21/01/27 登場キャラの関係性等をさらに考える。

 体調がすこぶる悪い。

 内臓が痛い。主に胃。

 これが加齢か……


 さて。

 ふと、前回キャラたちの関係性や立場について考えていたのだけれど。


 ここで寄り道。


 ニュースでは、そろそろ時期なので恵方巻きの事をたくさん取り上げていたのを見た。

 恵方巻きね。

 私は食べないね。

 習慣がないからね。

 私は関東生まれ関東育ちなので、恵方巻きの習慣がなく、見ても企業の売り上げ戦略にしか見えない。

 好きでもないし。むしろちょい苦手。


 でも、節分という行事は大事だなと思ってる。

 自分でも『KAC』で『節分の神子』という短編も書いたし。

 日本の行事は好きなんだ。


 こういう日本独自の昔からの歴史や行事の成り立ちなどを作品に込めるのは好きなんだよね。短編『節分の神子』は考えるのも楽しかった。


 だから、今回もそういうのを入れられるといいな、と思っている。


 節分に出てくる『鬼』という言葉と概念も、調べ始めるとキリがないぐらい。面白い。


 そういうのを、混ぜ込みたいなぁ。


 最初は、映画からインスピレーションを受けていたので、漠然とイギリスとかアメリカとかそういう洋風な感じのものイメージしていたけれど、今は日本的なものにしようと思っています。

 また、大正時代ぐらいと思っていたけれど、昭和初期がいいなって。第二次世界大戦前の日本ね。

 東京には、洋服を着た人と和服を着た人が違和感なく普通に混在する、ある意味独自の文化が成熟していた時代。


 そこでね。

 主人公は純喫茶みたいのをやってるイメージ。定食屋でも可。要は「人が訪れる事に違和感がない」というのがポイント。

 ちなみに小ネタで特殊喫茶カフェー(※)だと思って入ってきた人が、主人公にセクハラして叩き出されるというのも入れたいね。


 まだ女一人ではなかなか生きにくかった時代。

 そんな中一人で生きる主人公と、仲間に引き入れたいドS女子と変態男。

 うーん。

 仲間──組織。うーん。うーん。


 例えば。

 暗殺も厭わない裏稼業組織があるとする。

 そして、おそらく取り締まる側の警察的な組織もあるだろう。

 ドS女子は今回敵役として考えているヘタレ男と関係があるっていう方向にしたいので、警察側ではないな。と、いう事は裏稼業組織側か。

 でも、ちゃんと組織だったものというより、雇用契約を結ぶタイプのヤツかな。

 全ては「金」的な。

 もともとドS女子自身、寂しがりの割には人と群れるのが好きな方ではないから、きっとそういう感じなんだろう。雇われて暗殺を行ったり護衛したり。


 という事は、変態男の方は警察的な国の組織に属してるのか。

 変態男の元となった、短編『百年の恋』の変態勇者みたい。

 こういうタイプの人間が正義を振りかざすのって怖いなぁ。

 変態男自身は目的の為なら手段を選ばないタイプだから、正義的権力を持たせると裏では人に言えないような事件解決の手段を選ぶからね。

 組織に忠誠を誓ってるワケでもなさそうなのが質が悪い。


 例えば、主人公が「実は強い」という人だったとしたら、裏稼業のドS女子とは顔見知りな可能性があるなぁ。

 そうしようかな。


 改めて整理ね。


 主人公とドS女子は顔見知り。仲がいいとかいう事はないけど、お互いがお互いの存在を知ってる。もしかしたら、過去共闘していたりするのかもしれないね。敵だった事もあるかな。

 まさに、不二子ちゃん的立ち位置だなぁ、ドS女子は。


 主人公と変態男はほぼ初対面がいいな。

 30コン作品でもそうだし「百年の恋」もそうだったけど、是非初対面でいきなり迫りくる気持ち悪さを再度書きたいね。今度は違うパターンでね。


 ドS女子と変態男は面識はないと思うけれど、お互いに噂を聞いてるっていう感じかな。当初はお互い正体を知らなかったけど、って感じがいいな。

 犬猿の仲を思う存分今度は書きたい。

「毒蛇」「狂犬」とお互いに仲良く呼び合う仲を是非描写したいね☆


 あとは。

 問題はヘタレ男子だな。

 当初は「普通の人」って思ってたから、本当に強くもないただの普通の善良な一般市民で考えていたけど、それだと浮くんだよね。

 本当の敵が、ヘタレ男子を見初めた理由もご都合主義になりかねないし。

 何か、欲しいところだ。でも、普通であって欲しい。

 貧乏華族、という設定でもいいかなとは思ったけど、なんか乙女ゲームによく出てくる「登場人物の男子はみんな高権力」って風になりそうだから、なんだかなぁ。


 どうせ華族の肩書を付与するなら、変態男につけたい。30コンでもそこそこ王子設定だったし。

 だとしたらヘタレ男子はどうだろうか?

 良い意味でも悪い意味でも「育ちがいい」方がいいんだよね。

 人間関係や環境に恵まれて育った為、素直で真っすぐ。でも、その無垢・無知故に人を傷つけたり、コンプレックスを刺激してしまったりするようなタイプ。

「育ちがいい」とは、親が金持ってるとか権力持ってるとかって意味ではなく。

 温かい両親に愛されつつちゃんとしつけられて育ち、周りの人間にも恵まれて荒まなかった、って事。


 時々いるよね。食事の仕方も綺麗だし物事に対するスタンスが丁寧な人。

「ああ、ちゃんと良い方向に手をかけられてきたんだな」って思うよね。


 例えば、華族(旧武家)から商家や農民に嫁いできた祖母に躾けられた、とかね。

 昭和初期の人の祖母っていうと、江戸末期から明治・大正と超えてきた人だろうし。

 もし華族から商家や農民に嫁いで来たとしたら、貧乏華族だろうな。

 祖母はお金の為に結婚したんだろう。結婚先は金持ち商家か豪農だな。

 って事は、地位はないけどそれなりのお金持ちって事か?

 いや、それは祖母の結婚相手だな。祖母の長男以外のヘタレ男子の家は分家かもしれない。

 だから、特別貧しいワケじゃないけど、特別裕福でもない家。中流家庭かな。

 学校には通えていただろう。

 祖母に言われて武道を習っていたかもしれない。

 だから、それなりの身のこなしは身についているかもね。


 そういう感じか。

 あとは、主人公との関係性だな。


 まぁ、今回の作品で「はじめまして」だな。

 もしかしたら、ご近所さんとして顔見知り、ぐらいだったかもしれないけれど、あくまで「見た事あるけど名前も知らん人」ぐらいの距離。

 作中の事件がきっかけで距離が近くなって──って感じだなぁ。


 疲れた。

 隔日更新を半日ほどぶっちぎったけど許して。

 次は、今回決めた立場等を含めて、もう少し突っ込んで、でも視野が狭くならないように、設定を考えていこうじゃないか。


 それではね!



 ***

特殊喫茶カフェー

 明治以降昭和初期(戦後暫く)までは、「喫茶店」といれば今でいうスナックやクラブ的な、性的サービスありの酒を出す場所の事だった。

 現存する「純喫茶」というのは、「そういう性的サービスをしない、純粋な喫茶店だよ」という意味をあらわしていた事の名残。

 純喫茶は名前が残ったけど、特殊喫茶という名前は消えて「スナック」「クラブ」に変化していったね。これはその時代その時代の風俗取り締まりの網をかいくぐる為に、名前や形態を変化させていったせいだと思われる。

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