ADHDと双極性障害を抱えた人生崖っぷちオタクOLの物語
橘 瑞樹
第1話 はじめに。
皆さんは、ADHDや双極性障害という言葉を聞いたことがありますか?
これらはどちらも精神疾患とされる病です。
ADHDは生まれつきの脳の発達障害。
双極性障害は後天的に発病する病です。
私は社会人数年目にして、この2つを抱えていることが分かりました。
最初はうつ病で精神科にかかったのがきっかけです。
しかしうつ病の薬を飲み続けて回復しては再びうつ病を再発するという状態が一年以上続きました。
回復した時はとても気力が充実しており、仕事も捗り、睡眠時間が少なくても疲れないので、それがまさか躁状態であるなどとは考えてもみなかったのです。
そしてこの躁状態の時、私は酷い買い物衝動に駆られてしまいました。
そして気付けばクレジットカードのリボ払いとキャッシング金額の合計が150万を超えていました。
今でも何にそんなお金を使ったのか思い出せません。
ある時、正気に戻った私はその現状に愕然とし、とにかく金利の低い銀行の多目的ローンに乗り換えなければ、と行動しました。
幸い、金利を下げることには成功しましたが、それでも金利はあります。
150万の借金が消えたわけではありません。
今、私は休職しています。
休職期間は最長一年。
それでも復職出来なければクビです。
もちろん、こんな借金があることは両親にも話せません。自分のケツは自分で拭かなければならないからです。
こんな私の、これまでの経過や苦しみ、そしてずっと抱えてきた「普通って何?」という疑問をテーマに取り上げつつ、ADHDという病と双極性障害という病に対する私の主観に基づく症例を正直に書き、同じ病に苦しむ方、若しくはそんな病知らないよ?という方にこんな病もあるんだよ、と知って頂ける機会になればと思い、不定期エッセイとして書き綴っていきたいと思っております。
内容を読んでご不快に思われる方もおられるでしょう。
そんな方は無理に読まないで下さい。
これから書かれる物語は、ファンタジーでもSFでも異世界転生モノでも恋愛モノでも無く、暗く生臭い現実の物語です。
それでも、私は書かずにはいられない。
ある種のマスターベーションなのかもしれません。
それでもいい。
そんな方だけ、これからの物語を読んで頂けたら、と思います。
どうぞ、宜しくお願い致します。
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