苦労は買ってでもしろ
そんなわけあるか。そんな必要はない。
実際にそんなことを言う人は、本当に苦労したことがないからだ、と私は思う。
と、前置きはこのくらいにして、私が記憶に残る中での人生の苦労話を。
妻氏と結婚する前、面白いからやってみと渡された幻想水滸伝1・2。その中にタイ・ホーというキャラがいるのだが、こいつを仲間にするのに本当に苦労した。チンチロリンというサイコロを使ったミニゲームをするのだが、これに勝って1000ポッチ(ポッチ=ゲーム内通貨)以上を獲得しなければならない。ふーんと思いつつ開始してみると、本当に勝てない。全然勝てないのだ。手持ちのポッチも無くなり村の外に出て敵を倒し金策して戻って再開。勝てない。ポッチがなくなる。村の外に出て金策。戻って再開。たぶんこれを10往復くらいしたんじゃないだろうか。簡単なようで意外と時間がかかり、やる気がなくなってきた頃にようやく仲間になった。この話を妻氏にしたら、そんな苦労はしたことがないという。
以来我が家では、年に数回話す苦労話となった。
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