あの日見た夢のお話






雨の季節に出会った君

雨に輝くように笑う君

川ではしゃいで無茶をして

僕を困らせてはまた笑って

つられて僕も笑顔になって

強張っていた心が解けていく



抱きしめた身体の温もりに

生きていて良いんだと思えたんだ



楽しければ笑えばいい

悲しければ泣けばいい

泣いて泣いて

もう泣けないってくらい泣いたら

また笑えばいい



そう言いながら

雨で遊ぶ君がとても綺麗だった



君は僕の光だ



やっと見つけた光

この手でずっと守っていきたい

そうやって生きていくのも悪くないな

僕は僕を諦めずに生きていく




時折寂しげに笑う君の

その手をとって

そっと笑って

これからも一緒に生きていこうと

そっと言って

泣きながら笑う君を

そっと抱きしめた








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