20/08/20 なんとかオチのシーンを形にしようとしてるけれど……
BBA列伝にならないようにする為の事を先に考えるより……
先に……先にその、「私が書きたくなるオチのシーン」を考えよう。
それが私の「馬ニンジン(※)」のニンジンだから。
そのニンジンの為に、私は10万字以上書けるのだ。
だから、その「ニンジン」を、極上に仕上げないとね。
実はずっと老女に寄り添い続けていたものが、帰って来なかった男性からの愛情表現だった、という事にした。
感動を呼ぶ為には……やっぱり離別だよね。
って事は、そのオチのシーンは、老女が愛情に気づくのと同時に、その「寄り添い続けていたもの」が消えるか何かして欲しいところだ。
でも、ちゃんと「消える理由」が必要。
たぶん、役目を終えたからだ。
つまり、「役割」があったんだな?
何か老女の側に寄り添い続けた理由があったんだ。
それってなんだろう……
単純なのは「守るため」だよね。
でも、ぶっちゃけ「守る」って漠然としすぎてて、いつもこのワードを見ると「具体的に何からだよ」って思うんだよね。そう、私は歪んだ人間……
「死ぬまで側に居続ける」が、まぁ妥当な「守る」方法だけど、それだと老女が死ぬ必要があるしなぁ……
老女死んじゃうの……? えー、マジで。それもどうなんだろうか……
そういう時は、そのオチのシーンを再度思い浮かべよう。
要は「老女が愛情に気づく」事だ。くどいけど忘れないように何回でも言う。
……あー……
今、私の中でシーンが2パターン浮かんでるゥー。
1つは、当初の予定通り「老女が大切な物を抱きしめて眠る」シーンだ。
もう1つは、「老女が大切なものを抱きしめて
この2つのシーンの大きな違いは
「老女が死ぬ」のか「寄り添っていたものが消えるか」だ。
離別の瞬間、離れていく対象が違う。
老女が死ぬ場合、「寄り添っていたもの」がそのまま残り続けるのか、それとも老女とともに存在が消えるのか、その後の展開がまた異なる。
寄り添っていたものが消える場合、残された老女のその後を語る事ができる。
うーん、悩むゥー。
ぶっちゃけ、安易に人は殺したくないんだよねぇ。
その死が必要なら、勿論死なせるけど。ただ感動を呼ぶ為だけにっていうのなら、殺したくない。
じゃあ「寄り添っていたもの」が消えるのはいいのかって話だけどさぁ。
うーん。うーん。どうしたもんか……
先に、その「寄り添っていたもの」が何なのか考えてみよっか。煮詰まった時の気晴らしとして……
その「寄り添っていたもの」が、離れざるを得なかった男の生まれ変わり説はナシね。私の考えと合わないから。
構築する世界観によって、その存在が色々変わりそうだけど、世界観無視して思いつくものがあるとすれば……
・生きてる人間
・式神(人間型)
・式神(動物型)
・幽霊
・アンドロイド(ロボット)
・その他
※ここでいってる「式神」は、魔法とか異能とかで生み出した存在を含みます。
これぐらいかなぁ。
うーん。
実体を持つものだと、例え用途が終わっても、その実体そのものが残り続けるよなぁ。だから、「老女が死ぬ」パターンの方に使いやすい。
逆に実体を持たないモノは「寄り添っていたものが消える」パターンに使いやすい。
まぁ、そこはぶっちゃけどうにでもなるとは思うけどね。
しかし……
いつもだと、オチのシーンが思いついたら結構スルスル行けるのに、今回はなんでこんあにつっかえつっかえなんだろうか?
やっぱり、心の中で「BBA列伝」になる事を恐れているからか?
いっそ、それを主人公のシチュに変更したらいいのか??
うーん……
うーん……
うーーーーーん……
なんか違う。
何が違うんだ??
かなり好みのタイプのオチの筈だ!
なのに、何故萌えない!?
ギューン!! ってならない!?
なんでだ!?
枯れたか!?
とうとう、私の「萌え」的成分を分泌する場所が枯れたか!?
枯渇してしまったというのかッ!?
いや、違う。
たぶんそうじゃない。
私の「萌え」から、少し外れたんだ。
無意識のうちに。詳細を詰めようとした時に。
どうしても、後々整合性がとりやすい形におさめたくて、考えすぎているような気がする。
そうだ、きっとそうだ。
だから!!
「オチのシーン」には! 私の! 萌えのみを! 凝縮して! ぶつけなければならない!!
整合性!?
クソくらえッ!!!
BBA列伝!?
すればいいやないかいっ!!!
(※この考え方が、のちのちの自分の首をギュウギュウに絞めるんだけどね)
そうだ。
忘れていた。
私は「コンテストに間に合うようにコンテスト用の作品を書こう」としているのではない!!
私は!
私の!
萌えを!
自家発電する為に!
地産地消する為に!!
書こうとしているのだっ!!!
やっぱり。
毎度毎回この部分を振り返らないと忘れがちになるね……
いや、普通の人は忘れないんだろうけど。
と、いうわけで!
もっかい! もっかい考え直そう!!
決めた事も、場合によっては
自分の!
萌えを!!
ぶつけろ剛速球で!!!
と。
いう事で。
ここで、今まで封印していた禁じ手を使う事にしました。
これは、本当に本当の、最後の手段にとっておきたかったけど……今がその時!!
最後の手段とは?!
自作を読む事です。ハイ。
「え? それだけ?」
って声が聞こえてきましたよ! 誰ですか?! テレパシーを送ってきたのはっ!!
なんでこれが禁じ手かってーと。
私が書いた長編って、私の『萌え』が詰まってるんですよ。
その萌えの為に、10万字とか平気で書けるぐらい、そこに萌えが込められてるんです。
これは、誰が書いたものより、ピンポイントで私の心にブッ刺さります。
だって自分で書いてるからね。
逆にいうと、もうこれ以上萌える作品ってないんですよ。
これでヤル気スイッチ押されなきゃ、もう私には何も書けないって事になりますからね。ホントに最後の手段でしたよ。
今回読み直したのは、『数多の誰かの物語』の『第三章』
効果テキメンだァァァ!!
思い出した!
思い出したよ!!
この作品に込めた萌えをさァ!
そうだよコレだよ!
私はこういうのが好きなんだよ!
分かってるね私!!(※当たり前
キタ!
キタキタ!!
萌えパワーが戻ってきた!!
なんでこの作品が効果テキメンかってーと。この作品だけは、コンテストとか一切考慮せず書いた作品だから!
私の、本当に純粋な『こんな作品が書きたい』を凝縮したものだから効くんだよ!!
しかも、まだ『第一章』と『第二章』、まだまだ追加できる燃料があるから大丈夫!!
この気持ちだ!
消えないウチに考え直すよ!!
ちょっと長くなってきたから続きは次のエピソードでね!!
それでは!!
***
【馬ニンジン】
「馬の鼻先に
馬の目の前届きそうで届かない部分にニンジンをぶら下げる事により、馬がそのニンジンを食べようと前に進む(でも届かないから食べられない)事を言う。
つまり、ヤル気ない人間にご褒美をチラつかせて、無理矢理動かす事。
私は、これがないと万事何も出来ない……
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