自分が目指したいものについて考えてみる

手探りでゼロからの出発。目標はない。

20/08/02 ただいま。

 こっちのエッセイ久しぶり!

 戻ってきたよ!

 KACが終わったからね。


 今、私はまっさらな状態ですよっ!

 まっさら──燃え尽きた真っ白な灰みたいなもんですけど。


 この半年で色々あった気がする。

 勿論、新コロナで世界が変わったけどさ。

 私自身も色々変わったよ。


 先にどう変わったかっていうと、イベントに参加するの疲れちった。


 それでさ。

 改めて自分に問いかけてみたんだよ。

「プロの物書きになりたいの?」

 って。


 そしたら、私の心の声は素直だった。


「金は欲しいけど、面倒くさかったり何かに追われたりするのは嫌」


 だとさ。

 うん、とても良い心の声だと思う!


 そう、できれば何もリスクを被る事なく、こっちのコストを消費する事なく、金もらって呼吸して生きていきたいっ!!!


 ……大丈夫、社畜だからね。

 そんな事が不可能な事ぐらい、心壊したレベルで理解しているよ。


 だからね。

 今後はコンテストは気が向いたら参加する事にした。


 じゃあ、コンテストに参加しないなら何をするつもりなんだテメェと聞こえてきそうですが。


 今は絶賛燃え尽き症候群だから、コレといったものは思いついてないよ。

 それに。

 今「新しい日常へのシフト」に私の仕事が思いっきり巻き込まれて、仕事の方がアップアップしてるので、情報のインプットもできていないし。

 ちまちま、チマチマ種を集める作業からまた開始かなー。


 私が漠然と「こんなものを作りたい」と思っているのは……

 年齢・性別を超えて、刺さる人には刺さる作品、かなぁ。

 年齢や性別でくくられるのは勿体ないなって、最近思ってきたんだよね。


 例えば「鬼滅の刃」が、少年漫画なのに成人女性たちにもウケたっていうのは、作者が女性だからではないと思うよ。

 そこは性別や性別は関係ないと思うんだ。


 というか。

 私はそもそも「少年漫画」「少女漫画」「青年漫画」「女性漫画」っていうジャンルはどうなんだろうって最近思ってきたんですよ。

 これってさ、雑誌として出版する上でメインとなるターゲットを明確にする為のくくりでしかなかったのではないかと思うのです。

 昔は漫画を1話だけで販売するって事はできなかったからね(※販売コストを考えると不可能)

 複数の作品を1冊にまとめる必要があった時に、じゃあ最大ターゲットはどこかっていうのを「少年」にしただけだったのではなかろうか?


 例えば、少年ジャンプに掲載されている作品の、全部の共通点は「ジャンプっぽい作品」ってだけなんだと思う。


 個別に作品を解析すると、実は年齢・性別でターゲットが分かれているのではなく

「冒険活劇好き向け」

「異能力好き向け」

「ラブコメ好き向け」

「不条理ギャグ好き向け」

 って感じになってるだけなのではなかろうか?

 あと、少なくとも

「がっつりエロはない」

「がっつりグロはない」

「不要なリアルさはない」

 っていうNG項目が明確になってる事かなぁ。


 どっちかというと「少年向け」なのは、NG項目の方が当てはまるんじゃないかな。

「冒険活劇好き向け」=「少年向け」なのではなく

「がっつりエロはない」=「少年向け」じゃね?


 これを考えるきっかけになったのは、映画「キングスマン」なんだよね。

 コレさ。

 グロ描写多いんだ。

 人は真っ二つになるし

 頭は吹き飛ぶし。しかもいっぱい。

 教会で大量殺人も起こるよ。

 でもね。

 血は殆ど流れない。

 表現としてはグロいけど、スプラッターではないから。

 ちなみに、エロ描写もあるよ。

 でも、ハッキリ描写していないんだ。

 大人ならね、意味が分かって思わず「下品(苦笑」となってしまうんだけど、意味が分からないと流せてしまうレベルなんだ。


 なんか、ステレオタイプのイギリスって感じの映画なのではないかと思った。

 知識がある人が好みそうな感じっていうのかなぁ。

 いや、自分に知識があるぞって言いたいんじゃなくて……

 隠されたエロさとか表現ね。

 明示されてないけど、流れからして「絶対やったね」っていう、匂わせ、的な?

 グロ表現もそう。

 血が流れないだけで全然違うんだ。それに、人の断面とかも見えないし。


 キングスマンはR15だった。

 確かに、小学生向けではないかなぁ。

 ……でも、それなら映画・AKIRAの方がグロかったけどなぁ……

(小学生の時に見て衝撃だった)


 なんか言いたい事がズレてきたなぁ。


 この映画を見た時に、

「NGである部分をちゃんと線引きする事によって、参照できる人の幅を広げる事って、難しいけどアリなんだ」

 って思ったのですよ。

 じゃあ、今までよくあるくくりを無くしてその作品を評価するのって、この作品を好きか嫌いか、だけになるんじゃないかって。

 あと、そのエンタメに振り切った演出方法ね。


 そこには、年齢性別のくくりではない何かを感じたのです。


 ……今ググって、私が今感じている感情に近い言葉を見つけた。


皮肉ひにくる」

 ・相手の欠点や弱点を意地悪く遠まわしに非難すること。あてこすり。

 ・予想や期待に反し、思い通りにいかないこと。


 これやコレ。

 キングスマンは、イギリスの階級制度を強烈に皮肉ってるのね。あと、閉じた宗教観も。

 皮肉って、知識のある人にしか通じないのね。

 だから子供には皮肉って通じにくいの。

 キングスマンなんかは、皮肉が分からないとただの痛快スパイ映画ですよ。


 そもそも、創作作品って現実に対する痛烈な皮肉だと私は思ってるんですよね。


 で、創作作品の皮肉に気づくと、私はアハ体験するワケですよ。

 勿論、水戸黄門に通じる「待ってました!」も好きだけれど、それも「実際はこう上手くはいかない」に対する皮肉だよね。

 そう、現実には、困った時にヒーローは現れてくれない。

 だから、創作作品では、ヒーローが絶妙なタイミングに来てくれる事を切望する。


 あ。

 ちなみに。

 現実で皮肉言われるのも嫌だし、それを見るのも嫌ですね。

 なんでかっていうと、言われたその時は皮肉だって気づかなくて、後々気づいて悔しくなって、でもどこにもその怒りや鬱憤うっぷんをぶつけられずに悶々として胃を痛めるからです。


 現実世界を皮肉りつつエンタメに極振りした作品が作ってみたい。


 できれば、それが、「小説」という閉じた文字だけの世界ではなく、もっとボーダレスに展開させたい。

 色々なものの線引きを超えたものを作ってみたい。


 それが、今私の中にあるボンヤリとした野望ですかね。


 あ、「皮肉る」がポイントだよ。直接的にディスったらダメなんだ。

 そんなのただの悪口だから。


 なんか、あっちこっちにブレつつ夢語ったなー。


 ま、多分、夢で終わるけどな。


 それに。

 それをやるにはまず、ネタを探さないとね。


 そこが果て無く遠い終わりのない作業なんだよなぁ……

 どんな物語書こうかなぁ……


 少しずつ、インプットしつつ探してみますわー。

 それではね!

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