では間違いなくオリンピック全種目金メダルの身体能力へと成長し、かつて彼を虐げていた榊原たちとも互角以上に立ち回れるだろう。


無能とは無限の可能性を秘めた最高の存在である。



死神・緋桜ヒオウ


第??話いつか訪れる未来で登場した青年。

妖刀紅桜を自由自在に操り、人間たちの魂を刈り取った。

その剣術は見るものを魅了し、その魔法は見るものに絶望を与えた。

戦場の熾天使、剣聖に師事した過去を持つだけありギルドでは伝説上の英雄と称されている。



創造神デウス・クレアトール

(愛称はクレア)

(デウスが男神、デアが女神)

破壊神とは兄妹であることが発覚。


異世界の創造神にして最高神。

魔法は初級から最上級、禁術に至るまで無詠唱、魔法陣なしで発動可能。

しかし、魔法はたまにしか使わず、基本的には“神の奇跡”を操る。


シノアを転生に巻き込んだ張本人で、その理由は下級神や神の使徒からの叛逆により力を失いかけていたためというものと、人々が神を祀りながら自分の教えとは全く異なったことばかりしているので天罰を与えようとしたからである。


神とは基本、概念的存在であり肉体を持たない。

人々が生きている地上に影響を与えるには器が必要であったが、神の神格が上であればあるほどに憑依した人間に与える影響は大きく、下級神ならいざ知らずこの世界を創造したとされるほどの神になれば人間に憑依した瞬間に身体がはじけ飛ぶことになる。


それは肉体的なスペックが足りないこともあるが神格を受け入れるには精神的に完成していなければならないからだ。

そこで産まれてから虐待を受け続け、ある意味生すら手放しているシノアに目をつけ異世界へと呼んだ。


フィリアが殺されたときに一時的にシノアに憑依したがこれはシノアが絶望により魂の器そのものが壊れそうになったのを魂ごと保護した意味合いがある。


本来の力の100分の1も発揮していなかったといえるが規模の大きかったアウトクラシア皇国を国民諸共滅ぼせる力を持っていた。フィリアをよみがえらせることができなかったのは下級神たちの叛逆で様々な権能を奪われており、輪廻転生の権能を行使できなかったことによる。


甘いものが大好きで、たびたび天使たちを下界にお使いへやっている。



フィリア・トール(ギリシャ語で愛)


創造神に拾われ育てられた。半世紀を共にし、創造神から老いることのない身体と100年の寿命を与えられた。(本人の希望)←ここに関しては創造神が不老不死を与えようとしたが、これ以上一緒にいると世界の運営そのものに影響が出るといい拒否した。

創造神はせめてフィリアが死んだあと、魂を保護して神界に連れていきたいといい、それは承諾した。

だが、寿命を迎えることなくフィリアは死に、魂の保護も間に合わなかった。

シノアの生まれて初めての母親のような人。シノアと各地を回っていた時にクソ野郎に目を付けられ拒否したため殺された。


戦場の熾天使という異名を持ち、その強さは折り紙付き。

ひとたび戦場に降り立てば神速の剣技と超絶怒涛の魔法連撃により敵を葬り去る伝説の冒険者。

未来には彼女を聖母として祀る国もあるとかないとか…



???


今作のメインヒロイン

高貴なる娘アリエル、愛の輝きメレスギルなどかつて存在したハイエルフたちの名を継いだ絶世の美少女。

4000年振りにエルフから生まれたハイエルフ。

太陽の光を反射して上品に輝く金髪や新緑の優しさを宿した緑玉色エメラルドグリーンの瞳はまさしく、人外の美の象徴である。

過去に生まれたハイエルフの中でも突出した魔法の才と剣術の才を持つ。

杖と刀が一体となり、世界樹を材料に作られた武器を自由自在に扱う魔法剣士。


ちなみにエルフとハイエルフは初恋で身体の成長が止まり、その姿で死ぬまで過ごすことになる。ハイエルフに寿命はないため永遠に若い見た目のままという夢のような種族である。



リア


アウトクラシア皇国に住んでいた少女。幼い頃に母を亡くし、国そのものを恨んで生きてきた。

シノアたちの到来に歓喜し、もしかしたら国は変わるかもしれないと喜んでいたところを攫われ人質にされてしまった。



サルビッド・モーサレル・ヴェルム


とてもえらそうに登場したが、実はシノアと友達になりたくて絡んできた。

シノアにあだ名をつけられると、うれしさのあまり震えていたちょっとやばいヤツ。

未来で間接的に登場するかもしれない…



ルーラ・テイル


フィリアやメインヒロインには及ばないが、恐ろしいほどの美少女。

恥ずかしがり屋でなかなか友達ができず図書館で組を作る際に、暇そうにしていたシノアに声をかけたのが出会い。

周知の事実だがシノアにほの字だ。

未来で間接的に登場するだろう…



イディオータ=アンベシル・ドゥラーク


アルトクラシア皇国天皇。

説明書きなどしたくないぐらいクズ野郎。以上。



バルフッド・モーサレル・ヴェルム


イディオータの執事。

お察しの通りサルビッドの父親。

未来に登場…しません。



破壊神兼魔神 デア・ソリス


創造神の妹。創世記、暗闇の中に創造神が灯ったのと同時に誕生した破壊神。創造神がシノアを器として欲し、召喚した際に気づかれないようにシノアに破壊神の加護を与え、シノア自身を滅ぼしかねない力を与えた。フィリアが死んだときにシノアを暴走させようとした張本人。兄であるデウス・クレアトールに勝るとも劣らぬ甘いもの好き。

魔人族の生みの親。



七つの大罪エヴァグリオス


悪魔界、通称地獄と呼ばれる世界を統べる悪魔の大公爵や王達。

それぞれが人間の大罪を司り、その中でも“傲慢”は桁外れの権能を有する。



傲慢 プライド・ルシファー


普段は不真面目でやる気なさげだが、やるときはやるしっかり者。

黒獣に変わったミーシャに優しい嘘をつき、元の姿に戻して解放してあげるなど悪魔らしからぬ慈悲深い面も持ち合わせている。

元は人間であり、シノアの愛刀桜小町と面識がある様子だった。

対応した動物はグリフォン、ライオン、孔雀、コウモリ



嫉妬 エンヴィ・レヴィアタン


初登場で死んでしまったほとんどモブキャラ扱いの悪魔。

嫉妬を司るだけのことはあり、嫉妬深さは世界一。

彼女の後釜には一体誰が座るのか…

対応した動物はマーメイド、蛇、犬、モグラ



憤怒 ラース・サタン


十二枚の翼を持った美しい大天使長であったともいわれている。

彼とルシファー、天使の三分の一は創造神への叛逆により神界と聖域から追放される。

なぜその二つ名を司るのかといいたくなるほど温厚で七つの大罪では頭脳派であるが、傲慢に匹敵するほどの実力を有する。

対応した動物はユニコーン、ドラゴン、狼、サル



怠惰 スロース・ベルフェゴール


その名の通り怠け者。とにかくめんどくさがりで天使たちに取り囲まれても昼寝をやめなかった猛者。

だがその実力は想像を絶するといわれている。

結婚式をよく邪魔する。

対応した動物はフェニックス、クマ、牛



強欲 グリード・マモン


金銀財宝に非常に貪欲。人間を誘惑し、自らと同じように強欲にする。

悪魔召喚で最も呼び出されることの多い七つの大罪エヴァグリオス

人の金銭欲を満たしてはくれるがその代償に命を奪ってしまう。

彼から受け取った金銀の類はしばらくすると石や灰になる。

対応した動物はゴブリン、キツネ、ハリネズミ、猫



暴食 グラトニー・ベルゼブブ


とても美しい女神のような見た目をしているが「ハエの王」と呼ばれ、蔑まれている。

その過去は、豊穣の神だったといわれ人々に恵みを与えていた。

しかし、争い合う人に絶望し破壊神に堕落させられ今の地位を得た。

権力と邪悪さでサタンに次ぐといわれ、実力ではサタンを凌ぐともいわれる魔王。

対応した動物はケルベロス、豚、虎、ハエ



色欲 ラスト・アスモデウス


絶世の、という言葉がぴったりの美女。

グラマラスな見た目で人々を誘惑し男の心臓をえぐり取るという。

しかし、姿を見ても敬意を払って丁寧に対応すれば非常に喜び、指輪やガチョウの肉をくれたり、幾何学や天文学などの秘術を教えてくれる。

間違いなく七つの大罪では、一番の常識人。

対応した動物はサキュバス、山羊、サソリ、ウサギ



属性を司る神々


下級神


火 サラマンダー

水 ウンディーネ

土 ノーム

風 シルフィード

木 ドライアド


中級神


炎 イフリート

氷 セルシウス

地 アテナ

雷 トール

樹 ドリエント


上級神


闇・冥 シェイド

光・聖 マナルクス

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