第12話 黒幕

今井の一件から1カ月がたった

タワーマンションで変態メガネを殺した後

会社に戻り、知った情報と今日あった現状を社長に報告した

社長はかなり人脈を持っているため警視庁の中にも協力者がいる

それも上層部に

その人を使って組織犯罪対策部の柳原を捕まえようとしたが

柳原はすでに見当たらずどこかへ飛んだらしい

今井の行方も分からないままだ

今井に利用されてた被害者達は全員解放し、家族の元に帰した

OUTで入院した奴らも何人かいたらしい

変態メガネのとこに最後にいた少女は身元がまだわかっていないらしい

栞は根回しした警察によって家族の元に帰ったらしい

親御さんは栞をみた瞬間発狂し、泣き崩れたらしい

そしてなんども「ごめんなさい」と謝り続けていたらしい


今井が言っていた後ろについてる奴らの検討は大体ついていたが証拠もなにもなかった為

俺らはやっぱり不良がついてるという見解だったがなにか違和感を感じていた

今井の言葉を聞いてその理由がわかった


不良ではない

そうそれは

日本で急成長を遂げている大企業だった

名前は「ライフ サイバネティクス」

ネットショピング、投資、保険、教育、医療、不動産など様々なwebサービスをやってる

誰もが知っている上場企業だ

代表取締役社長は小島 吉綱という59歳の男だか

こいつにはなんの権限もない雇われ社長って奴だ

本当の権力者は後ろにいる会長のロシア人の

キリル・ヴァシーリエヴィッチ・ミハイロフ

って男だ

歳は38歳だが

見た目は茶髪に

顔立ちもまだ20代半ばに見え

整った顔立ちをしている

ロシアでは結構権力のある貴族出身らしい

貴族というだけあって綺麗に服装なども整ってる

たまにテレビで見かけ

経営についてや、日本の政治について話をしているところを見たことがある

こいつが黒幕ってことだろう

黒い噂は色々聞くがなにひとつ尻尾を見せない

こいつは他の奴らとは別格の悪人だ

なにを目的にし、なにをしてるのか必ず暴くと

社長と決めた

栞のような被害者を二度と出さないためにも




今日も俺は会社に出勤し、一日中トレーニングをしていた

今はパナメーラで帰宅しているところだ

住んでるマンションにつき

車から降りて

エレベーターに乗った

俺の部屋がある39階のボタンを押した

地下駐車場から上がっていると

1階で止まった

エレベーターのドアが開き

俺は息を飲んだ


まさか、、、


こんなことは








目の前には死んだはずの姉が立っていた



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る