第19話 帰還
2人はグライスト王国に帰還し、兵士による拉致事件の事を報告した
しばらくして王国兵士達がカンナ村に犯人たちを確保しに向かった
真矢「とりあえずこれで一件落着ね!」
葉留「今回はほんと危なかった。死ぬかもし
れなかったけど、生きてた!」
真矢「だね!生きてるって素晴らしいね!」
現実世界ではあまり経験のできない
「生きてる」
という事に2人は生きるとはすごい事だと感じていた
すると2人のもとに兵士が近づいてきた
兵士「この度の件、ほんとに申し訳ありませんでした。
国王様がお2人に直接お詫びと感謝を伝えたいとの事なのでぜひ城においでください。」
2人はいっぱい謝礼が出るんじゃないかとワクワクした
城に入るのはゲームで何度も経験があるが
実際の城内は豪華すぎて唖然としていた
玉座のある広い部屋に案内され中に入るとそこには、グライスト王
グライスト・ヴァン・フール
が待っていた
グライスト「よくぞ来て下さった冒険者よ。
この度の事ほんとご苦労であった。
お詫びと言ってはなんだが報奨金を支払う」
袋いっぱいの銀貨を受け取り
お礼を言い玉座の間から出ようとした
が、真矢だけグライスト王に呼び止められ
葉留は部屋から出た
真矢来るのを部屋の外で待ってると1人の女兵士が声をかけてきた
女兵士「あなたが事件を解決した冒険者の葉
留ですね!」
葉留「あー、そうです」
少し照れくさかった
ルナ「私の名前はルナです!以後お見知りおきを。
いやまさか、あの兵士長に勝つなんて!お強いですね!」
葉留「いや、俺一人じゃ勝てなかったよ。友達の真矢のおかげなんだ」
ルナ「へ〜、でも葉留さんが強いからですよ〜」
そういうとルナは葉留の身体を触った
葉留「ちょっ!」
ルナ「意外と良い身体してますね(笑)」
ルナは長い時間葉留の筋肉を触っていた
そこに話が終わった真矢が部屋を出てきた
真矢「・・・あんた何してるの...?」
葉留「いや!これは俺が頼んだ訳じゃなく
て」
ルナ「あ〜らごめんなさい(笑)では私はこ
れで失礼します!」
ルナはゆっくり去っていった
真矢はなんだか怒っていた
葉留「な、なに怒ってんだよ」
真矢「別に怒ってないし!」
葉留「怒ってんじゃん!そう言えば何の話し
してたんだ?」
真矢「別にあんたには関係ないでしょ」
葉留「はあ〜、わかったよ」
2人は城を出た
真矢「今日は疲れたし先に宿に戻る。葉留はあの女兵士と仲良くやってれば!」
葉留「仲良くってなんだよ!?じゃあ俺は武
器屋に行ってくる」
2人は別れて行動する事にした
真矢「もう!バカ葉留!私の気持ちも知らな
いで!」
怒りながら歩いていると2人組の男の冒険者が真矢に声をかけてきた
男「ちょっといい?俺たちレベル1の冒険者なんだけど、
事件を解決した君の力を見込んで
俺たちのレベル上げを手伝ってくれなか?」
当分葉留の顔を見たくないのと
レベル2になった事で余裕が生まれていたため真矢は了承した
真矢「まあ別にいいわよ!私強いし(笑)」
(くっくっく。引っ掛かった)
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