23/04/15 遅々として何も進まない(※ネタバレ注意

 遅々として進まない本編と、遅々として進まないサイト作成。


 なので愚痴る。

 いつも通り、愚痴る。


 小説の方。

 今ちょうど3.5万字程書いている。ここまでは確定内容。

 ただその後──

 ストーリーを動かす話を書くべきか、もう少し、小イベントを挟むべきか。悩んでいる。

 小イベントとは、基本、キャラの状況説明みたいなモン。ストーリーの本筋の流れには直接かかわりはないとしても、ちょっと関係してる、というか。キャラの解像度が上がるような話。

 ただ、それを入れると──5万字弱ほどになってしまう。

 文庫本一冊は、大体10万字~16万字、といわれています。

 今までの章も、大体10万~14万字ぐらいなんですよ。


 そう、もう、半分ぐらいいってる。

 なのに、まだ本筋ストーリーの流れがどうなっているのか、主人公たちの行動の目的の具体的な物が明示されてない。

 これでは、読んでる人が飽きてしまうのではなかろうか??

 うーん……どうなんだろう。

 前はどうだったんだろう??


 ※ 調査中 ※


 なるほど。

 第八章は、全部で15万字弱。前半については、私が書きたかった為、子供たちのワチャワチャに注力してる。

 八章のヴィランである大奥様たちが現れたのが、ちょうど5万字を越えたあたり。

 ふうむ。

 なるほどね??


 七章の場合は、全部で大体14万弱。前半については登場人物たちの紹介を兼ねた話。

 話が動き始めるのは、夫やアティたちが来た5万字あたり、急展開するのが7万字ぐらい。コレは仕方がないんだよ。第七章に関して、前半で出てくるキャラについて、主人公以外は全員新キャラだったから。

 なるほどなるほど……


 ……。

 我ながら驚いちゃうけどさ。

 こういう文字数とか、どれぐらいでどう話を転換させようか、とか、さ。

 全く考えずに書いてるってのが、凄いよね。

 マジで。

 確かに、書いてる間になんとなーく話数を数えて「そろそろ流れ変えるか」ぐらいには考えてるんだけど、

 章の書き始めた当初は、全体がどれぐらいの文字数になるか、とか、そういうの、全然、まったく、これっぽっちも、考えてないんだぜ???


 なのに、全章、ちゃんと文庫本一冊分でおさまってるとかってさ。

 何?

 そういうスキルもちなん??

 我ながら怖いよ。

 なんでなん???


 ──ああ、違う。

 そうか。

 私、小説を書く時って、いつも映像作品として意識してんの。

 例えば1つの章を1本の映画として考えて、緩急を考える。

 なので

「ここら辺までに登場人物の説明を」

「どこかに、オチに繋がる為のネタを仕込みたいな」

「以前書いたコレを布石にしてこういう流れにしよう」

 とか、なんとなーくだけど、ガーッと書いた後に読み返して、そこを含めて全体を俯瞰で見直して、長さやそのエピソードが入る位置が適切なのか見直している。

 ……言うほどしっかりは出来ていないけれどね……

 でも、なんとなーく、なんとなーく、薄ぼんやりと映像でイメージし、自分がその映画を視聴している気分になって、全体を俯瞰で見たりしている。


 今回は、それが上手く出来ていない気がする。

 ああ……それはァ……

 全体の流れがボンヤリと見えている状態で書き始めているからだ……

 今回はどうしても、それが上手くいかない。

 オチはあるけど、そこに繋がる流れが見えてない。


 今回、どんなに頑張ってもそれが見えない。

 なぜだろうか……?


 もしかして、オチが間違っているのか?

 納得していないのか??

 自分で無意識に『コレは違うんじゃないか』って、思ってるからか……?

 うーん……

 いや?

 オチ自体には納得していないつもりはないんだよなぁ。

 ただ、そこまでの流れが上手く構築できていないだけな気がするけれど、どうなんだろう??


 ここで一発、全体の流れの予定を振り返ってみるか。


「離婚後もカラマンリス邸に居座り、周りにイイ男を侍らせて豪遊する稀代の悪女」というテイで、仲間たちを引き連れて列車の旅を行う主人公。

 ※今公開されている分では、こっそり隠密活動する、というテイにしていたけれど、書き直した方では、逆に悪目立ちするようになっている。


 目的は、カラマンリス侯爵直属諜報部隊として、敵伯爵の動きの調査、および、社会情勢の実態調査だった。


 表向き豪遊しながらの好き放題やりたい放題だが、主人公は実際に目で見た社会の状況──貧富の差や治安の悪さに頭を痛める。


 ……ここまでは書いてる。ここまで確定。問題はこっからの流れが未定。

 ここから悩んでるんだよ。


 取り敢えず、スリの少年──実は少女、は出した。

 でも、本当にただ出会っただけで、進展などはない。

 ここで一発、その少女との話の進展が欲しいところ。

 ただ……


 まだ、以前から言ってた「敵伯爵との対決の要になるはずの、敵伯爵の弟」が出てきてない。

 重要人物の登場は早めにした方がいい。

 実際、今までは結構早めに出てた。

 あ、もしかして、だから上手く話が転がらないのかな??

 さっさと出してしまうか?

 ……ああでも、そうか。その為にも早く「伯爵の弟」のキャラを固定化しないといけないのか。

 全然キャラが定まってないんだよねぇ。

 うーん、どうしたもんか……


 ふうむ……


 さっき書いたけど、

『ストーリーを動かす話を書くべきか、もう少し、小イベントを挟むべきか。悩んでいる』

 だったじゃん?

 そうやって悩んでるって事は、言葉には上手くできない無識の部分で、「そろそろ転換しないと、読み手が飽きる」って感じてるんだろうな。

 いや、読み手云々じゃない。きっと視聴者の私自身が、そう思ってるんだ。

 なるほど、理解。


 私は、私のだらしなさとか、根性のなさとか、飽き性なところとかを理解してる。そして、言語にできない「なんとなく感じた事」についてを信頼してる。

 疑問に思う、何か引っかかる、そういう時の勘っていうのは、大概合ってるんだよ。不思議とね。

 それに乗っかって、ここまで来たしね。

 辿り着けた今の人生の状況、結構気に入ってるよ。自分でも。

 勿論、失敗を繰り返しまくったし、そのおかげで体を壊したり、心を壊したりもしてるけれどね。でも、それがあるから、冷静に一歩引いた状態で物事を見れるようになった気がする。

 昔の私は暑苦しい割に変なところ冷淡な人間だったなぁ……


 話が逸れた!!


 って事で、「そろそろ話を転換した方がいい」って感じている勘を信じて、話を転換させます。

 主人公たちの話は、またあとで書くとして、そろそろ「敵伯爵の弟」との出会いを書こう、そうしよう。


 私は話を書く時、緩急を意識しています。

 コレについて、かなり意識しています。参考にしてるのは、ジブリ作品のアクション系作品。しかも、まだ金がなかった時に作成された、エンタメ極フリ作品。

 カリオストロの城、ナウシカ、ラピュタ。(※実は、カリ城とナウシカはジブリ作品ではないけど)

 特に意識してるのは、カリオストロの城。未だに色褪せないアクションエンタメアニメの金字塔。あの緩急、バランス、マジで凄いよ。


 今回の九章では、列車強盗から話が始まるので、「急」から始まってる。そこから「緩」になって、主人公達の目的や状況の一部が語られた。

 なの次はそろそろまた「急」なんだ。

 よし。

「敵伯爵の弟」との出会いなのに「急」。

 多分、何か、起きるのか。

 何が起きるのかなぁ。

 分からないなぁ。

 だから、書いてから考えようかなぁ。


 私、頭の中だけで考えるって、マジで出来ないし。

 できる人、凄く尊敬いたします。マジです。


 よし。

 そこが決まったところで!

 書いてみよう!

 そうしよう!!


 なんか気持ちがスッキリした!

 愚痴ったからだね!

 このエッセイの存在、まじ助かるわぁ!!


 本編を進めるために、サイトの方はちょっとお休みね。

 創作意欲をここで止めたくないし。


 って事で、今回はここまで!

 以上っ!!

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