第15話 はじまり。その3

「いやー、まるでステーション初期に流行った『ニート』みたいだな。」


 俺の現状をバカにしながらラノンはバックから時代遅れな酒やらお菓子を取り出して机に置き、ゆかに座り込んだ。


「今日、会社休みなんだよ。付き合ってくれや。」


 ラノンは早速酒を開ける。


「まだ昼だぞ、お前アホだろそんな時代遅れな······」


 いきなり入ってきたと思ったら酒をカブ呑みするラノンに呆れつつ俺はベットに座った。


「どうなん?『ニート』生活は。」


 ラノンはお菓子を開けて笑いながらこっちを見る。


「『ニート』じゃねぇよ。自分から無職決めてんだよ·····」


 俺の言葉にほぼ『ニート』じゃないか、と自分でも思いながらお菓子に手をやる。


「『エスファイ』か」


 ラノンは部屋中を見渡しながら俺がさっきまでプレイしていたゲームを見つけたらしく、ササッとそっちに行った。


「ああ、」


 俺はそれだけ言ってお菓子を食べまくる。


「やっていい?」


 ラノンは俺の返事を聞く前にコントローラーを握りしめた。


「おんいいよ。結構ムズいからな。」


 それだけ言って俺は酒を開けた。


 ★ ★ ★


「え?クリア?」


 2時間くらいしてからラノンがVRヘッドセットを着けたままで俺にゲームをクリアした事を自慢してきた。


「はやくね?チートでも使ったか?」


 俺はラノンのVRヘッドセットをぎ取ると『Congratulation』と画面には出ている。


「俺ってぇ操縦の才能あるかもな!」


 こっちをドヤ顔で見てくるラノンにたまたまだよと言って俺はベットに座り直した。


「いやー会社潰れたら戦闘機のパイロットになろーかな。」


「飲酒運転じゃねーか。」


 俺は調子に乗ってるラノンに突っ込んでさらに酒を開けた。


「ふん、軍大中退よりも操縦上手かったらどうしよー!」


「おい、酔ってんだろ!早く帰れよ!」


「嫌だよ!俺もっとゲームしたいぃー!」


「ならやってこい!ゲームならいっぱい有るから!」


「マジでぇ!!」


 ラノンは俺からVRヘッドセットをひったくってコントローラーを取りに行った。


 ★ ★ ★


「おい、いい加減帰れよ。」


 夜になってもなかなかゲームを辞めないラノンのVRヘッドセットをコンコンと俺は叩いた。


「えーいいじゃん!!」


「お前明日会社だろ?」


「大丈夫、大丈夫。お前みたいに俺は遅刻しないから。」


 サラッと言われた言葉に俺はイラっとしたが確かにラノンは遅刻した事なんてなかった。


「俺は勝手に起きれるから、お前とは違うんだよぉー!!」


 完全に酔ってゲームにのめり込んでいるラノンを放置して俺は眠気のままにベットへ潜り込んだ。


 ★ ★ ★


「おい!!早くおきろ!!」


 ラノンの声で俺は目を覚ました。

 俺が微睡まどろんでいる中ラノンは手荒く布団をめくりあげ、俺の事を叩き起した。


「なんだよ·····」


 昨日の酒が残っているのか若干の頭痛に俺は頭を抑える。


「ダミオスさんから連絡があった·····すぐに起きろ!!」


 理解出来ないほどに急な展開に俺の頭は困惑して全く意味が分からなかったから。

 ただ、ただならない事が起きてるのはラノンの戦慄わななく顔をみて何となく分かった。


 ★ ★ ★


どうも斑雪です!!


ある方からからとても有難いアドバイスを貰い、若干なりのテコ入れをおこなうのですが·····そもそもの文章構成や文章力、表現力が無さすぎる為、なかなかに苦戦しております笑

そんな思い悩んだ心情で書いた第15話·····変なことになってるかも知れません笑


まあ、この主人公とラノンのくだりは私の実経験(お酒はジュースでしたが·····)を思い出しながら書いていまして、表現力の足りなさを痛感するばかりでした泣


これからもこんな感じで不定期ながら初心者の駄文を拵えていきますので是非とも読んで頂けると幸いです!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る