グッド・バイ  2019.2.14

「私たちは詩を読むことができない」

「私たちは詩を聴くことができない」

「私たちが詩を読むことはできない」

「私たちが詩を聴くことはできない」

「私たちには詩を詠むことさえできない」

「私たちには詩を聞くことさえできない」

「私たちにさえ詩を詠むことはできない」

「私たちにさえ詩を聞くことはできない」

「わたしたちがやめたのは詩か」

「わたしたちがはじめたのは詩か」

「わたしたちがかいたのはしか」

「わたしたちがきいたのはしか」

Q.わたしはしをかいていたのか


A♯1.

途絶された言葉に

名、

増殖するシニフィアンに

名、

永遠に続くピリオド

その間隙を、

「わたしはしとよんだ」


A♯A♯1へ.

人間は精神であると

超越した存在の死に

揺さぶられていた私たちは

その制度を、

採用した

私たちは詩を書いた。

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