ガンブレード造れるなら銃造れよって?判ってねぇなあ、実用性なんて気にしないガンブレードには夢とロマンが詰まってんだから、オタに刃物?実用性ないからきにしないでw<仮題>

ARIA

第1話 銃よりもレールガンよりも伝説の大魔法よりも 俺には浪漫溢れるガンブレードがいいんです

(オタ+ガンブレード=?)

 何処にでも居るごく普通なオタ?の俺

そして誰にでも在る幼少の頃の朧げな記憶

それが俺には何故かあと二つ3人分の記憶がある事に気が付いた

其れが前世の記憶とか、其の内の一つは科学が異常に発達した世界だったとかは些細な問題だ

重要なのはもう一つの記憶で人差し指を火傷した時の事だ

何が原因で火傷したのだったか、日常生活で使う初歩の魔法の練習をしている時に指を下に向けて小さな炎を出した所為で指先を火傷したんだった。

えっ

なんだこの記憶?

夢の記憶とかにしては中世風の街とか妙にリアルに憶えてるんだが

あの時もこう指を下に向けて、こんな風に指先に魔力を集めてって?

えっ

何かが集まって行くのが分かるぞ?

確かこうすれば炎を出せる<ボッ>

 「熱っ!」

えっ


えぅ


うぇ


マジか

ライター要らないやん 


じゃなくっって、今なんか出た炎出た?


 今起こった事を認識していくと同時に、まず思いついた事がオタ故に妄想を実現できるかもだった

その妄想とは『浪漫と格好良さに溢れてるのに現実性が無さ過ぎる空想止まりの武器、ガンブレード』

ガンブレードの『ガンブレード』足らしめる所以『トリガー』の使い途だ

仮にトリガーを引くと実弾が打ち出されるなどは法的、技術的、経済的に

ただのオタの俺には実現不可だし、ガンブレードの世界観がぶち壊しだ

魔法でもあれば話は別なんだがなぁとあれこれ妄想していたところにこれだ

 普通なら魔法が実在して大騒ぎしそうな事でも、オタ的にはガンブレード実現の

可能性が出た事の方がウエイトが大きかった


 そしてトリガーを引いたらどうなる魔法がいいのかを考えて居る時の事

俺が今一番熱心に研究して居る時空系の魔法で実体を別次元に置いてナイフぐらいの重さの巨大剣…


えっ <今> <研究> ???




(GJ、失敗?)

 ムキムキのマッチョでは無い俺が背よりも大きな巨大剣を片手で軽々と振るえたらカッコ良いんじゃねぇ?

そんな些細な願望を実現したくて始めた研究、最初は強化系の補助魔法で筋力を強化する方向で研究していたけど

いくら筋力が有っても自分が軽すぎて剣に振り回されてるようにしか見えないので失敗

それならと剣の重さを軽い物で試してみて軽いと威力が無くって失敗

思い悩んだ末にインパクトの瞬間に重くなるようにと、まだまだ未知の部分が多い時空魔法で

実体を別次元に置いてナイフぐらいの重さの巨大剣を作る方向へシフト

なにぶん未解明な部分が大半な時空魔法なだけに、剣の重さを軽くするための時空魔法など前例がなく

色々と実験中に時空魔法が失敗

剣ではなく俺が別次元の俺と繋がってしまった、その結果が記憶の統合

この世界には無い知識の数々が意識の中に流れ込んでくるなか、巨大剣に通じる情報に気付き

 ガンブレード?

この引鉄の構造は使えるぞ

などと未発見の新魔法そっちのけで巨大剣の事にのめり込む俺は、いたって平常運転だった

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