第329話 第二次攻防戦です

 独特の不気味さとぽつぽつ設置された明かりの幻想的な淡さが目立つ夜の列国庭園を通り抜け、とうとうネメシアとセドナは屋敷内に突入した。そのまま土足で上がろうとしてたので流石に俺も頑張ってブレーキをかける。


「待てお前ら、列国の家は靴を脱いで上がるのがマナーだ!」

「外国の無法者のマナーなど逐一かかずらっていられますか!!」

「そうだよヴァルナくん! もう、どっちの味方なのよ!!」

「礼儀知らずの味方にはなりたくないぞ!!」


 俺の言葉に二人はうっと言葉に詰まる。

 そりゃ俺とて礼節に欠ける言動は今まで多々あっただろう。でも、相手にこれをしてはいけないと知っていて行うのは唯の嫌がらせだし、非常時でもないのに突入の必要に迫られているとも言い難い。俺としては必要ならやるが、今はそうじゃないだろう。


「元々お前らは招かれざる客なんだ。押し入り強盗じゃないんだから自分の品まで貶めることないだろ?」

「ヴァルナのくせに……もう、分かったわよ」

「はぁい……」


 ここまで興奮する余り色々と大切なことを忘れていた二人にもやっと俺の言葉が部分的に届いたのか、二人とも素直に靴を脱ぐ。ただ、表情的には全く納得が感じられないのでまだ暴走が収まってない気がする。


 屋敷の使用人は突然の見知らぬ来訪者にも嫌な顔一つせず、むしろこれも想定の内であるかのように丁寧に案内する。屋敷内の乱闘も若干想定していたが、流石に新築の屋敷内を荒らされるのはイセガミ家としても勘弁願いたいところだろう。なんにせよ助かった。ネメシアは仕込み槍を持っているし、セドナも実は仕込み籠手を装備し戦闘できる状態だったりするのだ。


 不気味なほど静かな屋敷の床を歩くたびに微かに木と木の擦れる音が響き、ネメシアが眉を顰める。


「建付けが悪いの? お金をケチって安い業者に建築頼んだんじゃないでしょうね」

「ちげーわ」

 

 新築が手抜き工事なんて嫌すぎる。

 音が鳴るのは別の理由だ。

 セドナは仕事柄すぐにその正体に当たりをつける。


「これ、もしかして防犯用にわざと鳴るよう設計してあるの?」

「らしい。鴬張りって言うんだとよ」

「……」


 セドナは黙り込んで周囲をちらちら見たり何かを思い出すように顎に指を当て、「考えられてるんだね」と一言漏らした。対犯罪者の側面が強い聖盾騎士団の人間にしか感じ取れないような様々な設計思想に気付いたらしい。俺はその半分以下しか気づいていないと思う。

 ネメシアもそこまで意識は回らなかったようだが、セドナの判断を疑うことはしなかった。


「私兵を持ち、屋敷内の人間も王国式ではないけど礼節や一種の気品を感じられる。コイヒメ・イセガミ……噂以上のやり手と見たわ」

「でもヴァルナくんは渡せないよね」

「うん」

「あのー、俺の意見は……」

「強制的な婚姻なんて絶対に呑ませないんだから! 今回は私が貴方の抱え込んでいるものを解決するの!」

「大丈夫! ヴァルナくんは私たちの味方をしてくれるだけでいいんだよ!」

「洗脳者の物言いなんだよなぁそれ」


 あとちょっとで自力で答えが出そうだったところを妨害し、外は予想外の騒ぎになり、せっかく纏まりかけていた思考もしっちゃかめっちゃかだ。だが、そう考えると天才アストラエの考えも一理あったのかもしれない。俺は騙し合いや絡め手にそこまで強くないから、あちらもこちらも意見が極端なら自分のいるべき中道が見えてくる。


 ただ一つ、マモリがこの件に巻き込まれて泣いてしまわないかは正直心配している。俺は使用人にそれとなく聞いてみた。


「俺たちを待っているのはコイヒメさんってことでいいのか?」

「はい。マモリ様はヴァルナ様がお帰りになって以降ずっと屋敷の書類や名簿などを調べております」

「そうか……」


 どうやら俺に向けて言った通り、マモリは自分なりに必死に今回の問題を解決できないか模索しているようだ。無理していないか心配になるが、今彼女について言及するとただでさえさっきからチラチラ警戒するような視線を送ってくる二人と新たな泥沼の追求が勃発しそうなのでさらりと流す。


「ちょっとヴァルナ、マモリって誰よ」

「私もその辺ちゃんとヴァルナくんの口から聞いてないなぁヴァルナくん」


 手遅れだった。

 しかし、火が付く直前に使用人が「そろそろ奥様がお待ちの部屋です」と話をぶった切る。使用人なりの気遣いの一種だろうが、それは逆に二人のイセガミ家全体への不信感を増大させる結果になりそうだ。

 だって二人の視線が「そのマモリっていうのが婚約相手なんでしょ。もしかして気になってるんじゃないでしょうね」みたいな感じだったもん。


 使用人が戸を開けると、俺が今日コイヒメさんに婚約を迫られたあの部屋が待っていた。部屋の中央に置かれた大きなテーブルを挟んだ先には、コイヒメさんが堂々と、柔和な笑みで椅子に腰かけている。

 俺たちが入るや否や立ち上がった彼女は、優雅に一礼した。


「いらっしゃいませ。ヴァルナくんはともかくそちらのお二方――セドナ・スクーディアさんとネメシア・レイズ・ヴェン・クリスタリアさんは初めましてですね? イセガミ商事総取締役にしてイセガミ家の現当主、コイヒメ・イセガミと申します」


 敵意を以て部屋に入った二人が、その余りにも堂々とした佇まいに一瞬たじろぐ。武人的な威圧感とは趣の異なる、一種のカリスマ的な存在感。セドナパパもこれと似た気配を纏っていたが、コイヒメさんのそれは静かでいて一切の隙を感じない。

 この人には何かある――そう思わせる存在感だ。


 しかし、気持ちで負けてなるものかと二人も佇まいを正す。


「聖盾騎士団所属、セドナ・スクーディアです。この度は突然の来訪にも拘らずこの場を設けて頂き感謝しております」

「聖天騎士団所属、ネメシア・レイズ・ヴェン・クリスタリアです。貴方のお噂はかねがね耳にしておりました。お会い出来て光栄です」

「こちらこそ……さて、堅苦しいのはここまでにしましょう? お友達になれたら嬉しいわ」

(なんか女の戦いが始まってる気がする……!)


 コイヒメさんはにっこりと微笑むが、その相手を懐に引き入れる柔軟さが逆に彼女の強かさを補強している気さえする。セドナ、ネメシア、コイヒメさんの三人の間に挟まれた俺は大変居心地が悪い。


 話はまずネメシアから切り出された。

 現実にここで俺とネメシアさんの間でどのようなやり取りが行われたのか、事実関係の確認だ。まるで彼女の父親が乗り移ったかのように冷静かつ公平な視点で彼女は情報を整理していく。


「――では、コイヒメさんとしてはヴァルナに何かしらの圧力をかけたり恫喝したという事実はない、という主張で相違ないですか?」

「ええ。少々急いてしまった感はあるので勘違いさせてしまったのであれば申し訳なく思いますが、そうです」

「では、情報提供に関して明日までと告げたことは? 物の言い方の問題、と流すわけにはいきません。情報の重要度からして、これは一種の脅迫に当たるとは思わなかったのですか?」


 ほんの僅かに語気を強めたネメシアの追求にもコイヒメさんは動じない。


「私は『可能性を示唆する情報を持っている』と言ったに過ぎません。ヴァルナくん側の事情をすべて把握しているわけでもないのです。よって、私自身この情報がヴァルナくんたちにとって本当に重要な情報なのかは考えの及ばないところです。ヴァルナくんに信用できないと言われれば、こちらとしてはそれ以上何も言えないのです」

「……」


 ネメシアの視線がこちらを向く。

 俺の証言を求めているのだろう。


「コイヒメさんが言ったことは事実だ。こっちも機密はあるから伝えられない情報はあった。重要な情報だと断言もされてない。俺の視点からはコイヒメさんは間違った証言や隠し事はしていない」

「……分かったわ。ではここは信じましょう」

「ふふっ、貴方の姿を見ていると貴方のお父上が教育熱心だったことがこの目に見えるようですね。お父上を大切にするのよ?」

「貴方に言われる筋合いは……!」

「我が家では、残念ながらそれは叶いませんでしたから」

「……ッ!!」


 ネメシアが息を呑む。

 コイヒメさんの夫でありマモリの父であるタキジロウ氏は既に行方不明の末、死亡届が出されている。セドナが口を横に結ぶだけでそれ以上反応がないところを見るに、プレセペ村での協力者資料か何かで目にしたことがあるのだろう。

 怯んだネメシアに、コイヒメさんは気遣うように声をかける。


「ああ、お気になさらないでください。もうずいぶん前の話です。それに、外対騎士団の皆様の協力もあって夫を死に追いやった怪物は討たれました。タキの無念も晴れたと思います」

「そ、そうですか……」

「わたくしも夫が居なくなってから暫く身体が弱っていましたが、今は娘の支えもあってやっと一端の商人のように動くことができるようになりました。確かネメシアさんもあの作戦で重要な物資を運んでくれたのですよね?」


 プレセペ村イッペタム盆での作戦は、ネメシアが運んできた魔導式電網のおかげでかなり効率的にオークを倒すことが出来た。コイヒメさん自身はその現場を見ていなかった筈だが、案外あそこで記事を書いていた記者パラベラム辺りから情報を聞き出したのかもしれない。

 コイヒメさんはその場で深く頭を下げた。


「遅くなりましたが、この場で感謝を。ありがとうございます」

「い、いえ! 私は騎士として当然のことをしたまでですし、運んだのは実質ミラマールですし……」

(ヴァルナくん、これ……ネメシアを翻弄してる?)

(多分そうだと思う)


 セドナは商人の娘なだけあって、すぐにコイヒメさんの意図を察したようだ。

 話術で相手の心の敷居を下げるのは、話を有利に進める基本である。

 対決のつもりで来たのに逆に感謝の言葉を受けたネメシアはたじたじで、最初の食いつかんばかりの勢いは見る影もない。相手が未亡人であることも知ってしまい、優しい彼女は一気にコイヒメさんを攻め辛くなった筈だ。


 更にコイヒメさんは自分が病床に伏したせいで娘のマモリに苦労を掛けたことや、最近になって久方ぶりに親子らしいことが出来たことなどを嬉しそうに話し出す。

 こちらは恐らく、ネメシアからしてまだ出会っていないがいい印象を抱いていないマモリへのイメージを崩しにかかっているのだろう。


「ほら、そこに掛かっている掛け軸は娘の描いたものなのですよ?」

「すごい……あんなに大胆かつ繊細な描き方を……!? って、ちょっと待って!! 本来の話からだいぶ逸れていませんか!?」

「あら、そういえばそうですわね。娘の話になるとついつい話し込んじゃっていけないわ?」


 ころころと悪びれなく笑うコイヒメさんだが、それは本心でもあるというのが厄介だ。迷惑をかけ続け、親子らしく接することがずっと出来なかった一人娘に強い情がないわけがない。

 毒気を抜かれたネメシアに、セドナはこれ以上彼女に任せきりではいけないと自分も話に乗り出す。


「ところで、聞いた話によるとヴァルナくんの婚約と引き換えの情報提供は明日までが期限だということでしたけど、どうして明日までなんですか?」


 感情に惑わされてしまったネメシアと違い、セドナは至って平静な態度で問いかける。感情豊かに見えるセドナだが、それは感情に振り回されることを意味しない。俺が絡むと偶にポンコツになるが、彼女はちょっとやそっとの揺さぶりで態度を左右させることはない。

 セドナの鋭い切り込みに、俺も後押ししてみる。


「そういえば、具体的に何故かは聞いてなかったですね。差し支えなければお答えいただけませんか?」

「それはヴァルナくんが即決できないようだったから日を挟んだのよ」


 俺はマヌケにも一瞬納得しかけたが、セドナはその返しに即座に反応する。


「じゃあ明日も答えが出なければ明後日になるんですか? ヴァルナくんに気遣うのならもう少し長い期限があってもいい気がしますけど?」

「鋭いのね。確かに明日までというのはこちらの都合も少し織り込んでしまっているわ……明日、さる使者がこの屋敷にやってくる。それまでに正式に婚姻が王国法で認められなければ、情報を渡すことそのものが出来なくなるのです」

「詳しく聞かせてください」


 コイヒメの神妙な面持ちに、セドナが微かな緊張感と警戒心を抱いて聞きに入る。


「使者はあるものを受け取りにやってきます。何かは決して言えませんが、王国法に抵触する類のものではありません。この際、ある種の儀式が行われます。本来は形式的なものに過ぎませんが、イセガミ家にとっては非常に重要なものです」


 セドナの頭の中でどうなっているかは不明だが、俺にはコイヒメさんが伏せた情報に当てはまるものが何なのかある程度想像がついている。


 受け渡しが行われるのは恐らくあの『打出小箱』。

 受け取りに来るのは列国の、恐らくかなり位の高い人物。

 儀式というのは分からないが、聞いたところによると列国では『御恩と奉公』――つまり手柄を立てた相手に相応しい報酬を与えてこそ上と下の関係が成り立つ――という考え方が強いらしい。


 元々あの小箱は将軍家、つまり列国の国家元首的存在の命にて相応の人員を割いて十年以上は探していたものらしい。それを遂に回収したとあらば、どのような形であれかなり大きなリターンがあるだろう。口ぶりからして儀式によって得られる物は金銀財宝ではなくもっと立場的なものかもしれないが、コイヒメさんはそこまで子細に語ることはしない。


「……問題はその儀式です。今、婚姻を行えば多少強引にでもヴァルナくんを儀式の参加者に数えることが出来ます。事後報告的にはなりますが、明日までにヴァルナくんがイセガミ家に加われば私の方でなんとか出来ます。そうすれば、情報の受け渡しはその日のうちに出来るでしょう」

「じゃあ、その日じゃない日に情報を渡すことも出来るんですか?」

「はっきり申し上げて、明日を逃すと永遠に渡せなくなる可能性もあります。仮に渡せるとして、年単位の時間がかかるやもしれません。仮に明日以降に愛娘とヴァルナくんが結婚したとしても、それではもう遅いのです」

「……」


 セドナは俺にも聞き取れないほど微細な声で独り言をぶつぶつと呟く。

 彼女の頭の中で仮説が組みあがっているようだ。

 察するに、明日俺のいない状態で使者を迎え入れたら、そこで列国側からマモリの婚約者とする人が出てきたり、或いは完全な情報の遮断が行われるのだろう。流石に情報が少なすぎて判断しかねるが、俺はコイヒメさんが嘘を言っていると疑ってはいない。


 御恩と奉公の話に戻って考えれば、イセガミ家は俺に大きな恩がある。

 コイヒメさんもこの恩返しに関しては本気であるのを話の節々に感じる。

 そもそも、この婚姻は視点を変えれば「余所者の男を伝統ある自分の家の当主に迎え入れ、娘まで差し出す」という判断だ。間違っても面白半分や利権だけを狙って出来る真似じゃない。


 セドナはやがて、この話で揺さぶるのは無理だと判断したのか、拳を握りしめながら「事情は分かりました」と告げた。


「……でもっ、私はこんな騙し討ちのような結婚は納得できませんし、祝福も出来ません。それに聞いた話ではマモリちゃんもこの性急な婚姻には反対だって言うじゃないですか」

「ええ。でも反対しているのは『性急である』という点よ。マモリ自身は別にヴァルナくんと結婚することが嫌な訳じゃない」

「……っ」


 セドナは返答に窮してこちらを見た。ネメシアも同じくこちらを見るが、これは嘘とは言い切れない。確かに「嫌とは言っていない」と主張はしていたし、マモリにとっての俺がある種の特別な異性であるのは確かだろう。

 恋愛感情までは届いていない気がするが、そもそも家の為なら身を削る覚悟があるイセガミ家だ。コイヒメさんが決めたらマモリは従うしかないだろう。


「でっ、でも……子供は親の言いなりじゃないんですよ!」

「見解の相違ですね。私は娘を道具だと思ったことなど一度もありませんよ」

「列国式の価値観、ですか」

「ヴァルナくんは分かってくれて助かるわ。一つの事柄が罪であるかどうかは地域性や文化性によって大きく異なるもの……いくら我々が王国に帰化したからといって、我々の文化まで頭ごなしに否定される謂われはありませんね」


 列国では家というものは非常に重い。

 その点ではマモリは揺るがないだろう。

 それに、そもそも自由恋愛による結婚を許すかどうかなど家庭によってそれぞれだ。少なくとも現在の王国では自由恋愛から結婚に発展するケースはどちらかと言えば少数派である。

 ネメシアとセドナの額にじんわりと汗が浮かぶ。


(この人、手強い……!! これ以上攻めても水かけ論にしかならない!!)

(どうすればこの牙城を崩せるの……!?)


 ネメシア、セドナの攻めの起点は「望まぬ婚姻」、そして「脅迫染みた手法」。

 しかしそれらはコイヒメさんとのやりとりや事実確認の中で非常に脆い起点になってしまい、話のイニシアチブが完全にコイヒメさんの側に傾く。

 それを証明するかのように、コイヒメさんは二人に問うた。


「そもそもだけど……ヴァルナくんが結婚することに対して、貴方たちはどうしてそんなに神経質になっているの? 彼には既に決まった相手がいるの? 将来を誓い合った誰かが、恋人がいるのかしら? それとも彼の結婚は王国の承認が必要だという法律ルールでもあるのかしら? もしあるならば、その非礼は詫びなければいけませんが……貴方方は、端的に言えば部外者ですよね?」

「「ッ!!」」


 まるで勝利宣言のように放たれた言葉に、セドナとネメシアの呼吸が一瞬止まった。

 見えない攻撃に打ち砕かれたかの如く、二人の戦意が萎んでいく。

 そう、結局これは俺とコイヒメさんの間の問題。

 二人が何をどう騒ごうが、究極的には俺が決着を着けるしかない。


 明日の予定だったし手土産の話もあったのだが、もう仕方あるまい。

 俺は今ここで結論を出すため、立ち上がる。

 もうこれ以上二人に余計な心労をかけたくないし、争いたくもない。


「コイヒメさん、今回の件ですが……俺は――」


 ――だが、その覚悟は徒労に終わる。


 廊下の鴬張りが軋む音が急速に部屋に近づいたと思ったら、勢いよく襖が開かれる。


「はぁっ、はぁっ……話、まだ終わってないよね!?」

「マモリ……!?」

「ふぅっ、はぁ……恩返しに来たよ、ヴァルナ!!」


 そこには、今日俺をキュン死させかけた狐っ子姿のまま息を切らすマモリの姿があった

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