第165話 チョビさん拗ねる
『桜雪…ネズミの玩具が無い…』
クロさんが、どこかに持って行ってしまったネズミの玩具を探すチョビさん。
『なーーーいーーーー‼』
また騒ぎ出すチョビさん。
知らん顔で、僕にブラッシングさせるクロさん。
「クロさん…ネズミをどこへ持って行ったんですか?」
『桜雪、知らんけど?』
とぼけたように、僕の足にスリスリするクロさん。
買ってきてもな~
すぐ、どこかに持って行くんだよな…。
たぶん、そのまま忘れているんだよなクロさん。
「また休みの日に買って来るよチョビさん」
『桜雪ーーー‼』
チョビさん拗ねたのか、そのまま部屋を出て行って机の下で寝ていた。
「機嫌悪いな…チョビさん」
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