01/14 書きたい種類

 世界が輝いて見えるよっ!!


 マトモに普通に出勤するのはいつぶりだっけ?! 一年振り?!


 ああ、普通に出勤出来る尊さよ……なんて素晴らしい事なんだ。


 仕事?

 出来ればしたくはないね……


 はーてーさーて。

 昨日散々夢を語るだけ語りましたけれども。


 昨日言った事ってね、実は散々ッぱら色んなコンテストの募集要項に書いてあったりする事なんだよ。

『ジャンルに囚われないエンタメ作品をお待ちしております』

 とかって言葉、どっかで見た事ない?


 でもね。

 そううたう出版社の既刊本情報探してもね。

 あんまりそういった誰もが手に出来そうな『エンタメェェェ!!」という色をした本がないんだよ。


 この解離にここずっと違和感を感じていたりした。


 それにね。

 今とても感じている事があるんだけど……

 言葉にするのがとても難しいんだけれども。


 ええとね。


 ・ラベリング

 ・クラスタ

 ・ボーダー

 ・種別

 ・性別


 そういう、分かりやすい『括り』そのもの。


 これ、邪魔じゃね?

 って。


 私は元々、そういったモノから浮きやすいタイプで、散々浮かないように逸脱しないように生きてきたんだけれど。(※結局浮いた)


 昨今はそういったものをなくして、『十人十色で生きて行こうぜ!』的な事を叫ばれ始めてると思うんだけれど、

 そういう言葉がよく登る割には、現実はむしろガチガチに細かく区切られていってる気がするんだよね。


 本来本当に必要なのは『ボーダーを取っ払って違いを受け入れる』の筈が

『大きな括りを細かく裁断しただけ』に見えるんだよね。


 区切りは相変わらず存在するの。

 違いを受け入れるのではなく、締め出してるって感じ??


 何故だろう??


 必要な区切りはなくしちゃダメだと思うよ。

 例えば宗教。

 これはなくすべきじゃない区切りで、お互いの存在を認めて不可侵である事、それだけ。


 ……そう、これ『不可侵』

 コレ、結構色んな人が忘れてないかなぁ。


 多分、細かく区切るのっていうのは、細かく分けた事により、違う区画の所には『アナタは違う所属なのだから』と口出しさせない為のような気がする。

 でも待って。

 同じ区画だからって口出しして良い事にはならないよね??

 なのに、ちょっとでも何かあると烈火の如く叩くの。布団だってそんなに叩かねェよってぐらい、みんなで寄ってたかって叩くの。ボッコボコに、再起不能になるまで。

 それによって過去自殺者が出たりしてるのに、何故人は学ばない?? 忘れちゃった??


 本来は口出しさせない為に細かく区切る事ではなく、そもそも『口出し無用』『不可侵』であるべきなのじゃないのかなぁ。

 叩くなんて言語道断。


 そういった感覚からの、『男性向け』『女性向け』とかそういう括りのない『エンタメェェェ!』作品。これが書いてみたい。よみたい。

 伝わるかなぁ……


 でも、万人受けとも少し違うんだよな……

 誰もが楽しめるんではなく……でも、性別とか国籍とかそういうのを超えた、刺さる人にはザックリ刺さる作品。

 ああ、本当に言葉にするのが難しい……


 ……。

 まぁ、無理して言葉にする必要もなかろうもん。


 とにかく、エンタメ作品だよ。


 そういうのをさっ!

 書いて行こうぜっ☆

(※考えんの面倒臭くなった)


『じゃあそのエンタメ作品って何さ』


 とか言われると困るんだけれどもね。


 えーとねー……すんげぇ雑に例えると、『SFガチ勢じゃなくても楽しめるSF』『歴史ガチ勢じゃなくても楽しめる歴史小説』だよ。

『異世界転生・転移のテンプレを知らなくても楽しめるヤツ』とかさ。

 つまりええと……


 例えば、そのジャンルの入り口になり得る作品とでも言うのか。

 敷居は低く。

 しかし練りこまれてて面白く。

 ちょっとそのジャンルに詳しい人が見ても『まぁこの程度なら目をつぶる!』と言えるぐらいのエネルギーを持たせる。


 ハードルバカ高ェ……


 しかも、webという場は有利でもあり、不利でもある。


 今や、webは誰もが利用できるツール。だから、性別年齢国籍思想問わず色んな人がいる。

 だから、web小説っていうのは、とてつもなく間口の広いモノなんだよね。


 でも、その代わり。

 人が時間や場所を問わずアクセス出来る為、情報過多で埋もれやすく、離れられやすい。

 色んな人がたっっっっくさん居て、その匿名(に、見える)世界のせいで攻撃性も高まる。


 複雑な世界なんだよね。


 例えばそうだなぁ……

 異世界転生モノはもはやテンプレ・王道になったけれども。

 コレ、テンプレ・王道になったばかりで、有効範囲は途轍もなくまだ狭いのね。広がるかどうかも微妙。


 私が今『こういうのどうかなァ?』って言ってる作品ていうのは、その王道やテンプレを知らなくても読める『敷居の低い』作品。

『冒険者』とか『魔王』とか『エルフ』『ゴブリン』って簡単に出てくるし説明もない事多いけどさ。

 これ、ジャンルを知らない人からすると???なのね? しかも、まだ多いからね、そういう人。web界隈では少なく感じるけど、webの無料小説・漫画サイトで隆盛を極めているだけで、一歩ズレるだけで伝わらないから、ソレ。


 それをね、説明する必要があるんだけど、説明臭くちゃダメ。だって説明書や攻略本読んでるワケじゃないから。

 分かりやすくストーリーの一環として説明する必要がある。

 でも。

 説明を入れるとリズムが遅くなりやすく、そうすると慣れた人からするとダルいんだよね。『そんなの知ってるから早よ進め』ってなる。

 ここの折衷せっちゅう(※)を取る作品を書くのさ。


 ムズッ!!

 考えただけでムズッ!!


 SFもそう。

 歴史物もそう。

 これはジャンル関係なくやった方がいい、私はやりたいと考えている。


 特に、流行ってる異世界モノや、SF、歴史モノは、敷居が高いんだよ……

 読むのに小中学校の勉強以外の知識が要求されんの。

 それってちょっと……どうなの?

 まぁね、書物には対象読者のレベルっていうのがあって、その対象じゃないんでしょう、でハイ終わり、なんだけれど。


 そんな閉じた世界じゃそのうち消えるよ?

 活字世界も売れたいなら、今まで活字に馴染みがない人達にこそ、売れるようにすべきだと思うしさ。


 そして。

 そのジャンルに詳しくない人向けだったとしても、子供向けじゃない話が書きたいのっ!! 私はっ!!


『そのジャンルに詳しくない大人向け』だよ!

 だって今は子供より大人の方が人数多いし、金持ってるから!!

 子供は大変!

 活字読んで欲しいけど、イマドキ子供は忙しくて余裕ないっ! これ以上子供に期待をかけるのは酷!

 だから大人!

 心すり減らした大人!!

 童心を忘れた大人!!


 思い出せ!

 舞空術を体得したいと思って修行したあの時を!!

 思い出せ!

 赤い月が登ると聞いただけで沸き立った闇の属性を!!

 思い出せ!

 レールガンと聞いただけで戦い方まで考えた戦略家の血を!!


 そこにィ!

 大人ならではの人間関係や心理描写、郷愁を感じる空気、力だけでは何の解決もしないリアリティと、守るモノが出来た事で踏ん張れる強さを!!


 盛り込めっ!!

 ふんだんにっ!!

 ついでに自分の萌えもなっ!!


 そういうの、どうよ?!

 書いてみたいと思わないかね諸君!!

 私は書いてみたい!!!


 ……書けるとは言ってないからね。


 で、それでこそのカクヨムという場だよ。

 カクヨムは比較的他ジャンルもジワジワ伸びてきてる場所だし、書き手も多い。年齢もちょい高。

 何より、作家同士の交流がしやすい!!

 この場を利用する手はないと思わないか諸君!!


 幸い、この場には色んな嗜好を持つ、それぞれの仕事等のプロフェッショナルが集まっている。学生もいるだろう。勿論歓迎。


 得意ジャンルを書こうとすると、逆に初心者に不親切になりやすくなる。

 だから、そういうところは他の人達に指摘して貰えばいいのだ。『ここ、単語が分からないからもう少し噛み砕いた方がいいかも。例えばxxxって感じで』みたいな! ね!!


 因みに、私もIT畑に居過ぎてどっからが専門知識でどっからが普通の知識か区別つかんからね。


 どうよっ!!(ドヤァ


 ……重ねて言うけど、夢をでっかく語ってるだけで、書けるとは言ってないからね。一言も。

 そんなん書けるなら、もう、書いてるからね??



 さて。

 こんだけ暑く語れば、私がどんな作品を書きたいのか分かって下さったかと。


 ただ、ねぇ。


 その理想を、どんな作品で形にすんだよって話なんだよねぇ。


 須──監視(保護)者S様からは、気づいたらSF書いてたとか、そんな感じにジワジワ外堀埋められてってる気がするし。

 相変わらず現代ファンタジー熱は冷めてない。

 悪役令嬢姉作品も形にはしたいし。


 でも、まだ『コレェ!』といったネタに出会ってない。思いついてない。


 かーきーたーいーもーのーがァ。

 おーもーいーうーかーばーなーいィ。


 まだ本調子じゃないし、心も疲弊したままだしね。

 しばらくはインプットに専念しようかな。

 取り敢えずは、(悔しいけど)30コン受賞作品でも読もう……


 ここから、編集部が今回何を考えていたのかが透けて見える筈だ。


 と、いうワケで。

 今日はここまで。


 ……今後考えがブレる可能性も多大にあるけど、まぁ大目に見ておくれ……



 ***

【折衷】

 せっちゅう。

 折衷案せっちゅうあんとか聞いた事あるよね?

 雑に言うと、2つある違うモノのいいとこ取りするって事。

 これが簡単に出来たら苦労はない……だけど、理想とされる事だから、概念として言葉になったんだよね。

 こういう言葉好きだなぁ。

 でも、なんで折るの??

 おお!! 『ちゅう』には、『真ん中』って意味があるんだ!

 だから、『折衷』は『真ん中で折る』って意味か!!!

 なるほどなるほど!!!

 これだから言葉って面白い!

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