第4話 変化する美貌を持つ君へ

 君は外見からはわからない、美しさを持っているんだ。

 それは、君の内側を覗き込まなければわからないものなんだ。


 僕は君の内面を覗き込むたびに声も失い、時間を忘れてしまうほどに見とれ、見続けてしまうんだ。

 君は気まぐれで、くるくるとその美しさを変化させていくんだ。


 でも、どんなに変わっていっても、そのどれもが美しくて魅入ってしまう。


 でも、ほとんどの人は君の美しさの秘密を知らない。

 君は自分の魅力を自分の中で幾重にも映し出しているだけなのにね。


 そうだよね……



















万華鏡

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