嬉しかったこと
素直に嬉しかった。
私は以前勤めていた会社(小さい中小企業)で、総務部所属であった。そのとき一度だけ新人教育担当をしたことがあったのだが、教育期間が終了して間もなく私が退職してしまったので最悪の新人教育担当だったろうなと、彼らの新しい人生のスタートを預かった身として今でも後悔している。
そんな新人のうちの1人が、数年前遠方に転勤させられていたのだが、この6月にこちらに戻ってきたという。いや、戻ってくるらしいという情報は事前に掴んでいたし、彼が去っていくときもまた戻ってきたらよろしくお願いしますと言ってくれていたのだが、それは社交辞令だと思っていた。
そんな彼が今日(22日)連絡をくれた。無事に戻ってこられました、と。彼のためには転勤したままの方が待遇も良かっただろうし、戻ってきたあとの方が色々と大変なはずなのに、だ。私は誘ってみた。もう少し暑くなったら、暑気払いしたいから、誘っていいかな?と。彼はよろしくお願いします。楽しみにしています。と返事をくれた。私が担当した社員教育は、初めてのことだったとはいえロクなものではなかったはず。なのに彼はわざわざ連絡をくれたのだ。私は本当に嬉しかった。これから真夏が楽しみなのである。今から店を見つけないといけない楽しみができた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます