日常会話文
影宮
第1話
白「友達と喧嘩したから学校行きづらいー!ってなんないの?」
黒「別に友達に会いに学校行ってないから。」
白「でも、ほら、ちょっと行きにくいじゃん?」
黒「気にするからじゃん?」
白「気にしないの!?」
黒「学校は勉強をする場であって、友達と遊ぶ場所ではない。そして、お前らを友達と思ったことはない。」
白「冷たい…。たとえそうでもさぁ、友達いるじゃん?友達できるじゃん?」
黒「『たとえ』ではなくそうであるんだけれども、そもそも学校は友達を作る為にあるわけじゃない。友達は一人二人いればまぁ利用しあえて便利かくらいのもの。」
白「ちょ、友達を利用とか言うのやめて!?何、黒はそんな厳しいとこで育ったわけ!?」
黒「厳しいところで育ったからではなく、自他に厳しくありたいだけというか。」
白「なんで?」
黒「お前ら見てると『絶対こうはなりたくない』、『これと同類にされたくない』と思わされる。」
白「色々と酷いね!?遠慮ないね!?」
黒「聞かれたから答えただけ。」
白「話戻すけど、友達と喧嘩してなんで気にせずにいられるわけ?」
黒「喧嘩したら視界に入れない、喋らない、物理的に距離を置くから気にするしないの問題じゃない。あと、勉強に集中すればいい。」
白「勉強、勉強って勉強ガチ勢か何かか!?ってか、視界にすら入れないとか凄いね…。仲直りとかは?」
黒「しない。時間経過自然消滅型解決法だから。あとはノリで喋りかけて元通り。」
白「いや、なんか言い方が凄かったんだけど。ノリって何?」
黒「勢い、とも言う。」
白「勢い!?」
黒「うっかり喋っちゃったー、みたいな。」
白「え、あ、そんな軽いの?視界に入れないとか言ってたくせに?どのタイミングでその勢いに入るの!?」
黒「その時のその場の雰囲気から。」
白「思ったより適当だね!黒って!」
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