第11話 ゆらゆらゆれる
私は、まるで
いつもお伽噺の様な、
夢の中の様な
愛と、王子様を求めて
海底で、ゆらゆらとゆれては
大きな魚に、食べられる
珊瑚の中の、クマノミか
ふわふわと、漂っては
流されてゆく
透けてからだの中が丸みえの
くらげ、のようだ。
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