《 第四の射殺事件 》 5・6

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 大和北署にいる神奈川県警捜査第一課課長の佐々木警視に、相模原中央署の事件が報告された。

 佐々木警視は、すぐさま県警本部にいる13係係長の矢島恭平警部に連絡をして、相模原中央署に行き状況を把握するように指示をした。


 相模原中央署の目黒警部に、捜査第一課13係の矢島警部が臨場することが伝えられた。現場を池辺警部補に任せて、目黒は本署に戻った。




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 八月三日 午後十一時


 神奈川県警捜査第一課13係係長の矢島警部が部下を連れて、相模原中央署に到着した


 目黒警部は、矢島警部を出迎えた


 刑事第一課部屋に案内をして、打ち合わせがはじまった。

 矢島警部は、目黒警部に現状を聞いた

「現状、何も判っていないのが事実です。」

 と、正直に答えた。

 つづけて

「目撃者の西島さんは、ショックから放心状態で話が聞けておりません。また、部下が病院に行っています。」

 と、話をしている最中に、目黒警部の携帯電話が鳴った。


 電話をかけてきたのは、病院に行っている山下巡査部長だった。

 山下巡査部長の話は、こうだった


 被害者の女性は、緊急手術を行い、手術の結果。体内から銃弾が発見されました。回収された弾は、22口径、直径5.56mm弾でした。手術はひとまず成功しましたが。こん睡状態が続いているため、絶対安静とのことです。


 目黒警部は、報告を受けて伊藤巡査を残して、山下巡査部長には、銃弾の回収と身分を証明するものなどを持って署に戻るように指示をした。


 一時間後、山下巡査部長が戻ってきた。また現場に行っていた部下たちも戻ってきた。




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