応援コメント

1/15 『木星で春を待つ鬼』を読んだった。」への応援コメント

  • 牧野さんは、SFの定義について難しく考えすぎているのではないかと思いましたので、分かりやすく解説したいと思います。

    2001年で有名なハインラインは「過去とか未来とか、科学的なものが出て来たらSFだ(超意訳)」と言っていますし、
    トワイライトゾーンのサーリングは「起こりそうも無い事を起こりそうに描いたらもうSFだろう(意訳)」と言ってましたし、
    ロボットの神様アシモフは「宇宙船やタイムマシンが出てきたらSFかって? 全然違う!
    ワンダーが有るか無いかだ!(超意訳)」と述べました。
    つまり、大抵の小説はほぼSFだと言い切ってしまって構いません。

    あまり知られていない書籍なので余程マニアな方以外はご存知無いかと思いますが、俺TUEEE!! の元祖は約二千年前に書かれたSF小説です。
    主人公が超能力と奇跡を駆使して帝国と闘う話で、時には自らの血肉を変化させワインを出したりパンを出したりもします。アンパンマンもこれのオマージュですので当然SFです。終盤に主人公は敵に捕まって死ぬのですが、この人類初のSF小説における鬱展開に当時は3割もフォロワーが減ったそうです。そのため、編集部ではこれはいかんと言うことで3日後に生き返らせることにしたそうです。

    また、日本の古典では、「光に近い速度で移動する宇宙船の中では時間がゆっくり進む現象」を指す浦島効果に着想を得て浦島太郎が書かれました。竹取物語は月から来た宇宙人に連れ帰られてしまう話で、日本初の異星人SFとして有名です。

    私の少ない知識からの推測となってしまうので断言は出来ないのですが、OLの腕から日本刀が出てきたりしたら、恐らくSFと言って良いような気がします。

    作者からの返信

    須藤様

    コメントありがとうございます。

    そうですね、少し私は……難しく考え過ぎていたようです。
    そうか、すべてはSFになるのか……
    そうですよね。
    日本ではあまり実像を知られていないですが、2000年前にいた方の設定はまさにSF……
    亀に乗った彼も、竹から生まれた彼女もそうですね。お椀の船と針の剣を持って鬼と戦った彼も、不思議な道具で大きくなったりしますし。
    不思議な国へ入ってしまった彼女も大きくなったり小さくなったり。まさにそんな感じな気がしてきました。
    知らなかった、僕の顔をお食べよの彼もSF──そうですよね。だって空を食べるし。顔を交換すればエネルギーが復活するというのは、まさにバッテリーの考え方でもありますよね。

    そうか。全てはSFなのか。
    腕から日本刀出てきてもSF……確かに。
    あれ?
    ということは、もはや私はSF書き? もしかして今後もSF書き??
    なら全然問題ないのでは──

    ……いかん!!
    危うく洗脳されるところだった!!
    いや、確かに広義で暴論ぶちかませば、全てはSFですけどっ!!
    説明されてないだけで理論があるのであればSFですけどっ!!

    怖い怖い……須藤さんに乗せられるところだった。

    でも、なんか、ちょっと考えてしまいますね(※須藤さんの思う壺)
    面白そうだな……

    コメントありがとうございました!