7/4 オーバー30歳コンテストのネタを考えてみようぜ!

 今日は熱になし!

 ……辛うじて、というレベルではあるが。


 さて。

 前回の続きを考えましょう。

 アラサー女子エンジニアの異能バトル、でしたよね?


 応援コメントでタカナシさんが良いアイディアを下さいましたよ!

『異能は実際のエンジニア関係の能力でも面白そうですね。

 パッと思いつくのがハッキングでしたが、少佐みたいに相手を操れるとか。

 真の社畜エンジニアだけが異能に目覚められるとかw』


 なるほどなるほど!

 真の社畜のみが発現できる異能ですね!

 しかも、ソレが本人が携わるIT技術の能力に関係してる。

 面白い!!

 ちょっと考えてみよ!!


 例えば、セキュリティエンジニアなら、防御特化型。ファイヤウォール的な相手の攻撃を防ぐ壁を作り出したり、もしくはスパイを検知するのが得意。


 例えばホワイトハッカーなら、攻撃特化型。相手の守りを壊すDos攻撃的な連打や、相手の守りの隙間を見つけて爆弾放り込んだりするのが得意。


 でも実は、ホワイトハッカーは優秀なセキュリティエンジニアでもあるので、いざって時の守りも強い。


 って感じ?


 ……ちょっと待てや。

 それをどうやって女性向けに盛り上げるんだ?

 ガチガチのバトルものでは、ある程度の年齢の女性にはあまり響かないかもしれないぞ。

 現実は暴力だけでは解決出来ないし、暴力で解決する事の嫌さを大人は知ってるはずだからな!!


 ……だよね。

 これじゃあ、学園異能ものを単純に年齢を上げたものにしかならない。


『大人である』事に意味がなければ、オーバー30歳主人公としての意義も霞んでしまう。


 ムズっ!!


 でも、設定は面白いなぁ……だから、捨てるのは勿体もったいない。


 大人向けの作品で重要なのは『設定』じゃないね。

 戦いがあるのなら、その理由。

 組織があるなら、その理由。

 そこに所属する人の利害内容や関係性。


 それこそが『世界はそんなに単純じゃない』に繋がるのではないか?


 わー。

 自分でハードルバカ高くしたよ。

 どうすんの?

 どうすんの??


 ついでにハードル上げとくと、作品がメディア展開されるような強度がないとねっ!!

 目指せハリウッド映画!!


 無理や!!!

 否定早いけど無理や!!!

 難しすぎるよ!

 今体調悪いんだよ?!

 分かってる?!

 しかも! 先月イベントやった分と先週寝込んだ分の仕事溜まってんだぞ?!

 小説に割ける余裕が、お前のちゃっちい脳味噌にあんのか?!


 ないね!!!


 ……えー。

 でもなぁ……書けたら面白そうだよなぁ……

 それこそ、もう終わってしまったけどサバコン向けな作品になるやん?

 来年のコンセプト作品に選ばれるかもしれんやん?


 もうチョビっとだけハードル上げとくと、今のセキュリティ技術に合わせると、数年後にはダメ技術になる事が往々にしてあるので、具体的な技術名は出さずに『それっぽいもの』としておかないと、万が一映画化とかされた時に古臭い技術、となってしまう可能性もある。

 また、スピンオフで同じ世界観でキャラを変えて違う話が書けるような、そんな広がりに耐え得るものでなければ。


 ……今でたネタなどを、強度を上げつつ、経年劣化に耐え得る作品を考える……


 なんて難しい事を……


 しかも。

 読んで面白いものにする。


 ははははははははははははは。


 できるのか……?

 まぁ、やるしかないんだけどな……


 この設定に引っ張られて忘れちゃいけないのは、あくまで大人向けのキャラ文芸である事。

 魅力的なキャラが縦横無尽じゅうおうむじん(※)に活躍する場が、異能バトルだっただけ、といった感じで比重を間違えないようにしなければ。



 さってとー。

 じゃあもう少し掘り下げて考えてみようか。


 異能バトル。

 超能力系でもいいけど、私は『仕組み』が見える方が好き。

 エンジニアだってコマンド叩くんだから、呪文唱える系がいいなー。

 あとは、ライブラリ(※)的なモノを、例えばUSBみたいなのに入れておくと、短い詠唱でライブラリ内の複雑な呪文を起動させられて大きな術が使える、的なー。




 ……すんません。

 ここまで書いてまた体調崩してダウンしてました。

 全然良くならないので……このエッセイがそのうち闘病記になりそうで怖い。


 ついでに。

 寝込んで創造出来ない代わりにインプットとして、またコミカライズされた女性向けな書籍化作品をなろうで読んでみていた。


 大きく分類すると……なんだろ? 『すれ違い』作品かな?

 登場人物の思惑が複雑に絡み合って勘違いを生み、みんながみんなを守りたいと思いつつ自分の思惑を優先させる為に傷つけあって──っていう感じかな。

 最初からエンドは見えていた。

『それぞれの勘違いが解消されて、ハッピーエンド』


 読了できなかった……

 物語半ばで一旦脱落。

 作品は、主人公の一人称で綴られ、他の人間の感情は、実際に相手が主人公に言った言葉でしか分からない。

 一旦読むのをヤメてしまったのは、物事の状況を冷静に見れれば生まれない勘違いが、読んでてイライラを募らせていき、キツくなってしまったからだ。

 20代ぐらいまでならいいのかもしれない。

 30超えたらコレはちょっとキツイのではないかな……


 どう勘違いが解消されるのか気になったので、頑張って続きを読んでみたが、やっと他の人物たちと会話が出来て、勘違いが解消されたらされたで主人公暴走。


 やっぱり無理になって読むのをやめてしまった。


 作中では、しつこいぐらいに『私の幸せは、あなたが幸せになる事。その為に私は全てを捧げる』だったけど、

 主人公の行動を一歩引いて見てみると『相手の為に行動する自分が好き』で『嫌な人間を演じる事で自分が傷つく事に酔ってる』事が透けて見えて……


 いや。それが悪いことではない。

 作者も意図してそう書いているわけではないだろう。

 透けて見えたものが、私にしか見えていない可能性もある。

 何せ人気作だ。コミカライズされ、二巻まで出版されているし。


 私には合わなかっただけで。


 その作品をディスるつもりは本当にない。

 勉強になった。こういう作品も女性にはウケるのだと知ったし。

 私も最初は『勘違いがどう解消されるのか』が知りたくて読み進めていたし。

『思い込みが激しくて突っ走る』系の主人公も、ある層にはウケるという事だ。

 確かに。

 私にはその情熱がないだけで、その情熱を持つ人を羨ましく思うことも多々ある。


 ただ、思い込みが激しくて突っ走る系の人間に、仕事場で振り回されて精神力をガリガリ削られる事も多い私には……主人公の気持ちを理解は示せたけど納得はできず。


『自分にはかける作品と書けない作品がある』という事を、まざまざと見せつけられた。



 そんな感じで寝込みつつ凹んでいたら、とうとうオーバー30歳主人公コンテストが開催になり、次々に作品が投稿され始めたね。


 なので、タイトルとキャッチコピーだけ斜め読みしてみた。


 色んな作品が投稿されてて面白かった。

 これらを押しのけて……なんて考えると、寝込んでて仕事も溜まり、まだ作品の形になっていないもので勝負しようと思ってた自分がアホらしくなってきてしまった。


 諦めるのか?

 諦めてしまうのか?

 諦めてしまったら、そこで試合終了だよ?


 諦めるも何も!

 まだ試合始まってもいねえよ!!

 試合に参加すらしてねぇよ!!!

 スタメンどころかベンチすら温めてねぇよ!!!


 むしろ、まず人として普通に仕事するレベルにすらなってねぇよ!

 小説書いてコンテストだして賞金ウハウハ☆ なんて思う前に!!

 仕事できる体調まで戻せや!!!


 ハイすみません!!!


 おっかしいなー。

 なんでこうなった?

 確かに。

 5月末から6月中。ちょっと、ちょーっと無理した。

 でも、それでも休み休みで、辛うじて耐えられるレベルに留めていた筈だ。


 …そうか。思ったより体の老化の進みが早いって事か。

 いつまでも若い気でいちゃダメだっていう神の啓示だね?!


 ですよねっ!!


 とりあえず、ネタを考えつつ体を休めます。

 三上さんが心配して下さっているし、三上さんも熱長引いて入院したとか大変な事言ってらっしゃったので……

 そうならないように、今からでも(遅いけど)しないとね。


 あ、でもエッセイは書かせてください。

 これが私の心の糧なので……


 それでは。


 続く!!


 ***

【縦横無尽】

 じゅうおうむじん。

 文字の通り、縦横尽きる事なく。つまり、自由自在に行う様。

 こういう字を見ると『斜めは?』とか思う私は天の邪鬼なのか……


【ライブラリ】

 ここで言うライブラリは、IT用語的な意味でのライブラリで、色んな汎用的なプログラムを一纏めにしたモノの事。

 本来のライブラリは図書館とかそういう意味。

 その元々の意味から本をプログラムに置き換えたんだね。

 プログラムっていうのは、よく使う処理を汎用的にして、色んなシステムで使い回すという事をよくやるのです。

 例えば『ファイルに関する操作』とか。

 そのライブラリがないと、プログラム作るのってとっても大変になっちゃうので、とっても有難い存在なのです。

 ありがとう! ライブラリにしてくれた方々!! 私は日々その恩恵にあずかって(※)メシ食ってます!!!


【恩恵に与る】

 おんけいにあずかる。

 おめぐみ等を受けること。『あずかるる』は文字の通り、与えてもらう事。

 音的に『預かる』と思われがちだけど……最近は『もらう』って意味で『あずかる』という言葉をあんまり使わなくなったのかな……?

『おこぼれにあずかる』も『あずかる』なんだけど……


 言葉って段々使いやすく単純化していくから、言葉が消えていくのは当たり前なのかもしれないけど……ちょっと寂しいね。

 ま、物書きである人たちは、消えないようにガンガン使っていこうぜ!

 若い世代に厨二病的にカッコイイ古くからの言い方とかさ! 植えつけていこうぜっ!!

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