夕日の唄





茜色に染まる河川敷

うな垂れて歩く僕を染めて


途方も夢も生きる意味もないような僕の人生

行くも止めるもさして変わりない僕の人生


それでも諦めきれない微かな意地で紡いだ言葉が

いつしか僕が生きる意義となり


茜色に染まる河川敷を

涙を堪えて歩く君に届いて

その心にそっと寄り添えたなら



それはきっとこの上なく幸せなことだ



そんな事を思いながら

茜色に染まる河川敷を僕は歩く


何処へ行けるかはまだ分からないけれど


それでも

それでもいい


これからも僕はこの道を歩いて行く


僕の言葉を歌っていく









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