2/11 ヴィランの産みの苦しみ

 ヴィランについて考えてた。


 前回書いた30コンのルリさんという毒舌ドS女子がいる。

 お気に入りだ。書いてて凄く楽しい。


 彼女をヴィランとして出したらどうだろうか?


 出し惜しみしてても仕方がない。

 お気に入りのキャラを使うなら、ここぞというところが良い。

 と、いうわけでヴィラン。

 物語の最後には倒れる事になりますが。

 好きなキャラなので気持ちの篭った花道を用意できるでしょう!!


 ボスにするか。

 越えなきゃいけない壁にするか。

 それが問題だ。


 ボスは、それこそ倒されて『いい気味だ』となるぐらいの嫌〜〜〜なヤツを用意すべきなのか。

 それともお気に入りの子をボスにするか。

 うーーーーーん……悩むねぇ。


 キングスマンを見た今だと、お気に入りは越えなきゃいけない壁として、ボスには嫌〜〜〜なヤツが黄金パターンかなって思った。

 しかも。

 その嫌〜〜〜なヤツは、現代にもそこそこいる『嫌なヤツ』を誇張した感じのヤツね。


 うーーーーーん……

 キングスマンに引っ張られてしまう……

 ここは、別の作品を見るべきか……?


 同じタイプ(荒唐無稽スパイもの)のだと、チャーリーズエンジェルかな。アレも好きなんだよね。

 確か、チャーリーズエンジェル映画版第一弾のボスは……あの人だよね(※ネタバレ防止の為に濁してる)

 コレは……30コンパターンに近いのか。

 うーーーーーん……

 悩むなぁ。


 例えば。

 既存の映画や漫画、俳優・女優さんに『こんな悪役をやって欲しい』ってイメージして、膨らまして行くと、良いネタが思いつくかなぁ。


 物腰柔らかいけど毒舌でドSで鬼強い女の子を従えている人……


 ああ、『何故この人に従ってるのか?』から考えないとダメだなぁ、この場合。

 そうじゃないと『そんな猛犬を飼い慣らせるか? なんで従ってんねん』て読んでて疑問が出てきちゃう。

 ええと……


 彼女の場合、多分『嫌々仕えている』っていうのはナイと思うんだ。

 ただ、盲信してる、心酔してるっていうのもナイと思う。

『大切な人だから。守らなければならない存在だから』っていうのがいいのかな。

 それぐらい信念が欲しいね。

 相容れない信念と信念がぶつかって倒されるっていう方が、私好みだ。

 うむ。

 だとしたらァ〜……


 子供、とか?

 子供、といっても幼児ではなく。

 10代後半ぐらいの。


 だから、例えばバトルものだとしたら、山場は鬼強い女子との一騎討ちで、それが終わったら。

 ムカつく子供を叱る意味合いで、かかと落としを脳天に一発入れてKO、的な。

 これもお約束な流れだよね。


 うーん……

 それとも、やっぱり山場はボスとの戦いで……


 はぁ。

 王道パターンにも色々あって迷うよね。


 ヴィラン、ヴィラン、ヴィラン、ヴィラン、ヴィラン……


 ああ。

 ええと、エージェントオブシールドのシーズン2の場合はエンドはああで……

 ああ、あの展開も熱い。


 あああああ〜〜悩むゥ!!


 どれもこれも面白いやんか!(※当たり前

 展開としては結構みんな王道で、良い!!

 素敵!!

 どれも真似したい!!


 一番展開として熱いのは、エージェントオブシールド2か。

 まぁアレは映画じゃないから出来た展開でもあるけども。

 勢力1シールド・2インヒューマンズ・3ヒドラ(ついでにウォードたち)が三つ巴で、この3つが展開によって共闘したり敵になったりする(場合によって1も分裂する)主人公は時によってその立場を変えざるを得ない感じになる。

 うーん熱い。


 その時その時によって立場を変えるというのは、現実には往々にしてある事だから、そういうのも書いてはみたいところではあるが。


 難しいねぇ。


 あー。

 あと王道パターンもう一つ。

『ボスを倒した後に、世界を壊しかねない時限付き装置を止める』

 これもあるね。

 これ、いいね。

 ボスですら、何かを助ける為の障害でしかないパターンだね。

 その装置を止める事が、ミッションなの。


 コレもいいねぇ。


 一捻り入れるとすると、タイムリミットに間に合わなかった──と思わせて、実は他で解決したパターン、とか。


 まぁ探せば過去作で沢山あるから、どれからかパク──インスパイアしてみるのもいいかもね☆


 うーん?

 いつの間にか、ヴィランを考えていた筈が、物語の終わり方を考えてないか?

 もう……こんなんばっかや。

 まずはヴィランだってば!!


 鬼強女子を従える嫌なヤツ!

 例えばね?

 私は壇蜜さんが好きなんだけどね?

 壇蜜さんが鬼強女子で、彼女を従えてるヤツだよ。

 ならば……

 ダメ男がいいなぁ。

 ヘタレじゃなくて、ダメ男。

 他罰的で、何かあるとそれは全て他人のせい、ってするヤツね。

 責任感なんてないし、面倒臭い事は全部他人任せ。

 自分の欲求優先で、金や権力があるから好き放題出来る。本来は人望とか一切ないのに、金や権力に群がって来ているのを、自分に能力があるからだと過信してるバカ息子系がいいな。

 勿論フィジカルは強くない。

 頭はいいのかも。専門バカだけど。

 他人の傷には無頓着だし、他人が傷つくなんて想像すら出来ない(他人に自分と同じく自立した人格があるって事が分からない)。

 世界の中心は自分だと本気で信じてて疑ってなくて、他人は全部モブとかNPCだと無意識に考えてるタイプ。


 だから、『自分が悪いことをしている』という感覚はなくて、むしろ自分は世界を救う為に動いているんだ、とか半ば本気で思ってるヤツがいいかも。

 キングスマンの敵キャラもそうだったね。

 下衆な選民思想を持たせてもいいかもしれない。


 ああ……キングスマンのボスキャラに引っ張られてるー……

 だってあのキャラ秀逸だったんだもん。


 インスパイアインスパイア……


 ええと。

 自己愛性パーソナリティ障害や、神コンプレックスを募らせた感じがいいかなぁ。


 ああ……

 でも、ある意味ちゃんと愛情をかけてあげないとなぁ。嫌いでもあるけど気持ちは理解出来ないと。納得はしなくてもいいから。


 うーん……よくいる嫌なヤツを誇張したりとか、自分の嫌な部分を誇張したりとか。

 その方がいいかなぁ。

 じゃないと、ただの嫌なヤツになっちゃうし。

 ある部分理解できる、なんとなく分かる、そう感じないと、読んでて何も感じないかもしんないし。

 いや、別に読み手に何かを感じて欲しいとかおこがましい事は考えてないけど……

 キャラの厚み? として考えると、『どこかにいそうな嫌なヤツ』の方がいいかなーと。


 ……考え過ぎかなぁ。


 まずはキャラ付けしてから、性格を盛っていった方がいいかな。

 うーん……このキャラは他から引っ張ってきてる訳じゃないから、具体的にイメージ出来ないんだよなぁ。


 物腰柔らかいけど毒舌でドSで鬼強い女子は、30コン作品のルリさんを発展させた感じで具体的にイメージ出来る。

 言葉遣いも柔らかく上品で丁寧。ただ、武器は銃火器が希望。

 ギャップが好きなので。

 丁寧な口調と柔らかく可愛い声で相手をディスりつつ銃火器振り回す姿って、萌えない?

 私は萌える!!

 ただなぁ……私銃火器詳しくないんだよなァ。

 ……ググるか。


 まぁそんな感じで、彼女は舞台関係なくイメージ出来るんだけど。


 倒すべき嫌なヤツ……コイツの具体的イメージかぁ……

 例えば芸能人からイメージしてみるか。

 ちょっくらググってくるわ。


 ……イマイチ、ピンと来なかった……


 唯一、染谷将太さんが少しイメージに近かったかなぁ。多才な演技をなさるから、狂気や脆さを内包してそうで。

 神木隆之介さんも、この間見た笑ってはいけないの演技凄かったし、あんな感じでひ弱な狂気を見せて欲しいかな。


 うーん、でもイマイチしっくり来ない。

 まだボスの存在に納得してないからかなぁ。


 ヴィランって生むのホント大変だね……

 いや、お気に入りのキャラならすぐにイメージ出来たか。

 ならアレか。

 やっぱボスをお気に入り女子にするか。

 でもォ……なんかしっくり来ないんだよなぁ。


 うーん……

 さっきから何がしっくり来ないのかなぁ。


『こんな物語が書きたいィィィ!』

 という欲求がまだないからなのか。


 そうそう。

 今ね。

『スパイもの』に、導かれてる気がするの。

 導かれし者ですよ。

 キングスマンを見たのを皮切りに、たまたまテレビでミッションインポッシブル2やってたし、これから007シリーズをテレビでやるんだってさ。

 007の映画も4月に最新作が公開されるんでしょ?


 なんか、きてるよね。


 まぁ、私が書くならコメディタッチで書きたいし、現代スパイものではなく、少し昔のを書きたいところだけれど。


 スパイものとして、ちょっと考えてみる??

 書いた事ないし、どう書けばいいのかも分からないけれど……


 スチームパンクで、スパイもので、魔法もあやかしも異能バトルもありで。

 ……詰め込み過ぎちゃう??


 いや!!! 好きで書くんだから限界まで自分の萌えを高圧縮して詰め込むべきだ!!

 だから野望はやる前に捨てるべきではない!!


 よし!

 やるぞ!!


 ……取り敢えずは、目の前のド年度末仕事を片付けて、時間こじ開けないとな……


 今日はここまで!!

 以上!!

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