秋色手紙





嵐の足跡

辿る道

落ち葉蹴る影

ただひとつ

漂う気配

見えないフリした




触れる風

溶ける気配

くすぐる鼻頼りに辿る道

落ち葉蹴り上げ風を切る

息を切らして

息を切らして




優しい香りが手を振った




金の花道

木の葉すり抜け

屑が舞う




辿り着いた 秋の便り


頬を緩めた 秋の香り










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