人嫌いの加工術師

ジョーカー

用語説明

 『人嫌いの加工術師』の用語を随時綴ってきます。


加工術……特殊なインクで特殊な効果をもつ記号を記す術のこと。これに記されたものに魔力を流すと魔法となる。〈追加〉新しい加工術は神に認めてもらわなければいけないことになっている。


加工術師……加工術を記すことを生業とするもの。優秀な加工術師ほど、複雑な記号や、オリジナルの記号や、さまざまなアレンジをすることが可能となる。


加工術師協会……加工術師のギルドのようなもの。ギルドとは違い、組織自体は1つで、誰も知らない場所に本部が存在し、さまざまな国家に支部がある。この協会に加入していると、さまざまな特典を与えられ、どこでも仕事ができるように配慮される。その代わり、少なめの手数料をとられたり、ノルマが存在するため、独立している加工術師もいる。


加工するためのツール……代表的なものはペンだが、最近は画面に描いたものを一瞬で記してくれる、まるでデジタルのような機械も存在している。魔力に反応するインクでないと、加工術は成功しない。インクの原料はマ草というそのままの名前の草である。


魔法……加工術で記されたものに魔力を流した時に発動する特殊な効果。


魔臓……魔力を生成、貯蔵する器官。人や亜人によって形や大きさなど違い、場合によっては生まれながら存在しない者もいる。特に人間は魔臓がない者が多い。


魔法戦士……魔法で戦う職業。


魔法剣士……魔法と剣で戦う魔法戦士を魔法剣士と呼ぶ。優秀な魔法剣士は剣に魔法を纏わせながら戦う。


魔石……魔力が無くても、魔法を使うことができる、魔力を有している石。魔力の素である魔素が多いところにある石が長い年月を経て魔石となる。そのため、魔石には様々な種類と色が存在している。種類や吸収した年月によって魔力の量はかわる。使い捨ての安価なものや、周りの魔素を自分で吸収してくれる高価なものとピンキリである。魔石の原石から、種類によって宝石のように加工される。魔石には宝石も魔石になるものがあり、その魔石は当然高価である。加工術によってつくられた人工の魔石や、石以外のものも存在している。


収納魔法……無限に収納する事ができる魔法。時間も停止するため、食料の保存にも使われる。通常は、カバンやポーチなど、人によって変わる。魔力が使えない人の場合は、魔石に収納の加工術を施し、通常は発動しないように、魔力を感知させない札を貼っている。


シャドーモンスター……最近出現するようになった謎の影のモンスター。ドラゴンの場合はシャドードラゴンというように、シャドーと種族を合わせた名前で呼ばれる。通常のモンスターより強く狂暴なモンスター。



魔石通信機……魔石で動き、魔力版の電波でウェブサイトとメールのようなものにアクセスできるパソコンのようなもの。小型も存在している。システムは加工術によって施されている。


魔波……魔力版の電波。魔石の大結晶から魔力を加工術で魔力の波となる。各地の魔波発信所から発信される。


魔波調理器……いうなれば電子レンジのようなもの。魔波によって温めたり、冷やしたりすることができる。


魔石通信局……現代でいう所のサーバーのようなもの。膨大な情報を保存している。ところによって、個人でサーバーを作っているところもある。


魔術……加工術で発動しない魔法。詠唱してもしなくても発動する。加工術の魔法よりも強力な魔法。その代わり多くの魔力を消費し、ダメージを喰らう。そのため、禁忌の魔法として人間が使用することは禁じられている。本編ではなるべく、加工術の魔法のことを言う場合は魔法、加工術をつかわない禁忌の魔法のことを魔術と記している。


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