第20話二重の最悪

「少年」に洗いざらい話した

「そう、、、ってことはお兄さん、私の子の親友?ってこと」

首をかしげる少年

「そう、そういうことーーだから、本来君は女風呂に入るべきなんだよ、でも今まで言えなくてごめん」


ーー頭を下げる

「いいよ、、でもそっか、、、「黒死の弾丸」か、俺、、ううん「私」だけじゃないかも、、、もしかしたら、「黒死の弾丸」はー見てないんじゃないかな被害者を」

「はい?」

わからない

「だって、そうでしょーならなぜ逃げ切れたの、、、それに、もしも本当に私だけを取り逃したとしたら、、、それは、、、「骨の卵」持ちとやりあってないか


もしくはーーー」


「遍歴自体にうそがあってーーやつは、被害者を見ない―なぜなら死んでるから

、、でも、そっかじゃないと」


「うん、銃で撃たれたら妊娠しましたなんて、、、トンデモ話としてネットに乗りそうでしょ、、、そしてそれが、、、専門家の耳に入り、、、専門家が直接そのネットにあげた人に話を聞いて、妊娠した人に検査をした結果

――本当にそうなのだと思ったなら」


「本当になるー本当であるという証拠である」


「うん、私―自慢じゃないけどトロイの、ねぇ、本当に凄腕のスナイパーなら私はどうやって逃げ延びたの?」


話をしているのは、「中庭」の崖が見えるところ―ほかにだれもいない


その通りだ――絣(かすり)でもしたら、殺せる?それは「急所」に当てなくていい?


つまり、へたくそでもいいということではないか


現にプロフィールを見るに奴は、「至近距離での絶殺にこだわっていた」


ーーもし、こだわっていた「理由」が、至近距離じゃないとないけないのなら


それは、、、スナイパーとしては失格、、、そして、おかしいのだ

確かに、


翌朝――もしも、死体が、、、昨夜打ったところになかったら、、、プロなら


「殺し」にかかるだろう少なくとも、探すだろうだけどーー、、、探そうとしなかったら


前に、調べてた時看護婦さんに言われたセリフが頭をよぎる


(、、、近くで撃たれたって、えらい騒ぎになってね、-連日ワイド―ショーが取材に来てたわ)

そうだ、おかしい

自分が殺したやつが、-打たれたかしょをテレビのアナウンサー―にしかも連日されても、「殺し」にこないなんてありえない


もし、ありえるのなら――自分の殺しに絶対の自信があるやつか、そういうことを怠るやつ化だ

しかし、おかしい―そういうやつならとっくの昔に消されてたっておかしくないのに

「うん、それが気になるーー、、、でもねもしかしたら「複数」いた

何代目かだとしたらとか、、ほかにも」「幸運」やつだとしたら」


――幸運なやつ


一番最強なのは幸運なやつそれは、本に書いてあった


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る