第145話 呼ぶ

『桜雪~、僕ココだよ~』

 チョビさん、寝室から僕を呼ぶ。

 自分が眠くなると、とりあえず寝室へ行くのだが、困ったことに一人で寝ないのだ。

『桜雪ー‼ 寝るよー‼』

 寝る子で猫とは、よく言ったものだ。


 寝室へ行くと、ベッドで、くつろぐチョビさん。

 僕の腹の上に乗ったり、足を噛んだり、顔を尻尾で叩いたり…

「結局…寝ないじゃん…」


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