1/17 『ブスの、逆襲』読んだよー。
この作品は、シャーロックホームズと同じ形式だねー。
ストーリーの中核は、馬場添さんという女性の弁護士さん。
でも、貝谷さんという男性の美容師さんがストーリーテラーとして、彼の一人称で話が進んでいきます。
バディものって程二人の距離は近くないんだけど、まぁバディものなのかな。
距離感はドラマのガリレオに近いかも。
貝谷さんが問題を馬場添さんに持ち込む形式なので。
面白かったは面白かった。
法律に詳しいんだなー。
やっぱり、作品を書くには何か知識的な面で一芸に秀でないと、面白いものは書けないのかもしれない。
馬場添さんのキャラもその後輩となる倉田くんのキャラも面白かったし、何が凄いって、ヘイトキャラの種類が豊富。どいつもこいつもムカつく。色んなダメ人間が出てくるのが凄かったー。
そのダメ人間たちを、法律で叩き潰していく姿は確かに爽快だった。
まさにキャラ文芸。
ただ……
完全に好みの問題なんだけれど、私の好きなタイプの作品ではなかった。
いや、好きな筈。
物語のタイプとしては、水戸黄門や暴れん坊将軍系。形式美に則って『今度はこういうダメ人間をケチョンケチョンにする』っていうヤツだし。
だから、結構好きな人は多いと思うなー。
安心して読めるし。
ドラマに向いてると思った。
でもキャスティングは難しいだろうな。
私がこの作品にハマれなかったのは、多分、私が登場人物を好きになれなかっただけだと思う。私は結構性根が歪んでるので。
私はエンディング至上主義なので、作品の最後をとても大切にするのだけれど、サウナ、そして今回のブスについては、短篇連載形式だった為、最後がちょっと……だった。終わってないのさ。
いや、ある意味ブスの方はオチがついたけど、正直『……へぇ』だった。
いや、多分、この流れ、好きな人は好きなんだよ! そして好きな人は多い筈!
私の好みではなかっただけだよ!!
どんぐらい私の好みが変なのかっていうと、今回のM-1チャンピオンネタにクスリとも出来なかったレベルだからね!! 真顔で『これの何が面白いの?』と、一緒に見てて爆笑していた相方に聞いたぐらいだからね。
まだ30コン受賞作品を全部読んだワケではないけれど、なんとなく、なんとなーく、編集部が探している作品の方向性が見えた気がした。
そういえば、今回の『特集』も『名探偵vs怪盗』だったな。
ふむ。
そりゃそうか。
あとは、カクヨム 発で映画&ドラマ化を目指しているとか。
幸い、カクヨムは他と違って角川直営だから、メディアミックスまでの距離がかなり短い。
『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』も、一応コミカライズしたけどNHKでドラマ化したし、二匹目・三匹目のドジョウを探しているのかも。
(※どうでもいいけど、ドラマ化の際タイトルが変わってしまって、作品のコンセプトそのものが──なんだけれど。大人の事情って怖いね……作者の思いなんて、動く金の前では儚いね)
そういえば。
二匹目のドジョウって、あんまり良い意味では使われないけれど、今回私はマイナスイメージでは言ってない。『方向性を模索している時』はコレも一つの方法で、二匹目のドジョウが
さて。
次も他の作品をヨムヨムしたいんだけど、30コン受賞作品はちょっと置いておこう。
正直、お腹いっぱいである。
同じコンテストの受賞作品なので、何というか……似てるんだよね。空気? が。いや、全然カラーは違う作品だよ? でも、テンポが近いというか。私の中で何かが『同じタイプ』と判断してるんだよね。
言うなれば、30コンの作品は全部和食なのさ。好きだよ? 和食。大好きさ。米がなかったら私は何を楽しみに生きればいいんだってレベルさ。味噌と醤油がない世界では生きられないね。
木星は寿司。
サウナは煮物。
ブスは生姜焼き。
好きさ!!!
でも、時々ハンバーガーが食べたくなる!
味変したい!!
そんな感じ!!!
なので、もっとエンタメ極振り作品が読みたい。
と、いうワケで、前に奈月さんにご紹介いただいたヤツを読みに行こうかなー。
……あれ?
自分の作品は??
うーん??
今は読む方が楽しいのですよねー。
あと、病み上がり&介護疲れ&ペットロスで、単純に何かするエネルギーが枯渇してる。仕事で手一杯。
アウトプットする余裕がないよー。
……入院拒否せず、大人しく入院しとけば良かった……そうすれば早く回復出来たのかもしれないのに。
しくじったなぁ……
社畜根性が邪魔をした……
何の為の医療保険だよ……
よぉし!! 次に入院出来るタイミングが来たら入院するぞ!!
絶対入院してやるからなっ!!
入院する! 絶対にだ!!
さて。
そんな入院宣言は置いといて。
次のヨムヨムいってきまーす。
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