「嘘日記(ろ)」は練ってます。自分なりにかなり練りこんで、長編になってもいい準備をしておりました。その世界の特色から主人公の周りの環境とかをノートに書き出すくらいの練りこみぶり。「嘘日記(い)」の反省を生かすべく、一人称の統一やら細かい設定やら思いつく限りでは考えて作っています。ストーリーはわりと行き当たりばったり。ただ、どこかで「なんとなく過ごしていた毎日がなんの前触れもなく終わる恐怖」みたいなものが書きたくて、自分でも不本意なくらいパッと終わらせてやろうと思っていました。でもやっぱり「少しでも飽きみたいなものが見えたらやめることにしよう」とか甘えて考えてはいました。書きたいことがあるのに終わるみたいな不本意なのって嫌でしょう。しかし実際には、鬼のような多忙なゴールデンウィークに敗北し、マジで不本意なかたちで終わることになり作品として求めてたようにはなりました。マジで不本意ですけど。主人公はあくまで自分。自分がこういう環境だったらどうなるかなとか思ってやってるところがありつつ、さらに実生活とリンクした箇所がいくつかあるので実はリアルです。夕闇は好きなので夕闇にしただけです。歳の離れた男との共同生活って言うのは、憧れというか自分に必要な要素というか足りないものを補おうとした結果です。猫がいるのは自分の中では結構キーです。猫みたいな女がマジで嫌いなので克服しようかなって思って猫と生活させてます。主人公、本を読んでいますが、これは人間界を見下ろしていることの比喩な訳で「どれもこれも違いのわからぬ動く肉塊がそれぞれ変な感情を持って並んでいる」みたいな意味です。当時の自分は世の中をめちゃくちゃ高いところから見下ろす神様の気分だったためこういう見方をしています。話数のカウントは二進法です。意味はないけど好きだからです。

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嘘日記(裏話) 地の中の蛙 @chi_kawazu

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