ショートショートストーリー
@shiratamaazuki
午後の部品
世界にたった一つの村があった。ある日からこの村には午後がやって来なくなった。太陽は動かなくなり、陽は沈まない。科学者達は対策を練ったが、何も出来なかった。しかしある時、歴史学者がやって来て「私が太陽を直してあげましょう。」と言った。周りの科学者達はできる筈がないと言った。歴史学者はそれを無視して気球を作り空へと昇って行った。
しばらくして、歴史学者の言った事が現実となった。太陽が動き出したのだ。歴史学者が戻って来た時、科学者達はどうやって太陽を直したのか聞いた。すると歴史学者は少し笑って「何、部品が欠けていただけさ。」と言った
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