第6話 おわりに
今年度最初の団体戦の大きな大会ということで、学生も審判の方々も、みなさん「硬かった」ような気がしました。
そのなかで、女子の2年生が元気いっぱいに試合場を飛び回っていた姿が印象に残りました。
私自身、大学2年の頃が一番元気があった。
ただ、3年・4年の時に、それぞれのフェイズでやるべきことをやってこなかったので、結局は2年生の延長程度の拳法で終わってしまいました。
きょう見た2年生たちが、今年はその元気の良さを十分に発揮し、自分の肉体と心の連携を自覚することができますように。そして、そうやって肉体と精神の基礎固めができたなら、3年生では様々な技術や技巧を学び、自分の攻撃が得点に結びつくように、試合に勝つ拳法ができるようになることを。そして、4年になれば、意識せずともごく自然に自分の本領を発揮できる空の心になれますように。
自分ができなかったことを人に勧めるのは、心苦しい限りではありますが、「他山の石、以て玉を攻むべし」とも申します。
私の失敗が皆様の成功になれば幸いです。
2019年5月19日
平栗雅人
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