第7.5話 断章2 「救援へ」 後編

「ヴァルクライム殿、どうやら傷の方は良くなられたようですね」

 穴から這い上がると、まず最初にリザードマンの従者は心から気遣うように言った。他人としての両者の間に根強く燻っていた蟠りの残りが、すっかり取り去られたように感じた。ヴァルクライムも、この不動な実直さを備えた領主の従者には好意を抱いていた。ヴァルクライムは笑みを浮かべて相手に頷いた。しかし、その実、胸中には複雑な思いが渦巻いていた。これから彼をある場所に誘うのだが、そこでこの魔術師が自ら行うことこそは、せっかく打ち解けた関係に早々と水を差すことに違いないからだ。

「ロブ殿、さっそくだが貴殿に見せたいものがある。これはある意味では吉報だろう。しかし、もう一つ、貴殿が私に対して疑念を抱かれるとすれば、それは致し方の無いことと、私はそう覚悟している」

「穏やかではありませんが、案内して頂かなねばならないようですね」

 リザードマンの従者は蜂蜜色の瞳を訝しげなものへと豹変させながら、冷静な口調で言った。

 ライラと並んで先に立ち、2人はロブを祠の外へと導いた。そこから注意深く目を凝らせば、目的のものを捉えることも可能だ。そしてロブは前方を見詰めて驚きの声を上げていた。

 オーガーどもに乱雑に均された平野の先には、漆黒の甲冑が崩れ落ちている。悲運な騎士キリオンは、甲冑だけを残して空のどこかへ消えていったのだ。その砂粒のようになった呪いと悪意とが再び出会うまでの数百年間だけ、彼はおおよそ彼らしくない暴威を振るうこととは無縁の存在でいられるのだろう。そして黒に染まった彼の命を奪ったのは、ヴァルクライムの火の魔術であることは明白である。敵の放った闇がこちらの身体を侵食し、迫ったのと同じく、火の魔法は敵の顔を焦土へと変えるまで侵略し続けたのであろう。ヴァルクライムはライラという幸運なる「娘」のおかげで助かったが、キリオンはそうはいかなかったということだ。

 無造作に横たわる甲冑を、ロブは穴の開きそうなほど見下ろした後、一つだけ損壊が激しい兜へ目を移していた。

 辛うじて兜の名残はあるが、溶けて冷え固まった鉄の塊に成り果てていた。狂った英雄の素顔を拝むことができなかったが、それで良かったのだろうとヴァルクライムは思っていた。キリオンは偉大な英雄なのだ。そしてこれは言うなればキリオンの形を借りた憎き悪霊に相違ない。英雄足る功績を知りつつも、彼の呪われた素顔のみを記憶に残すことは、一種の冒涜的な行為に当たるだろう。

 地に転がる篭手の側に、目的の剣はあった。長く厚く、そして幅のある刀身は、黒のような紫色という闇を象る色に染まっている。鍔は大きな鳥の両翼のような形をし、続く握り手は、がっしりとしていた。ヴァルクライムが妖剣ギラ・キュロスの側に屈みこむと、ロブは慌てて、こちらの正気を疑うような叫びに近い声を発した。

「まさか、まさか! あなたは何を考えているのですか!? それに触れたが最期、ここに倒れる英雄のようになってしまうのかもしれないのですよ!?」

 当然の言葉だが、その口調から、相手が予期していたことを軽く上回ったことだけは確かだ。ロブは非難がましく言葉を続けた。

「それに、あなたはこの剣に身を切られたではありませんか!? ライラ殿が居られなければ……私は断言しますが、あなたは既に亡くなっていたはずです! 傍から見ていた者としては、それほど酷い状況でしたよ!」

 彼は援護を求めにライラの方を見たが、彼女の表情はまるで涼やかであった。そのため、ロブは二人との温度差に困惑し、自分自身の正気を疑うように呻いた後、押し黙ってしまった。ライラが促すようにこちらを見たので、ヴァルクライムは若いリザードマンに対して仔細を述べることにした。

「ロブ殿、驚かせてしまって、まずは心から申し訳なく思う。しかし、我々……いや、我が仲間の一人にしてみれば、これこそ授かりものと云うべき代物に値すると、私達は考えたのだ」

 ヴァルクライムは立ち上がりながら、クレシェイドの姿を思い浮かべていた。彼が己の運命に立ち向かい、その命と、もう一人の少女の身を救い、取り戻すには、まずは大いなる武器が必要だ。彼が語っていたマゾルクという相手は、まず人の姿を持ちながらも異質な存在なのだろう。根本的には魔術師なのだろうとも感じたが、それだけでもヴァルクライムは畏怖を覚えていた。まるで古代から生きているような相手か、あるいは言うなれば神に等しい力を持ち合わせているのだろうと彼は考えていた。そのような英知に溢れるであろう存在に対して、近代の非力な魔術で決死の勝負を挑むなど愚の骨頂である。そうなれば、残されるのは戦士の力のみということだ。ティアイエルの精霊魔術のおかげで、クレシェイドの原動力である闇の力は、植えられた精霊達によってほぼ無尽蔵に蓄えられつつある。現に、クレシェイドは己の力が著しく増すという現象に遭遇し驚いていた。長所は伸ばせるだけ伸ばすものだ。戦士は肉体的な力を鍛えれば良いのだが、クレシェイドの場合は血とも脳とも精神ともなる鍛えようの無い闇の力を引き上げることでしか手段がないのだ。邪竜の影響で闇を喰らい、それに染まった妖剣ギラ・キュロスは、彼自身に最高の実力を発揮させる鍵になるはずだ。ふと、ヴァルクライムは、クレシェイドの隣でマゾルクと対峙する己の姿を思い浮かべていることに気付いた。そして、それが自分の決意であることを確信したのだった。

 戦士の短所を補うのは結局のところ魔術師の役目だ。

「更なる仔細をお尋ねするつもりは無いですが、そのお仲間というのはクレシェイド殿のことだろうと私は推測します。あの方以外にこれほどの剣を扱えそうな方は見当たらないですし、戦士とはいえ神官の力を持つライラ殿は、自ら闇の力を頼るとは思えませんし……。しかし、ヴァルクライム殿。あなたが、その剣にほんの僅かにでも触れた結果、お嬢様や、サグデンの領内に対し、ささやかでも反旗を翻す形を取られるような姿になってしまったのなら、私は迷い無くあなたを討たねばなりません。そして今は、まだお嬢様の捜索の最中です。つまり私もまだ死ぬわけにはいきません。あなたが、自我を失った瞬間に、私は即刻あなたの首をこの斧で刎ねるでしょう。剣に触れたならば、以上のことを承諾したという表明として受け取らせていただきます」

 ロブは凄む様子も見せずに、淡々と、時に僅かに怒りか悲しみかの感情の端をちらつかせながらそう述べた。

「もっともだ」

 ヴァルクライムは真剣な表情で応えた。ロブに対する感謝と敬意もあったが、実際にはこれから自分自身が剣に触れるということに対しての、幾許かの動揺を抑え込むために取り繕った仮面でもあった。

「ライラ、全ては今のロブ殿の言葉に従ってくれ。私が闇の力を前に敗退したらすぐさま斬れ」

「わかっている」

 ライラはそう答え、幾分感情の篭った眼差しと共に言葉を続けた。

「必ず成功させろ。お前は我々にとって替えの利かない魔術師なのだからな。それに死んだら私達が皆が泣くぞ」

 その言葉は素直に嬉しかった。そしてヴァルクライムは覚悟を決めた。

 闇を制し飼い馴らすには、自らもそう変化するしか道は無い。

 まずは身体中の力を闇に変えるべく、その調べを口ずさみ、続いて左腕を頭上高く掲げる。口調は自然と重厚で力強いものへとなってゆき、短い旋律を繰り返し唱えている。それに連れて、身体の中から己を形成するあらゆる力が硬直し、それらは全身の隅という隅から、脈動しつつ蛇のように蠢き、空へ伸ばしている左手へと集おうとしている。魔力を生成する際、火や氷などそれらの大半が同じような動きをしている。ただ違いを上げるとすれば、それらの重さだ。例えばヴァルクライムの場合は、炎はまるで紙切れのようで、吹けば飛ぶように形として外側へ出すことが出来る。しかし、逆に一番の重量を誇るのが、闇の魔力であった。これの重さは、例えるならばロブの手にしている巨大な手斧に相当するだろう。そして痛みは伴わないが、非常に難産であった。彼の体力は万全ではないが、ライラの治療のおかげで疲労の波は大きく後退していた。ともかく、これだけで気を失うような無様な結果にならないと推測していた。

 左腕には闇の魔力が集結し始めていた。それらは骨に沿い、全身の肉の中を水のように浸透し突き進んでいる。彼は詠唱を続け、鉛の棒となりつつある左腕をしっかり踏み止まらせた。そして微塵の手応えも無く、気付けば手の平には黒っぽい紫色の濃い闇が、炎のように揺らめいていた。

 仲間の二人の視線を感じながら、彼は改めて黒く染まった巨剣の上へ屈んだ。そしてその柄に手を伸ばし始めようとしたが、先手を打ってきたのは剣の方であった。

 まるで強力な磁石のようであった。彼の左腕は剣に吸い寄せられていた。同時に、剣は彼の手の先から剥ぐ様に闇の炎を吸引してゆく。ヴァルクライムは両足で踏み止まり、声高にそして早口で詠唱を口ずさみ続けた。そうしながら鼻息で短い拍子を打って、左腕の筋力を魔術でより強固にした。そして思った。邪竜デルザンドといえど、この剣の前では予想よりも遥かに無力だったのではないだろうか。ヴァルクライムはあくまで磁力に逆らいながら、ゆっくり慎重に手を柄へ伸ばしていた。

「もう止しましょう! 例えあなたが剣を手に出来たとしても、この捜索の旅路の間に、あなたは全ての力を奪われ、それこそ日干しのようになって死んでしまいますよ!」

 ヴァルクライムの隣でロブが悲痛な口調で訴えていた。そしてライラも反対側で不安げに述べていた。

「聖なる光りは、闇を中和する。もしかすれば、私こそがその剣を握るべきではないか? そして然るべく時にクレシェイドに渡せば……」

「いや、ライラ。そうしてしまうと剣の闇がどれほど失われてしまうのか見当がつかない。今でこそ、クレシェイドが得るべき必殺の武器となっているのだ。彼の挑む敵は強大だ。これだけの力でも通用するのかさえ危いかもしれない」

「しかし、このままではロブ殿の言うとおり、旅の途中で、お前が闇に取り殺されてしまうのは明白だぞ! ここで速やかに手を引いたところで何も恥に思う必要はない!」

 ライラが叫び、ヴァルクライムは彼女の顔を振り返った。またも切れ長の瞳を怒らせながらも、双眸には涙を覗かせている。本当に純真な娘だ。だからこそ、今度こそ幸せになってほしい。そしてふと考えた。あるいはマゾルクとやらは全世界のとって隠れた脅威にも他ならないのではないだろうか。つまりは、この不憫な娘がせっかく輝き羽ばたこうとすることを、直接的にも間接的にも阻む存在にもなり得ると言う事だ。数百年の間、クレシェイドの前にもほぼ姿を見せず、奴は何処で何をしているのだろうか。気ままな隠遁暮らしというわけでもあるまい。奴は天地を揺るがすほどの力を秘めているのだろうから、その力を持て余しながら、無限に生きようなどとは、その気持ちが耐えられぬではないだろうか。考え過ぎかもしれないが、可能性としては、軍隊を編成しているのでは、ということが一番合点がゆく。そういえば、クレシェイドが言っていた。村人をアンデットと化し使役したと。

「ヴァルクライム殿、思い留まられるなら、私はその御意思を尊重しますよ。ライラ殿のおっしゃるとおり、傍から見ている我々にも、あなたが行っている事の凄まじさがありありと伝わってきています。これは人やリザード、その他、この地に生きる全ての善なる者達にとっては、触れえられぬ事、抗い難い事の一つなのだと思います。いえ、そうですとも、我々には不可能な代物なのです!」

 ロブが不安げな口調で心からの説得を試みてきた。

「クレシェイドの剣なら他を当たれば良い。かつて私が手にしていた神の槍ソリュートのように、世界に歴史が続く限り、偉大な武器は現れ続け、然るべく場所で正当な持ち主を待ち望んでいるものだ。私達は冒険者なのだから、遺跡を巡り、世界を踏破すれば良いではないか!」

 ライラもそう声を上げていた。ヴァルクライムは無意識の内に頭を振っていた。彼の心は焦りを帯びていた。この機を逃すことこそが、善なる者達の破滅を確定させてしまうのではないか。友を戦いへ誘う様で気が引けるが、クレシェイドには、この私と共に彼の敵に挑み、討ち果たしてもらわねばならん。そうしなければ、また血と死と悲鳴に染められた時代を、再び彼女に見せることになる。

「私は剣を手に入れる。二人とも、手筈通りに頼んだぞ」

 彼は改めて闇の旋律を口にし、繰り返し続けた。再び身体の内側を尾を引くように蠢きながら、己の体力と気力とを糧とした闇の蛇達が、杖腕を目指して集まろうとしている。間もなくそちらの手の平も、紫色の揺らめきに包まれた。大地に横たわる妖剣はそちらの贄も強烈に欲した。杖腕の闇の結晶は細い煙となって早くも剣の方へと靡いている。闇を喰らい、無限大の暗黒へと永久不滅に変貌を遂げ続ける、剣の中の冥王というべきか。程なくして、手から流れる闇の魔力の先端は、剣の柄へ到達し、こちらの腕を捥ぎ取ろうかというほどの勢いで引き込み始めた。ヴァルクライムは懸命に足を踏み止まらせつつ、両手を剣の柄へと慎重に伸ばし始めた。

 彼は再びキリオンのことを考えていた。変わり果てようとする妖剣を前に、あの悲運な英雄の心情はどのようなものであったか。無論、黒く染まる刃を見て、ただ死を覚悟しただろう。そして彼の辿った末路と、その変貌振りを前にしても、この剣はただ嘲笑うように後々までもその手に収まり続けていたのだ。

 正に性悪な剣だな。しかし、少しの間だが、この私が新たな主となるのだ。やがては我が友が貴様を手に取り、その卑しき気質と食欲とをものともせずに、それはそれは屈辱的なほど軽々と扱ってくれるだろうよ。その有様を目にするためにも、私は断じて屈せぬぞ。むしろ、我が友のために少しばかり貴様の腹を膨らませてやれるかもしれんな。

 ヴァルクライムは胸に秘めた策に従い、頃合だと判断して、左手を染める己の放った魔力を打ち消した。杖腕の右手が、がっしりとした太い金属の柄を握った。途端に全ての指が吸い付かれるように柄にくっついた。ヴァルクライムは、ここで剣の本当の力を思い知った。身体中に生成したばかりの闇の魔力が、否応無く腕を伝って、剣の柄に流れてゆく。その度に闇は刀身を黒く厚く覆うのであった。そのため、刀の上には闇の塊が棍棒のように不細工な形になって膨れ上がっている。

 早くも彼は身体の感覚を失いかけていた。しかし、剣を握る腕の感覚だけはしっかりとしていた。まるで脳みそや心臓までもが魔力と共にそちらへ流れていってしまおうとしているかのようであった。

 ヴァルクライムは己の意地を示すべく、どうにか不敵な笑みを浮かべてみせた。そして声を荒げて彼は狂喜に吼えた。

「ギラ・キュロス! 貴様が相手にしているのは魔術師だ!」

 ヴァルクライムは、刀身を胸元へ引き寄せ、刃の先端にもう片方の手に握った杖の先を置いた。途端に、身体を雷に打たれるような衝撃が走った。視界が白黒し、血管は浮き出て沈み、腱や筋も不規則に脈を打っている。しかし、ヴァルクライムは朦朧としながらも己の計略が当たったことを確信した。彼は剣に蓄積される闇を、その身を挟んで循環させたのである。ギラ・キュロスは旺盛な食欲故に、糧となるべく闇は刀身に降り積もり順番が来るのを待っている。それに手を触れるということは本来ならば、直接闇に侵食され、意識や内臓に支障をきたし、時には破綻し、敵の邪悪な意思にも乗り移られ、強力な呪いに狂わされることになる。しかし、強欲な剣はヴァルクライムを呪う以前に、魔力の闇を再び食らおうと吸い込むのだ。そして吸い込まれようとした闇の魔力は、剣を伝い、そのまま切っ先に触れた素手を呪おうと方向を変え、再び腕から身体を伝って腕へと抜けようとするわけだ。

「ヴァルクライム、無事なのか? やったのか?」

 ライラが急き込みながら数歩ほど迫り尋ねてきた。それに連れてヴァルクライムも幾歩ほど後退した。彼女は深刻そうに表情を歪めた。

「ひとまずは、不用意に私には近づかない方が良い。つい、よろめいて私がお前に触れたときには、きっと身体は抗う間もなく呪いに満たされるだろう」

 そう答えると、彼女は納得するように頷いた。おそらくは呪いの影響だろうが、彼の視界は一瞬だけ暗くなり、共に意識も遠退いた。しかし、一呼吸の後に視界も意識もある程度は元に戻った。おそらくは今後は不規則にこの現象に悩まされるのであろう。クレシェイドに渡すか、アルマンの魔術師ギルドに預けるかするまでは。

「よくわかりませんが、成功したということなのですね?」

 ロブが恐れ慄く様に尋ねた。

「いかにも」

 ヴァルクライムが堂々と応じて、ニヤリと微笑みかけると、リザードマンの従者は大きな目を殊更盛大に丸くしてみせ、感嘆と安堵の息を吐いていた。

「斧を振るわずに済んで、私は心底安心しておりますよ」

 その疲労に苛まれた声を受け、ヴァルクライムは思わず笑いの発作に襲われた。次期にライラとロブの声も加わり、その笑いの渦は森中を巻き込んだかのようにも思えた。しかし、広大な静寂に包まれた森の中にあって、あくまでそれは羽虫の如く小さな変化に過ぎなかった。変わったことといえば、数羽ばかりの鳥を恐慌に落とし入れ、何処かの木から飛び発たさせただけである。

 そうとも、何も変わらぬ。我らは手探りでこの森に挑まねばならぬのだ。

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