第360話【相談】

【実は怪人は人間だったんだ!!】怪人活動板part298【ナニイッテンダコイツ】

595:アウトロー

現在、シャワーを浴びてネカフェの部屋に戻ろうとしたら

部屋の前に何人か居る、携帯から書き込んでいる


596:浜北

別スレからきますた


597:マッピー

BIPから来ました


598:絵画カウンター

陰謀論スレから来ました


599:カプチーノ

何スレだが分からん位盛り上がって来たな

とりあえず逃げた方が良いんじゃ無いか?


600:ミーアキャット

待った、ここまで捕捉が早いのは恐らく警察関係

つまり国が動いたと見るのが良い、ここは保護して貰うのが良いかと


601:ノースリーブ

普通に店員に何か部屋の前に人が来てるんですけど如何したんですか?

と尋ねて警察関係だったら会う、で良いんじゃないのか?


602:アウトロー

ノースリーブの案で行こう





砺波は他の店員に事情を聞こうとした。

しかしその時、 男女の女の方が此方を見た。


「・・・・・アンタ、 アウトロー?」

「・・・・・」


如何するべきか悩んだ。

逃げるか?

いや、 しかし・・・

そうこうしている内につかつかと女の方がこっちにやって来た。


「あ、 アンタは・・・」

「心配するな、 我々は公安だ」


男の方が手帳を見せた。


「公安・・・」

「そう、 公安の草佐々だ」

「私は・・・まぁ良いや、 それで草佐々、 彼を保護するで良いのね?」


如何やら公安だった様だった。


「ほっ・・・じゃあ一旦スレに書き込みしても良い?」

「スレ?」

「いや、 部屋の前に人が居るって書き込みしたから心配してるだろうと思って」

「あー・・・念の為控えて貰って良いかな」


草佐々が書き込みを制止する。


「・・・何で?」

「悪いけど、 ちょっとややこしい事になっているんだ

だから下手に動かれると不味いかもしれない」

「ややこしい・・・? 俺って相当ヤバい事しちゃったのか・・・?」


砺波の顔が険しくなる。


「こっちの直属の上司が死んだ」

「!?」

「だから何としてでもその上司が託したアンタの保護は何としても成功させたい」

「よ、 良く分からないが俺の身を守ってくれるのならそれで良い」

「書き込みしたから襲われるとか無いと思うけどねぇ・・・」


女、 癒し屋は欠伸をしながらぼそりと呟いたのだった。

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