今までなんjで書いた彡(゚)(゚)SSまとめ
@SS_matome
彡(゚)(゚)「個別指導の塾講師のバイトをするで!!」
彡(^)(^)「せっかくなら女の子と知り合えるバイトがええな」
彡(^)(^)「お、個別指導の塾?JC、JKと至近距離でお話しできて金もらえるなんてサイコーやんけ!応募したろ」
彡(゚)(゚)「応募したら校舎にスーツで来いっていわれたわ」
彡(^)(^)「おじゃましますやで」
(´・ω・`)「やきうさんですね。僕は個別指導塾ネ〇ツなんj校の塾長です」
(´・ω・`)「今日は面接とテストします。ここに自分が指導できる教科を書いてください」
彡(゚)(゚)「ファッ!!担当教科って自己申告かいな」
彡(゚)(゚)「中学5教科に高校の各科目……ワイは高校数学しかできんからなぁ」
彡(゚)(゚)「でも中学ならいけるやろ。全部丸してと……」
(´・ω・`)「紙回収しますね」
(´^ω^`)「やきう先生すごいですね。こんなに教えられる人なかなかいないですよ!最近は教育改革で難しい 問題増えてますから皆さん途中で変えてくれって言うんですよ」
彡()()「」
(´・ω・`)「ではテストです。去年の公立高校入試を英語と数学解いてもらいます」
彡(゚)(゚)「その二つだけでいいんかい。数学は余裕やろ」
彡(゚)(゚)(は?三角形の合同証明、条件足らんくないか?)
彡(。)(;)(面積2等分する直線の式!?こんなん積分使うしかないやんけ!)
彡(゚)(゚)(数学散々やで……英語はいけるやろ)ペラッ
彡()()
(´・ω・`)「ハイ時間です。あとは研修用の動画を見て来週から早速指導です」
彡(゚)(゚)「え、もうですか?」
彡(゚)(゚)(大丈夫かなぁ……なんか思ってたよりテキトーやな)
(´・ω・`)「あとうちは生徒の定期考査の点数が60点下回ったら担当講師を変える契約をしてます。努力してくださいね」
彡(゚)(゚)「こわ、クビとかありそうやな」
彡(゚)(゚)「今日から指導やで!ワイも晴れて先生や!」
彡(^)(^)「美少女といちゃいちゃするでー!」
彡(゚)(゚)「これがワイの指導スケジュールか……」
彡()()「お、女の子おらんやんけ!」
(´・ω・`)「個別指導なのでなるべく女子生徒は女性講師と組むようにしてますね」
彡(゚)(゚)「ほんなら女性講師と仲良くなったろ!」
彡(゚)(゚)「お疲れさまやで!初めてなのでいろいろ教えてほしいです!」
女性講師「あ、えーと研修通りやってればあとはテキトーでいいですよ……」
女性講師「……」サギョウモドリー
彡(゚)(゚)「愛想わるいなぁ」(ありがとうございます!)
彡(゚)(゚)「さて、一発目は中学生に英語やで」
彡(゚)(゚)「よろしくニキー!」
男子中学生「……お願いします」
彡(゚)(゚)「内気そうな子やな」
彡(゚)(゚)「しかもこの単語意味わからんわ中学でこんなんならったけ?」
数か月後
彡(゚)(゚)「指導もなれてきたな」
彡(゚)(゚)「まずは担当の子が塾に来てるかチェック」
彡(゚)(゚)「ちゃんと来てるな、ほないくでー」
男子中学生「あ、先生こんばんわ」
彡(^)(^)「お、こんばんわやでー」
男子中学生「先生ヒカキンの新しい動画見ました?」
彡(^)(^)「見たでめっちゃ寒そうやったな」
彡(゚)(゚)(最初は全然話してくれなったけどいろんな話題ふったらなかよくなったわ)
男子中学生「先生今回の小テストちょっとわからないです」
彡(゚)(゚)「どれどれ、ああこれ出したな。√2って少数でいくらぐらいや?」
男子中学生「えーと、1.4?」
彡(゚)(゚)「せや、だから√2より大きくて一番近い整数って……」
男子中学生「あ、わかった」カキカキー
彡(゚)(゚)(指導前に前回の指導で作ったミニテストの採点を最初にする
彡(゚)(゚)「お、ええやんけほな今日も平方根の問題解いていこか」
男子中学生「うーん……」
彡(゚)(゚)(指導中は生徒を見守りつつ来週のテスト作ったり指導報告をノーパソで打ったりする)
彡(゚)(゚)「2を二乗すると4、3を二乗すると9やろ。つまり自然数は二乗しても数の大小関係は変わらへんのや」
彡(^)(^)「ジャンプの主人公みたいなもんや周りのキャラも修行するけど結局は血筋だから強さの関係は変わらへんみたいな」
男子中学生「えー、例えはちょっとよくわからない……」
男子中学生「でもなら全部の辺で二乗してもいいのか」
彡(゚)(゚)「お、いけるやん!」
彡(^)(^)「よう気づいたなあの変な例えで!えらいやで!」
男子中学生「例えは関係ないですよー」ニヤニヤ
彡(゚)(゚)(指導の際は褒めることを徹底する)
彡(゚)(゚)(あからさまなのは中学生も嫌がるから悩んだ問題は解けたら特に褒める、と)
男子中学生「ありがとうざいました!」
彡(゚)(゚)「遅いから気をつけて帰るんやでー」
彡(゚)(゚)(終わったら指導報告をメールで保護者に報告)
彡(゚)(゚)「今日は平方根の問題を解きましたと、難しい問題も粘り強く解いていました」
女性講師「あ、先生。指導報告打つときはテキストファイルにテンプレ作っておくと便利ですよ」
彡(゚)(゚)「なるほど!確かに!」
彡(^)(^)「ありがとうございますやでー」
女性講師「やきう先生と生徒の話たまに聞きますけどおもしろいですね」
彡(^)(^)「先生もパンツスーツエロいし眼鏡もぐっときますよ!」(いえいえそんな!)
彡(^)(^)「今日も指導終わったでー!」
(´・ω・`)「あ、先生。今度から女子高生に数学を教えてもらえませんか?」
彡(゚)(゚)「え、いいんですか?」
(´・ω・`)「高校数学できる先生が少ないのでまぁやむをえないですね」
彡(^)(^)「やったやで!」
彡(^)(^)「こんばんわやでー!」
女子高生「あ、よろしくおねがいします」
彡(^)(^)(地味目に見えて顔立ちのきれいな娘やなぁ)
彡(^)(^)(胸もワイ好みに膨らんでるし夏服になったらエロいやろなぁ)
女子高生「……」チラっ
彡(゚)(゚)「ほなやっていこうか。君は高2やな文理どっち?」
女子高生「理系です。この前模試あったのでわからなかった問題教えてください」
彡(゚)(゚)「三角関数か」
女子高生「sinθ=tにおいてみたりしたんですけど出来なくて」
彡(゚)(゚)「あーこれはとりあえず合成して」
女子高生「なるほど……最大値はsinαですよね?でもαが何度かわからないです」
彡(^)(^)「そこがこの問題のミソやね。sinαの値は先にもうわかってるやろ」
女子高生「……あ!三平方の定理ですか」
女子高生「むずかしいですねー,あやにはできません……」
彡(゚)(゚)「まー慣れやな、数学はパターンを理解して覚えるのがコツ」
女子高生「先生〇〇(地元駅弁)大学ですか?」
彡(゚)(゚)「せやでセンター数学は9割や二次試験は満点やったな」
女子高生「すごいですね!かっこいい」
彡(^)(^)「でも所詮○○大学やからな。ワイは一芸に秀でただけやねん」
女子高生「ならこれも解けますね!!この問題なんですけど……」
女子高生「ありがとうざいました!」
彡(゚)(゚)「気を付けて帰るんやでー」
彡(゚)(゚)「模試の成績見たけどあの子偏差値70やったな」
彡(^)(^)「教え甲斐もあるしかわいいしホンマいいバイトやな!」
女子高生「こんばんわー」
彡(^)(^)「こんばんはやで」
女子高生「……」チラっ
彡(゚)(゚)「ミニテストの採点やで……」
彡(゚)(゚)「あ、赤ペン忘れたちょっと貸して」
女子高生「はーい」
彡(゚)(゚)「うーん、惜しいな。変数条件が微妙やから95点や」
女子高生「えー、100点にしてくださいよー」
彡(゚)(゚)「ミニテストやからよくない?」
女子高生「だめです!そもそも先週そんなことおしえてくれませんでしたよ!」
彡(^)(^)「しゃーないな」
女子高生「疲れたのですこし雑談しませんか?」
彡(゚)(゚)「そういうのはワイが決めるんやけどな」
女子高生「あやって頭いいですよね」
彡(゚)(゚)「頭いいやつは自分で言わないけどな」
女子高生「なんでですか?」
彡(゚)(゚)「自分で言わないほうが得が多いやろ」
彡(゚)(゚)「頭いい奴はそういうところまで合理的やからな」
女子高生「ならあやは頭いいですねーめっちゃ合理的です」
彡(゚)(゚)「そうなんか?」
女子高生「確率ってちょっと苦手ですねー特に条件付確率」
彡(゚)(゚)「ああ、それな。あれは事象の起きる順番が大事でな」カキカキ
彡(゚)(゚)「結局起きる順番入れ替えてもP(A)⋀P(B)は変わらないんや」
女子高生「あ、わかったこれから公式ができてるんだ」
女子高生「女子ってめんどいですよねー」
彡(゚)(゚)「そうなんか?ワイは陰キャやからわからへん」
女子高生「先生彼女いないんですかー?」
彡(-)(-)「ちょ、そういう会話は塾長に聞かれたらまずいで!!」
(´・ω・`)「……」
女子高生「こんばんわー」チラっ
彡(゚)(゚)「そろそろ中間考査やろ?対策しよか」
彡(-)(-)「60点下回ったら先生交代やから気をつけるんやでー」
女子高生「大丈夫ですよ!任せてください」
彡(^)(^)「ハハハ、あやちゃん頭いいらしいからな」
女子高生「……そーですよー」
彡(゚)(゚)「テスト返ってきたら見せてな報告しなアカンから」
女子高生「あやも○○大学いこうかなって思い始めてて」
彡(゚)(゚)「え、もっといいところいけるやろ」
女子高生「医学部とかでよくない?それに知り合いいたほうがいいし」
彡(゚)(゚)「医学部か、なら頑張らんとな!!」
女子高生「……」
女子高生「試験の時わからない問題ってどーやればいいですかね」
彡(゚)(゚)「うーん、まずな問題文をもう一回読む。見落としがあるかもしれないしな。その後知ってる解法を全部試す。あれやったかこれやったかってな。それでも無理なら......」
女子高生「無理ってこと?」
彡(゚)(゚)「いいや、諦めたらダメやで。都合よく解釈してわからないなりに答えを出すんやこれが大事やで当たるかもしれんしな」
女子高生「......なるほど」
彡(^)(^)「最近バイト楽しくて仕方ないな」
彡(^)(^)「あやちゃんのおかげやで!ほんま」
彡(^)(^)「こんばんわー!」
女子高生「……こんばんわ」チラっ
彡(゚)(゚)(ん、テンション低いな)
彡(゚)(゚)「今日はおしまいやで」
女子高生「……ありがとうございました」
女子高生「あとこれ」
彡(^)(^)「お、テストやんけ!何点や!」
彡(゚)(゚)「え、57点……!?」
女子高生「……最初61点でしたけど先生が採点ミスに気付いて4点下げられて」
彡(゚)(゚)(確かに赤い61点が線引かれてピンクの57点になってる……)
彡(゚)(゚)「……す、すまんかったワイの指導が悪いばかりに」
彡(。)(;)「こ、この1問が4点やったんか!これさえあってれば60超えたんか!」
女子高生「……先生は悪くないですよ」
彡(。)(;)「……」
彡(。)(;)「塾長、ワイ担当変更ですか?」
(´・ω・`)「そういう契約ですから」
(´・ω・`)「でも先生はよく教えてたと思いますよ。テスト見せてもらいましたけどミニテストや指導した時には解けていた問題が多かったですよね」
彡(。)(;)(そうや......あやちゃん指導の時には解けてたやん。だから余計油断してたというかこんな事になるとは...............)
(´・ω・`)「まぁ生徒が伸びるかどうかは実際我々にはどーしようもありません。先生にはまた高校生を頼みますよ」
彡(。)(;)「ううっ......なんでや」
女性講師「............やきう先生」
彡(。)(;)「小木先生............」
女性講師「わからない問題があるときはどーするんでしたっけ?」
彡(。)(;)「?」
女子高生「今日は最後ですね。本当に先生には感謝しかないです」
彡(゚)(゚)「......こちらこそありがとう」
彡(^)(^)「それじゃ始めるで!」
女子高生「.........」チラッ
女子高生「ありがとうございました」
彡(゚)(゚)「よし、ほな来週からは別の先生が教えてくれるから」
女子高生「はい」
彡(゚)(゚)「楽しかったで!妹が出来たみたいやったわ!ワイ一人っ子やから」
女子高生「......妹は、不満です」
女子高生「はやく彼女作ってくださいね」
彡(゚)(゚)「でもワイ陰キャやから」
女子高生「ハハハ」
彡(゚)(゚)「それと」
彡(^)(^)「もうわざと60点下回るようなことはするなよ」
女子高生「...............」
女子高生「えっ? 」
彡(゚)(゚)「貴重な成績を無駄なことにしたってホンマもったいないわ」
女子高生「言ってる意味がわからないですよ先生」
彡(゚)(゚)「まずな」
彡(゚)(゚)「どーしてもわからなかったんや。頭のいいはずのあやちゃんが、解けてた問題をしかも定期考査レベルで間違えるなんて」
彡(゚)(゚)「だからもう一回状況整理して考えてみたんや」
彡(゚)(゚)「テストの点数、61点の色と57点の色が違うのは別の日に採点してもらったからやろ」
女子高生「そうかもしれませんね」
彡(゚)(゚)「ワイが考えてるのはな。返却時に書き直してもらったってことや」
女子高生「......」
彡(゚)(゚)「返す時に採点ミスないかって言ってな。だから点数下げるときは自分から申し出てるはずやねん」
女子高生「だからわざとってのは弱くないですか?」
彡(゚)(゚)「でもあやちゃんはミニテストでさえも満点にこだわってたやん。ワイのミスを指摘してまで」
彡(゚)(゚)「そんなやつが先生のミスで点数下げると思うか?採点ミスした方が悪いって言ってそのままにしとくやろ」
女子高生「.........へぇ」
彡(゚)(゚)「ワイは思ったんや。なんで57点なのか、あと1問で61点。なぜギリギリなのかってな」
彡(゚)(゚)「点数わざと下げるにしてもギリギリを狙いたいよな。だってアホらしいしなるべく点数は高いほうがいい」
彡(゚)(゚)「でも配点は書かれてなかったんや。書かれてれば59点狙えて、採点し直しで疑われることがなかった」
彡(゚)(゚)「59点狙った結果が61点だったんやないか?」
女子高生「............」
彡(゚)(゚)「だって黙って61点ならワイの.........ワイの担当は.........」
彡(。)(;)「変わらないやん……」
女子高生「............」
彡(。)(;)「そんなんワイが嫌やから変わって欲しいってことやろ!!そういう意味でわざと下回ったんやろ!」
彡(。)(;)「なんで嫌って言ってくれなかったんや……なんでそんな無理したんや.........」
女子高生「............あやは合理的ですから」
女子高生「......直接言ったら傷つくでしょ先生が」
彡(。)(;)「今だって……」
女子高生「うまくやれれば嫌いって知られずに変われたのに」
女子高生「頭いいって損ですね」
彡(。)(;)「……」
女子高生「先生さようならありがとうございました」
彡(。)(;)「……」
女性講師「やきう先生やめたんですか?」
(´・ω・`)「うー,彼はだいぶ堪えてたようだね」
女子高生「こんばんわー」
(´・ω・`)「あ,才川さん今日から新しい先生に変更ね.うちとしても申し訳ないと思ってるので,次の先生から頑張ってください」
女子高生「はい」
女子高生「.........」
女性講師「ねぇ1ついい?」
女子高生「なんでしょう」
女性講師「わざとやきう先生に気づかせた?」
女子高生「え」
女性講師「あなた合理的なんでしょ?それならわざわざあんな回りくどい手を使わなくていいじゃない」
女子高生「聞いてたんですか?それなら先生に直接言うのは躊躇われたって」
女性講師「嫌いなのに?早い話,気付かせた方がより傷つくと思ったんでしょ,その方が合理的だし」
女子高生「......すごいね先生,でもわかるでしょ先生なら嫌ってる理由まで」
女性講師「ああ,あの先生はね.女の子の近くに来られてジロジロ見ることができるの嬉しかったんだろうけど」
女性講師「自分も見られてることに気づくべきよね.あなたも災難よ.だってあの人」
女性講師「あなたの指導の度,股間を膨らませてたもんね」
おわり
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