第2話 裏切り…
「ハハハハハハハハ…」
笑いながらも頭の中には…
家の事情やら色んなこと知っていて俺と一緒に乗り越えようと言ったじゃん…なんなんだ…彼女って…最初に一緒の仕事したいと入学して言ってきた…最初に付き合ってた彼女と仲よかったよなぁこいつ…そうだ…そういえば最初の彼女と別れた理由もこの女だった…別れた後に泣きながら謝られそのあと俺の知り合いからストーカーされてるとかで泣いて助けを求めてきたんだ…知り合いが迷惑かけてたから仕方無しに関わるようになり家族や会社に取り入っていつのまにか付き合うことになったんだ…そうだ…別に関係ない…こいつがどうなろうがもう知らない…親友ってなんだ…友達ってなんだ…憎い…遊ばれてただけなんだ…どうせこいつらグルなんだ…人で遊びやがった…憎い…憎い憎い憎い憎い…働いて貯めてたのお前との今後だったんだぞ…所詮人間なんて関わってはいけない…信じたらいけないんだ…そうだよ…だって家族ですら喰い物にしてくるんだから…幸せなんてこの世にない…類は友を呼ぶと言うのならお前らみたいになってやる…人助けなんてしたくもない…だってまた裏切るんだもの…もう死ねよ…
『パチン!!』
気がつけば彼女にビンタしていた…
元親友
「なにやってんだよ!!別にお前の物じゃないだろ!?物じゃないんだから自由にさせろよ!!お前みたいなやつクズすぎてうぜぇよ!!」
俺
「うるせぇよ…てめぇにクズ呼ばわりされたくもねぇよ…人間で遊ぶのは楽しいか?お前こそなんなんだよ…付き合ってんの知ってるよな?なんでこんなことすんだよ…なんで呼ぶんだよ…隠れてやれよ…なんなんだよ…」
彼女
「私は物じゃない!!好きなことしてるだけ!!私の何が悪いの?意味わかんない!!」
俺
「もういいよ…わかった…帰るわ…」
元親友
「叩いたんだから土下座して謝れよ?当たり前だろ?女叩いてんじゃねぇよクズ!!」
俺
「叩いたのは悪かった…気づかなかった…もう帰るわ…」
なんで土下座かわからないが自分が壊れそうだから急いで帰る…
家に着いて泣いていた…
あと5時間もすれば学校であいつらに会うんだから…
精神的にヤバい…
そう思いとりあえず辞めていたタバコに火をつける。
未成年?
知るかよそんなくだらない…
中2からやってるわ…
前の彼女が喘息だから辞めてただけ…
今さっきの彼女もタバコ嫌いだから辞めてただけ…
もう関係ない…
殺意しかなかったからもう吸うしかない…
妹みたいに葉っぱ決めてるわけでもないから別にいい…
学校に行く時間になったのかインターフォンがなる。
開けた瞬間に先輩が立っていて
「お前迎えに来たけどどうした!?タバコ辞めたんじゃねぇのか!?なんかあったか!?」
先輩は優しくどうしようもない俺に話しかけてくれた…
「先輩…どうすりゃいいかわからないです…人間信じたくないです…学校とかどうでもいいです…」
すると先輩は
「とりあえずそれでいいが学校だけは行こうぜ?信じなくていいから。なんかあるだろうけど聞かないでいるから。帰りに酒でも吞もうや?色々あるんだろ?」
先輩は優しい…助けようとしてくれてる…
「ありがとうございます…学校行きましょ…?でも先輩?お酒は20歳からですよ?」
それに対して
「その手にあるやつも20歳からだけどな!!ハハハ(笑)お前の取り柄は元気と笑顔とやる気と思いやりだけだからな?お前の目見てると吸い込まれそうになるわ!!病んでんじゃねぇよ(笑)」
なんだか明るく照らされて少しはマシになった。
この人なんかすげぇなぁ…
先輩
「とりあえず車乗れよ?学校行くぞ?」
俺
「はいっ!!」
そして一緒に学校へ。
先輩の車で流れる曲はずっと演歌だった…
演歌覚えよう…(涙)
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