22/11/24 九章を復活させねば。
知ってました?
第八章って、今年の正月から連載していたの。
つまり、今、年に1回、1章分しか、出せてないの。
それってヤバくね??
七章までは、2年のうちに書いたのに。
なんで?
どうして??
どうしてこうなったの???
と、自分の資質に疑問を抱いても、1mmも物事は進みません。
悩むなら九章のプロットで悩みなさい!!
ハイすみませんっ!!
って事で、九章の事を改めて考え始めるよ。
んでさぁ。
なんで手が止まったのかを、ずっと考えていたんだよ。
でも、答えはでなかった。
出たとしたら「見切り発車したせいじゃん」ってなるから、その真実からは目を逸らした。
そんでよ。
すっかりご無沙汰だった、自作を、改めて読み直してみたんさ。
色々細かい部分、忘れてたよー。
マジで。
びっくり。
凄いね。
こんなに綺麗に忘れるもんなんだね。
って事で。
自分が、「後から使えるかもしれない」と、伏線みたく散らばらせた話題から拾おうと思います。
ハイ。
第七章の終わりで、夫・ツァニスさんが「このままにはしない。自分にも仲間がいる」って言ってるんです。
当然、そんな事を書いたものの、味方の事なんて1ミクロンも考えてなかったんですよ。つーか、第八章で「誰も味方いない。夫、人徳ない」って見せちゃったしね。
すっかり、味方の存在を忘却していたんですよ。
その設定を利用したらどうやろか??
つまり、今回は、主人公は夫の名代として、その味方のトコ行くのさ。
んで、その味方っていうのが、以前から九章に出そうとしていた、敵伯爵の弟。
ほうら繋がった!
ここで突然「実は敵伯爵には弟がいて──」ってやると、突然過ぎるから、「実はそこで繋がってて、彼の事を言ってたんだZE★」と、できるワケです。
ええ、自分では当初、1ミクロンもそんな事考えておりませんでしたけれどね。
いいんです。
後からこうやってネタを拾えるように、其処彼処に伏線になり得るものを散らばらせているから。
例えば、第八章で夫が主人公に見せた、懐中時計。コレ、第一章で主人公がアティを助けるために使ったアイテム。
無くしたままにしてあったんですが、八章でのネタとして使ったよ。
別に使わなくても良かったんだけど、ちょうどいいな、と思って。
そんな感じで、ね。
って事で。
当初の設定とは少し違うけど、『夫の名代として、味方に話をしに行く』としましょう。
そうすると不思議とね。
その、弟伯爵のキャラが決まるんですよ。
何故か。
当初は、弟伯爵のキャラに悩んでました。
でも、『名代として行く』とすると、自然と『すっげぇナチュラルに嫌なヤツ』というキャラが浮かんでくるんですよ。
『うわあ、仲間にしたくねぇ』って、思えるような。
なんでかってーと。その方が話が面白くなりそうじゃん?
名代として行きましたー。
ハイ、仲間になりましたー。
じゃ、話として転がらない。
じゃあ面白くするには。
『仲間にしなきゃいけないのに、仲間にしたくない系のキャラだった』
が、自然な流れとして浮いてきたんですよねー。
最初から思いつけよ自分……
じゃあ、どう『味方にしたくない』のか。
この作品の主人公であれば、簡単。
『ド失礼なヤツ』です。
んで、ついでに属性付けとして。
少女漫画ではよくありそうな、高慢ド失礼。これ、少女漫画なら、最初は闇属性抱えてそうな傲慢で失礼な人間だったけど、実情を知ると同情の余地があって、主人公は心が動かされ──と、なるような感じの。
勿論、主人公は同情なんかしませんとも。
『マジウゼェ』と心底嫌がるでしょうね。
てかね。
色んな作品見てて、思ったんだよ。
なんで当初ド失礼なヤツが、ちょっとイイトコ見せるだけで、180度評価が変わり、実はいい人、扱いされんの??
普通、実はいい人っていうのは、最初からいい人だよ。
捨て猫を可愛がるヤンキー見て、マイナス評価が何故かプラスに振り切れるあの効果でしょ?
いい人間ってのは、途中悪い事したりせず、真っ当に生活してる人の事をいいます。
そういうのを、書きたいな、と。
じゃあ、どうド失礼なのか、という点。
そこは、以前書いた気がするけど、主人公が既婚のせいで書けなかった『独身女性へのド失礼さ』をね、書きたい。
具体例は、まだあんま思いついてないから、これからイベントに混ぜて考えるよう。
んで。
それだけだとネタとして少ないから、もう一つ目的を持たせたい。
それは『味方を増やす』。
コレ、味方と言っても、味方キャラじゃなくって、諜報活動する為のセーフハウスだったり、情報屋だったり、技術の研究開発する人だったり、必要な人材のスカウト兼情報収集。
そういうのを、混ぜ込めればな、と思ってる。
でも、どうせなら、ストーリーにも混ぜたいから、何か良いイベントやネタ、テーマがあればいいな、と思ってるよ。
ただ、気を付けないといけないのは、説得力がないと、と思ってる。
映画でも漫画でもそうだけど、読んでる人がナチュラルに受け入れられるように設定やネタを書かないと。でも、ともすると諜報系の話って、突飛な感じになっちゃう。
確かにこの作品は結構突飛なんだけど、突飛なのはキャラたちであって、物理法則とかある程度は普通でいたい。いや、結構、時々、物理法則無視してるけどね。いいの、ちょっとで読み流せる程度なら。映画で言うとワイヤーアクション程度ならいいの。
読んでる人がひっかからない程度の説得力があるように書かないといけない。
その為には、結構深く練る必要がある。あんまり、思いつきのネタを書いてちゃいかんかも。
あと。
忘れちゃいけない。
章テーマね。
第八章までは、本編書き出す前に決めていた。
九章だけは、上手くテーマ通りに書けるか自信がなかったので、つけてない。
九章のテーマは……
テーマは……
テーマは……
ええと……
うーーーーん……
なんだろう?
当初は思いついてた筈なんだよなぁ。でも、時間が経ちすぎてて忘れたな……
『本質を見る』
かな。短くね??
『本質を見極める』
とか?
うーん、近いけど、なんか言葉が上手くない。
九章では、実はアティの『自分が大切だと思う方を大切にする』という気持ちの方をフォーカスしていました。主人公のアレコレや発生したイベントはオマケ。
んで。
そうだそうだ。
それで思い出した。
先日、午後のロードショー(※関東ローカル)で、クリント・イーストウッドさん監督主演の「運び屋」を見たんですが。
簡単に内容を説明すると──
仕事ばっかりだった90歳になる老人が、世間の流れについていけず農場を手放す事になり、生活に困窮し始めてしまった。
仕事を優先してしまっていた為、家族とは疎遠。娘の結婚式はブッチし、孫の結婚式の支援すら危ういんだから、そりゃ当然って話。娘とは12年も口をきいてない始末。
そんな時、彼に「トラックを走らせるだけで大金が入るよ」という話が持ちかけられる。
彼は、悩みながらも、その仕事を引き受けた──
っていう話。
これは実は元となった現実にあった事件を元にしているそうで。
ググれば出てくる。「90歳の運び屋」で。その事件にインスパイアされた映画です。
この映画は、ストーリーラインで説明すると、90歳で今まで交通違反すらした事がなかった老人が、運び屋として活躍し大金をGETするが、お金ではどうしようもない『時間』と『家族』の大切さに気付いた話、ってだけなんですよ。
でも、映画で語られていたのは、そのストーリーじゃないんです。
その中にあった、登場人物たちのセリフでは語られない、濃厚な『人間の感情』でした。
クリント・イーストウッドさんの晩年(※まだ生きてる)の映画は、そういうモノが多いんだけどさ。
登場人物たちが、その時抱えた感情。
そして、『お金ではどうしようもない『時間』と『家族』の大切さに気付いた』という部分。
これ、映画の中で、具体的に台詞等で説明は一切されません。ストーリーの流れの中に自然と入れられています。
90歳の運び屋、という話の中に、『お金ではどうしようもない『時間』と『家族』の大切さに気付いた』を入れたんじゃないんですよ。
『お金ではどうしようもない『時間』と『家族』の大切さに気付いた』という話を表現する為に、90歳の運び屋、というストーリーが利用されたんですよ。
と、私は感じました。
コレです。コレ。
私は今まで、そういう風に各章を書いてました。
各章で語りたいのは、章タイトルになっているテーマであり、中で展開されるイベントやストーリーは、それを表現する為の「演出」でしかない。
しかも私、こういう書き方じゃないと、長編作品が書けない。
なんで九章が詰まったのか。
理由は簡単でした。
ストーリーラインの方が先にあって、テーマを置いてきぼりにしていたから。
起こった事実だけを流れに沿ってかく、日記みたいのを書き始めてしまった為、詰まっちゃったんです。それで11万字で一区切りさせられる話が書けないから。
落としどころが全然見えてない。見えてても、そこに繋げられる自信がない。
だから手が止まった。
客観的に見れば、簡単な理由だったワケです。
って事で。
今回、味方にする&ヴィランの性格がぼんやり見えたところで。
テーマを先に決めましょう。
決めるのは次回ね!!
今回はここまで!!
以上!!
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