第14話 はじまり。その2

 俺は泣いた、夜通し泣いて、次の日会社を辞めた。


 ダミオスさんは『そうか』と一言いって俺の辞表を受け取った。


 どうせ無くなる予定だった会社なので、無職になるのが少し早まっただけだった。

 ラノンには『お前、暗い過去持ちだったんだな。』と軽く冗談混じりで言われた、なぐさめられたのだろうか。


 今日は俺の送別会らしくラノンからはメールで時間と店の場所が送られてきた。


 それまでなんもする事が無くて、最近買ったディスプレイで戦闘機のシュミレーションゲームをぼーっとプレイしながらあの時言われたダミオスさんの言葉を思い出していた。


『お前は軍に向いている。』


「軍か……」


 俺はふとゴミ箱の中でぐちゃぐちゃになっている書類をチラッとみてすぐに目を逸らした。


 ★ ★ ★


 滅茶苦茶に酒をんだ。

 普段は古い飲み物と酒を呑まなかったが今日くらいはどうでも良い気がして止まらなかった。

 ラノンからもダミオスさんからも酒を呑まされ続けた。

 ベロベロに酔って、立てなくなるくらいまで呑んで、それでもまだまだ呑んだ。


 そして気づいたら家のベットで寝ていた。

 もう昼になっていて、全く何も思い出せなかった。

 少し怖い気がするがもう遅刻をすることは無い。

 虚無感なのかよく分からないものを感じた。

 ただ起きて朝ご飯を食べる。食べたらディスプレイをゴロゴロしながらぼーっと眺める。時々手でスクロールしてチャンネルを変えて、またぼーっとそれを観る。お腹が減って昼を食べて、またぼーっとする。夜になってご飯を食べて、シャワーを浴びて寝る。

 そんな1日を数回繰り返して飽き飽きしていたそんな時、部屋中にチャイムの音が響いた。


 ★ ★ ★


 どうも斑雪です。とても遅くなってしまいました。申し訳ないです。


 若干リアルの方が忙しくなっており、不定期がもっと不定期になってます(><)


 こんな駄文を待って頂いている方いらっしゃらないと思いますが、頑張ります!!


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