第133話 困った癖

『桜雪ーーー‼』

 真夜中にチョビさんが吠える。

 起きちゃったのだ。

 暖かくなってくると、昼寝時間が増えるチョビさん。

 夜中に目を覚ます。

 家の中を散歩するくらいならいいのだが、チョビさん、とりあえず吠える。

『僕、起きたよー‼』

 どこで寝ていても、各部屋で吠える。

 一通り、吠え終わると、またどこかで寝ている。


「チョビさん…本業とバイトで疲れてるんです…せめて夜は寝かせてください」


 自分が起こされると不機嫌なくせに…。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る