21/01/10② 作中のキー「妹」の件について。

 お? 連続更新? 珍しいね、と思ったそこのあなた!!


 それはね!

 仕事してて、データ確認してもらっている最中の空き時間があるからなんだ!

 待ってる間、暇だからね! でも他の事する程まとまった時間じゃないからさ!

 少しずつ書き溜めていってるよ!!


 三連休?

 それはどこの異世界の話???


 さて。

 まずは、キーとなるキャラ③のヘタレ男の妹の行動から考えてみてはいかがか、という話になりました。


 思い出す為に再度書くと。

 そもそも、キャラ③ヘタレ男が『死人返し』に協力していたのは、妹を生き返らせる為だった。

 その、死んだ妹の魂が、兄が間違った道へ突き進んでいくのを止めたくて、この世に留まってるっていう感じです。

 ただ留まるのではなく、ぬいぐるみとか動物とかに宿ってる感じ。だから言葉は喋れないの。

 その妹の行動が、今回、結構なキーポイントになりそうな気がしますね。

 気のせいかもしれませんが。


 まず、死んだ妹について。

 成仏しようとしたら、兄が泣き暮れて大変な状況になってしまい、妹は死んでも死にきれなかった。(※いや、死んでるんだけど)

 それで、その思い残しにより、魂がぬいぐるみとか動物に宿った、と。


 妹、再度肉体(といっても入れ物だけど)をGETできたとして。

 まぁまずは兄のもとへ行くわな。そもそもその為にこの世に留まってるワケだし。

 そしたら──


 ──待て待て。

 そんなに簡単に、死んだ人の魂って何かに宿れるの???


 そしたら『死人返し』も簡単そうじゃん。

 そんな簡単にできてしまったら、『死人返し』の凄さがイマイチ伝わりにくいし、違いが分からなくないか??


 そもそも、なんで人形とか動物に宿るっていう設定を考えたかっていうと、ストーリーの最後に『実は妹の魂は最初からずっとそばにいたんだよ』っていうのをやりたいからだ。

 だから、これは外したくない。

 人形や動物にしたのは、妹自身に、主人公や兄に意志を伝える手段を持たせなくなかったから。だって意志の疎通が簡単に取れてしまったら事件が起こらんからな。

 だから、宿るのは『喋れる人間』であって欲しくなかった。

 逆に言うと、意思疎通の手段さえ持っていなければ、ぶっちゃけなんでもいい。


 どんなものに宿るといいのか、色々なパターンで考えてみようか。


 ① 人形

 例えば日本人形。動き出したら怖ェわ。普通に呪いの人形じゃねぇか。髪の毛伸びたりな。でも、変な設定ってワケでもない気がする。ありかな。

 ただ、コレがいつの間にか自分の近くにあったとしたら、やっぱ怖ェな。

 お祓いをお願いするかもな。


 ② 動物

 例えば、猫。ほら、猫ってよく何もない場所を凝視してたりするじゃん? きっと幽霊見えてるんだろうね……だから、幽霊に憑依されるっていうのは別に無理くりな話ではない気がする。もし兄のもとへ行っても、怖がられる事はなさそうだし、いいかもしれない。でも、行動が微妙に人間くさいんだよね、きっと。


 ③ 子供

 まだ上手く喋れない年齢の子供。例えば1歳ぐらい。この頃の子供も、場合によっては幽霊が見えていたりする子も多いみたいだよね。

 でも、上手く喋れないし上手く動けないから意思の疎通ができないの。

 そういえば、異世界転生ものを見てて違和感があったんだけど、赤ちゃんが流暢に喋るシーンとかあるじゃん? でもさ、赤ちゃんとかって舌が短いし、まだ表情筋や声帯等の筋肉の動かし方が下手なのね? まだ未発達だから。

 だから、意識が大人だとしても流暢には喋れないハズなんだよ。

 そんな感じで、うまく喋れなくてイライラしたりしてね。それに、もともとの人格(赤ちゃん自身)の意識が邪魔をして、ずっと憑依してられないの。それが葛藤を生んだりさ。

 結構アリだと思うんだけど、いかがか。


 ④ 主人公

 これはあんまりアリだとは思えないんだけど、一応、候補としてね。

 主人公に取りつく、みたいな感じ。でも、その場合には色々制限が必要だよね。

 まずは、主人公に取りついても、主人公の身体を乗っ取る事はできない、的な。だから、主人公の身体を借りて、兄であるキャラ③ヘタレ男子には話しかけたりできないの。

 また、主人公ともツーカーの仲になるのではなく、例えば感情は伝わってくるけど喋れないとか声は聞こえない、とかね。

 でも、その説明とか難しいなぁ。上手くできれば面白い演出になりそうだけど、上手くできる自信がない。やっぱナシかなぁ。


 だとしたら、人形、猫、子供のどれかか。


 で。

 そもそも、そんな簡単に死んだ人の魂が、何かに宿る事はあるのかって問題だね。

 多分、条件があるんだと思う。

 例えば、四十九日前まで、とかさ。

 それを超えてしまうと成仏できなくなって、悪霊化してしまったりする、とかね。

 そうしよう。時間制限がある、と。作中出すかどうかはまあ追々考えていこう。


 よし。

 じゃああとは、どれに宿るか、だね。

 どれがいいかなぁ。

 最初は人形って漠然と思っていたんだよね。ぬいぐるみと思っていたんだけど、日本人形にして怖さを演出するか。猫を思いついた時に、猫でも面白いかなぁと思ったりした。

 ここはまだ決定せず、もっと他を決めてから作品に都合の良いモノに決定しようかな。


 うん、そうしよう。


 よし。

 じゃあ今度は、この妹の動きを考えてみよう。


 妹、意図的に人形や猫に宿ったのではないような気がするんだよね。

 泣き暮らす兄を見てこの世に未練が残り、無意識に宿ったっていう感じ。

 なんでかっていうと、恐らくそんな簡単に『何かに意図的に宿れる』ってすると、おれってとっても便利な能力になりそうだから。

 でもそういう便利な機能って「この時、コレに宿れば問題が簡単に解決するじゃん」ってなり、時には邪魔になってしまう事がある。


 だから本人も無意識にコレに宿ってしまった、というようにしよう。

 で、誰かに「早く成仏しないと成仏できなくなるよ」とかってポロっと指摘されると、なんとなく「ああそういうものなんだ」って感じてもらえるかも。


 意図的ではなく無意識に、モノに宿ってしまった場合。

 妹目線で見ると、泣き濡れる兄を見て未練が募り、幽霊状態でフラフラしていたら、いつの間にか人形や猫に宿っていました、としよう。

 そしたらどう動くか。

 物理の身体を得たから、兄に意図を伝えようと、兄のもとへ行くわな。普通。


 パターンとして。

 ① 普通に兄のもとに辿り着けた

 ② 兄のもとに辿り着けなかった

 が、あるよね。


 いや、なんせ完全な状態で宿ってるワケじゃないから、「記憶が微妙に曖昧で家に辿り着けなくなった」という事もあり得そうじゃん?

 どっちのがよりストーリーが転がるかなぁ。


 人形で兄のもとに辿り着けた場合。動く人形が現れたら、そりゃ兄は驚くだろう。そりゃそうだ。呪われた人形かと思うよね。驚くっていうか、怖いよね。

 そうすると、もしかしたらそれが主人公と出会うきっかけになるかもしれない。

 それもアリだね。


 人形で兄のもとに辿り着けなかった場合、「呪いの人形」として主人公のもとに持ち込まれる、というパターンもアリかもな。で、どうしようか悩みつつ別に害はないから主人公は放っておいて、ストーリーが進んでっていうのも、展開としてはナシではないね。


 猫で、兄のもとに辿り着けた場合、普通に猫として兄は扱うだろう。

 ただ、普通の猫と違って四六時中兄にまとわりつくかも。意思の疎通が出来ないけど、伝えたい事があるから。

 この場合、猫の事はあまり触れずに作品を進める事ができるね。まぁ「なんか変わった猫」として扱う事ができるから。


 猫で兄のもとに辿り着けなかった場合、さまよったけど家が思い出せないから行き倒れていたら、主人公に拾われたっていう展開もできるね。


 うん、結構どのパターンでもいけそうな気がしてきた。

 なんとかできるっていう意味だけど。必然性を持たせられるのがベターなんだけどなぁ。


 まぁ、ここまでがある程度見えている状態で、先の構成を考えていってみよう。

 その時に都合の良いパターン、必然性がもたせられるようなパターンを見つけて行ってみよう。


 なんか良い感じ!

 進んでるよね!? 進められているよね!?

 良かった。

 よし、続きは次回ね。


 なんかいけそうな気がする!

 気のせいだと思うけど!


 それでは次回!!

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