第35話 一分一秒の戦い

 3階層での戦闘を終えて、4階層入り口にあるセーフエリアに着いた。


 セーフエリアでは多くの冒険者が何やら慌ただしく動いてるのが直ぐに目に入ってきた。


「何だ? 随分と騒がしいな」


「何かあったのかしら?」


 他の冒険者パーティーを見渡してみると、ボロボロになった格好で膝を抱えて蹲ったり、寝ている人に回復魔法をかけている人が見かけられた。


「うぅっ……痛え……」


「グスッ……グスッ」


「こっちにも回復をたのむ! もうポーションがねぇんだ!」


「待って! こっちまだ治療中なの!」


「頼む、頼むよ急いでくれ! 仲間が死んじまう!」


 その場はまるで激しい戦闘後を思わせる様な酷い惨状であった。


「えっえっ? どうしたの?」


「おぉ! お前さんたち無事じゃったか!」


「あっ、あなたは2階のセーフエリアで会った」


「あぁ、すまない、そう言えば名前を名乗ってなかったね。アタシはアバ、アハメド達と一緒に冒険者をしてる者だよ」


 声をかけてきたのは、2階層で自分に食料の交換をお願いして来たアバであった。


 アバの格好は以前あった時とは違い、ローブは汚れ、数カ所はモンスターに引っ掻かれた後だろうか、爪で引き裂かれた様な跡があった。


「改めて、自分はミツと申します、こっちがプルン、リックにリッケにリッコです」


「どうもニャ、ところでこの状況は何があったニャ?」


「ふむ……。皆、3階層のバルモンキーの群れにやられたんだよ」


「えっ、バルモンキーにですか!」


「あたしんところのアハメドとカーヤもアタシを守るためにとやられちまってね。何とか此処にたどり着いて直ぐに二人を回復してたんだけど、アタシの魔力がギリギリでこれ以上回復魔法が使えないんだよ。代わりに何処かにポーションが余ってないか探してたところなんだけど、残念だけど何処のパーティーも状況は一緒でね」


 4階層への道は自分達が通って来た道だけでは無い。無数の下への進める道は存在する。

 そしてセーフエリアが一番近い場所を〈マップ〉のスキルを使用して選んで進んでいたのだ。


 その際、3階層でのバルモンキーの群れ全てが自分達が居る場所に集合した訳では無かった様だ。

 どうやら不運にも、バルモンキーが自分達のいるところまでに行く途中に出くわした他の冒険者に多大な被害をもたらしていた様だ。


「そうだ! この坊や、すまないけどあたしんところの二人を治してくれんかね」


「えっ、僕がですか!?」


 アバはリッケの手を握ったまま頭を下げ治療の頼をお願いした。


 リッケが今着ている服装が治療士の男性の青いローブだったので直ぐに治療士であることが解ったのだろう。


「解りました! アバさんの仲間の所まで僕を案内してください。僕がお役に立てるならお手伝いします」


(流石リッケ。即答で承知したよ)


「ありがとうね! 今は何もできないけど、この洞窟を出た後ならできるだけのお礼はするからね 」


「ごめんよ! ここに傷を回復できる奴はいるかい!? いたら頼む、アタイらの仲間を助けてくれないか!」


 アバの感謝の言葉が聞こえたのか、同じ様に治療士を探しているのだろう。


 身長は高く、オレンジ色の髪をした短髪の冒険者にも声をかけられた。


「はい、解りました。順番に見ていきますので待っててください!」


「リッケ、自分も手伝うよ」


「ありがとうミツ君」


「なんだい、君も回復が使えるのかい!」


 アバは自分を見ると不思議そうに言葉をかけてきた。確かに、一般的な防具屋で買った軽装備を身につけている人を見て、誰もその人が回復できるとは先ず思わないだろう。


「はい、話は後で。先に治療に行きましょう」


「そうじゃな」


「ウチ達も手伝うニャ」


「そうね、回復はできなくても何かできるかもしれないし」


「じゃ、皆で手分けしようぜ!」


「リッケはアバさんについて行って。自分はこっちの人の仲間を見てくるよ」


「助かるよ坊や。こっちに、急いでくれ!」


「案内するニャ」


「行くわよミツ!」


「リッケ、俺達も急ごうぜ!」


「はい!」


「リッケ、無理しないようにね」


「ミツ君が言うと説得力が薄いですね」


「ハハッ、本当そうだな!」


「そうね」


「そうニャ」


「なっ! 皆! そんな事は……ないとも言えない」


 セーフエリアについた途端、事情が事情と直ぐに二手に別れて治療に回る事になった。


 自分達以外にも既に他の冒険者に治療を始めている他の治療士の姿が見られる。しかし、皆回復を行ってる訳では無いようだ。


 アバの様に既に回復魔法を使い、MPを使い果たして何も出来ない治療士も数人いる状態のようだ。


「姉さん、治療士連れてきたよ!」


「はぁ……はぁ……子供? くっ……」


「これは酷い、喋らないで、直ぐに治しますから」


 自分達が連れてこられた場所には三人の冒険者が横に寝かされていた。一人は背中を大きくダメージを受けたのだろうか、レザージャケットの様な革製鎧が血で赤黒く染まっていた、他の二人も顔や腕に血を流した跡が残って痛々しい。


「うっ……坊や悪いね、あんたのところも大変だろうに……」


「いえ、自分達は大丈夫ですから。あっ、すみません少し服を脱がせますよ」


「あぁ……。悪いね、痛みで肩が動かせないんだ……頼むよ」


「はい」


(喜んで)


 傷を見ながら治療しようと、レザージャケットを脱がせようとする手をリッコとプルンが横から止めてきた。


「ミツ、私達がやるわ」


「そうニャ、こんな時ウチ達が役に立つニャ」


「ソウダネ、タスカルヨ」


「うっ! ……マネ、エクレアとシューの二人は?」


「姉さん、安心してください、二人とも傷は負ってますが今は落ち着いて寝てます」


「はぁ……はぁ……。うっ、そ、そうかい、良かった……」


「動かないでくださいね」


(ヒール)


 傷ついた女性冒険者をうつ伏せにした状態で背中に回復をかける。


 〈ヒール〉の回復力も高い効果もあって引き裂かれた傷は塞がり、女性の顔からは苦痛の表情が少しずつ消えていく。


「うっ……坊や、ありがとよ……」


「よし、綺麗に治りました」


「……」


「姉さん! しっかり!」


「すー……すー……」


 治療が終わる時には女性冒険者は安らかな表情をうかべながら静かに眠っていた。


「もう大丈夫ですよ、傷は治しましたし。相当お疲れだったんでしょう。今は寝かせてあげてください」


「坊やありがとう! 本当にありがとう! 姉さん無茶してあたいらを先に逃がす為に囮になったんだ……」


「そうだったんですか……。そちらのお二人も見せてもらっても良いですか?」


「ああ、それは助かる。血は止まったから寝かせてたんだ。見てあげておくれ」


「さっきの人程深い傷は無いですね。良かったです」


 残り二人も同じ様に回復を終える。

 先程の人よりは深い傷は無いので直ぐに治療は終わった。


「ありがとう坊や。あんた名前なんってんだい? 皆を治してくれたんだ、名前教えてくれないかい」


「自分はミツです。こっちはプルンとリッコ、まだ半人前ですけど冒険者やってます」


「そうかい、あたいはマラスネール、皆は略してマネって呼んでるよ。あんたと同じ冒険者だよ」


「あっ」


(女性だったんだ……。あー、よく見たら胸のアーマー、ちゃんと膨らみ部分作ってるわ……)


 マネの格好は上が胸を守った感じの鉄のアーマー。

 下は膝までのレザーパンツを着こんでいた。

 ハッキリ言ってパット見だと気づかずに男性だと思われる格好でもある。


「ん? どうしたんだい?」


「いっ、いえ。じゃー、さっきの人達もですか」


「あぁ、姉さんの名前はヘキドナ、あたい達のリーダーだよ。そこに寝てる二人、金髪の方がエクレア、ちっこい方がシューカプリア、そいつもアタイと同じ略してシューって呼ばれてるよ。皆冒険者さ」


「女性だけの冒険者パーティーですか?」


 怪我をしていたのは女性だけで組まれた冒険者パーティー、ヘキドナ達だった。


「そうだよ、女だからって甘く見てたら痛い目にあうよ」


「ははっ、マネさん達を甘く見る人っているんですかね?」


「まぁ、そうだね……。大体は姉さんの一睨みで大抵の男は逃げていくかね。それより治してもらって悪いんだけど……今あたい手持ちが無くてね……その……」


「いえ、お礼目的で治した訳じゃないですから、お気にせず」


「そうかい? 助かるよ……。あの猿共に殆ど荷物取られちまってね、この洞窟でたら何かお礼するからさ」


「本当にいいですから」


「ミツ、他にも怪我人はいるわ、他の人も治してあげましょうよ」


 話をしているとリッコが次への怪我人の話をしてきた。


(確かに、ここまで来るまでにまだ治療が終わっていない人を見かけたな)


「そうだね。マネさん自分達はこれで、他の怪我人の所に行ってきます」


「あぁ、本当にありがとう、助かったよ。アンタいい男になるよ」


「ははっ、ありがとうございます。二人とも行こう」


「うん」


「ニャ!」


 マネと別れた後、直ぐに近くに居た人から次々と回復を求められ治療を始めた。

 中にはヘキドナと変わらない程の大怪我をした人もいた。


「……これで良しと。もう大丈夫です、後は安静にして下さいね」


「おぉ! すげぇ、もう治った! 治療士様よ助かったぜ!」


「いえいえ」


 もう途中から治療した人の数を数える事も止めたくらいだろう、次の怪我人を探そうとすると一人の冒険者がこちらに走ってきたのが見えた。


「どうされました、怪我人ですか?」


「悪い! 君は治療士かい!? 頼む、連れが大変なんだ。治療を頼む! 助けてくれ!」


「ミツ、後はウチ達に任せるニャ。先に行ってくれニャ」


「そうよ、ここまでやったなら皆を治しちゃいなさい!」


「解った、後は頼んだよ」


 リッコとプルンは先程から怪我をした女性の衣服の身だしなみを手伝ってくれていた。


 中には胸部を怪我した女性冒険者がいたが、自分が治療を終えると、直ぐにリッコとプルンが鉄壁のガードをするので、治療後のあらわになった女性の胸部を自分が見る事は無かった。


 一番驚いたのが、プルンが自分の目を手で抑え、見えない様にした後、リッコが誘導しながらの胸部の傷の治療だった。

 流石にやり過ぎだと思ったのだが、理由は簡単だった。生涯残る様な傷を綺麗サッパリ治してくれた自分に、喜び抱きつこうとした女性、そんな女性冒険者が何人もいたので、いつの間にか二人がガードする役目となっていたのだ。


(はぁ、別にこんな時に怪我人をそんな目で見ないし。寧ろそんな事よりも目隠しのとき明らかに周りの女性冒険者笑ってたよね……。気にしてないけど、気にしてないけどね、二人の晩飯の肉減少しとこう、うん気にしてないけどね)


《相変わらずせこい仕返しですね》


「行きましょう、怪我人は何処ですか!?」


「すまねぇ、こっちに頼む!」


 男性冒険者が引っ張るように自分を連れてきた場所には、一人の女性冒険者が倒れる様な姿で横になっていた。


「うっ……うっ……」


「しっかりしろ! 回復してくれる人を見つけてきたからな」


「うっ……い、いいのよカート。私の身体は治っても私のこの手は治らないんだから……。うっううう……」


「何言ってんだ! 死んじまったら、お前何にもできなくなるんだぞ!」


 涙を流す女性を励ます様に声をかける男性。

 女性は相当痕が残る様な大きな傷を受けてしまったのだろうか。

 女性はそのまま自分の腕を掴みながら、震えるように泣きだしてしまった。


「少年、すまねぇ。本人はこう言ってるが回復してやってくれ。俺の大事な仲間なんだ、ここで死なせる訳いかねえんだ……頼む」


「はい、解りました。一先ず身体の治療をします」


「すまねぇ……すまねぇ、くっ……うっうっうっ」


 治療を引き受けると、男性冒険者も涙を流しはじめてしまった。


 女性冒険者が嫌々ながらも差し出した腕を見ると、自分の予想していた以上の傷を受けていた。


(うっ、これは酷い……腕は噛み千切られ凄い出血をしている。あっちこっちに噛み跡やひっかき傷、何よりも問題が右手の指……中指から小指まで欠損してる)


 そう、女性の指が欠損していたのだ。


 バルモンキーに武器となる剣を持っていた右手ごと、運も悪く噛み千切られたのだろう。


(どうする、ヒールをかければ傷は治ると思う。前にバンさんの内臓破裂も治したくらいだし、でも治す物が無くちゃ……)


 以前オークに襲われた時、オークから〈崩拳〉を食らったスタネット村のバンは内蔵破裂の大怪我を受けていたが、自分の〈ヒール〉連続使用でなんとか治す事ができた。


 しかし、それはただ内蔵が破裂したのを元に戻しただけで、無い物を作り出したわけではない。今ヒールをかけても傷口は塞がるが、噛み千切られた指先が元に戻る訳ではない。


(あっ、そうだ! ユイシス、スキルの再生は自分以外使っても効果でるかな?)


《はい、〈再生〉〈ヒール〉両方を使うイメージをすれば、彼女の傷は治ります。ですが、流れた血は元には戻りません、この者の命が持つかは半々です》


(半々でも構わない! このまま放っていけるか!)


「カートさんでしたっけ? 今から治療するので、念のためにお連れが動かない様に押さえてて下さい!」


「解った! マチ、我慢しろよな!」


「うっうっ……」


 カートは泣き崩れるマチの背後に周り、自身の腕を彼女の前にやり、マチを抑える方を取る。


「行きます!」


(〈再生〉!〈ヒール〉!)


「あっあっああ! ぐあぁ!!」


「マチ! 頑張れ!」


 〈再生〉〈ヒール〉発動と共に唸りだしたマチ。いつも出している〈ヒール〉の緑色の光だけではなく、オレンジ色の暖色系の光がマチの身体全体を包み込んでいった。


「我慢して下さい! もう少しです!」


「おぉ! 傷が、傷が治って……えっ!」


 少しずつ光は弱まり、最後にはマチの欠損してしまった指先だけに光が集まって来た。


 集まった光は人の指の形に変わり、ゆっくりと根本から指を作り出していった、


「はぁ……はぁ……うっ、カート……私の傷は……」


「あっ、あぁ、傷もだが……マチ、指が……」


「えぇ……こんな状態じゃ、もうあんたと冒険家業はやって行けないわね……。えっ……」


 カートもマチも見る先はマチが失ったはずの指先だった。

 そこには元からあったかのように血色は良く、傷も全く無い綺麗な指が再生されていたのだ。


「マチさん、ゆっくりと指を動かしてみて下さい」


「う、うそ……指が……私の指がある……」


「マチ……マチ! マチ! 良かった! 良かった! うっうっうっ」


「痛い! ちょっとカート! 痛いってば!」


「なっ何! まだ何処か治ってないのか!」


「莫迦、アンタの腕が締め付けて痛いってのよ!」


「あぁ、すまねぇ」

 

 カートは感極まってマチを強く抱きしめ喜びを伝えるが、彼女を締め付ける力が強すぎたのだろう。

 マチはカートを攻めるが、その顔には目には大粒の涙を出している。


「少年ありがとう! 本当にありがとう! 俺の仲間の傷だけじゃなく、失った指も治してくれた。本当にありがとう!」


「坊やありがとね。でも、どうやって治したんだい? 無くなった指が生えてくる回復魔法なんて私聞いたこと無いんだけど……」


「ま~、その辺は気にしないでください。違和感とか無いですか?」


「気にしないでって、あんた……。あぁ、腕も、指も大丈夫だよ。少し頭が重いくらいかな」


「あっ、きっと血を流しすぎたんですね。あっちこっち噛まれてたみたいですから」


「そうなんだよ、あの猿共。私の体中に噛みつきやがって……でも、その傷も残ってないね……。坊や本当に何を」


 〈ヒール〉の効果は他のスキルで効果を増加させている事もあり、レベル以上の回復効果を出してくれていた。


 そのお陰か、マチの酷かった猿の噛み跡も爪での切り裂かれた傷も全て無くなっていた。


 ここまでの回復はこの世界では普通に存在するが、かなりの高レベルの回復だと言う事は誰が見ても解る事だ。


 しかし、欠損と言う大きな怪我をし、それを治すという方法は大変貴重な回復薬を使わなければ治らないことである。

 その回復薬でさえ数十年もの歳月を重ねて作られる物だ。


 だが、そんな事も知らない自分はあっさりとその歴史を塗り替えてしまった。


「えーっと、自分は人よりも回復力が強い魔法が使えるんです」


「マチ、助けてもらったんだぞ。今は素直に喜んどこうぜ」


「アンタは事の大きさを……。いや……そうだね。坊や、本当にありがとね。そう言えばさっきから坊や呼びは失礼か、あなたの名前聞いてもいいかい?」


「ええ、自分はミツって言います。マチさん、まだ治ったばかりですから無理はしないで下さいね」


「ミツさん……。あぁ、ありがとう」


「ミツ君ありがとう! これはお礼としては少ないんだが受け取ってくれ!」


 カートは懐から袋に入った綺麗な鉱石を差し出してきた。

 売ればそこそこのお金になるものだろう。

 大切にしまってたのでバルモンキーに盗まれなかったのか、カートはそれを自分に差し出して来た。


「いえ、お礼は結構ですから。それよりも後は安静にしといて下さい。無理すると今度は貧血で倒れますよ」


「本当に良いのかい? マチの怪我を、しかもこんな大きな治療をしてもらったのに、何も無しなんて……」


「いえ、ただこの事はナイショでお願いしますね」


「……あぁ、解った。ミツさんは命の恩人だもの、私は約束は守るわ」


「お、俺も絶対に誰にも言わねぇ! 本当にありがとう」


(ここまで言ってくれるなら他の人に喋りまわらないだろう。人の心に漬け込む感じだけど、この二人の今の感じなら大丈夫だと思う。別に他の人にバレても構わないけど、色々と面倒になるかもしれないから今は黙っててもらおう)


 マチに続いてカートも深々と頭を下げて感謝を伝えてくる。


「では、自分はこれで」


「ありがとう、本当にありがとう」

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