作者さんの流麗な文体がとても心地よいのです。この読み心地はかなりのものだと思います。リズムの付け方がタクトの強弱を反映するオーケストラの様でサラサラと小川が流れていく様な読み心地を基本に、時折りじわっとさせられ、そしてワクワクさせられる、このワクワクのためにカクヨムの作品を漁るのですが、この作者さんは本当に貴重です。他の人にもお勧めしたい作品です。完結している所もポイント高いです。まだ見ぬ主人公達のこれからを遠い目で思い描いてしまいます。
本作の恋愛はサラッと描かれてり、もっと情念の発露があっても良い!とわがままに思ってしまいましたがそれは侯爵令嬢にお任せするとしましょう(笑)