第181話 こだわるチョビさん

『桜雪、今日はどこで寝ようかな?』

 チョビさん、ベッドの上でウロウロ…ウロウロ…

 毛布の中に入ったり、出たり、僕の腹の上で丸まってみたり、顔の横で寝てみたり…

「チョビさん…寝れない…」

 チョビさんは眠る場所が決まるまでウロウロ…ウロウロ…

 1時間くらいは落ち着かない。

 途中で目が冴えてくるのか、喉を鳴らして撫でろと頭を突きだしてくる。


 大して広くもないベッドの上で、何をそんなに、こだわっているのか?


 毎晩、眠る間際が一番落ち着かないよチョビさん。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る