第8話 取り合えず、二人でサバイバル2

 俺にも色々思うところあって、取り合えず深謝をする事にした。

 「ごめんなさい、俺が全面的に悪い!!」

 「そこまで真摯に謝らなくていいです……」

 余りに俺が、真剣に謝り過ぎと思ったのか。彼女は謝罪を受け取って、くれたみたいである。改めて彼女を見ると、俺が176センチ身長が有るので、目線は頭一つ分低く。俺の首、位の位置に頭があり引き籠りなのか。顔の血色が良くなく。真っ白い肌を覗かせている、目元に隈も飼っており。不健康な生活が顕著に見て取れた。そんな彼女の容姿を見ていると、何だか女性?に対していけない気持ちになっていたのだが……突如として突風が吹き荒れた。

 「ウッ!!」

彼女が風に耐え、こちらとしてはその仕草に。手でムカつきを隠せないのだがスカートの端を摘み捲れないように、努力しようとする刹那俺は見てしまったのである。妙に手の込んだ作りの、男を魅了するための黒い下着を。

 「おえぇえええええー!!」

俺は、心臓、腎臓、肝臓、胃、はたまた膀胱まで口から出てしまわんばかりに嘔吐した。嘔吐してる最中に何度もフラッシュバックしながら……

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る