第111話 疎通が…

 チョビさん…布団に入ったり…出たり…

 なんだか今夜は寝つきが悪いようだ…

 自分でもイライラしているのか機嫌が悪い。


 僕の顔に自分の顔を近づけてはスリスリとしてくる。

 どうも情緒不安定である。


 ウトウトと目を閉じてしばらく…

「痛っ」

 目を開けると、僕の唇に噛みつくチョビさん。

 前足で軽く顔を引っ掻いたりと、困ったものである。


 明け方…僕の枕のうえで丸くなって寝ていたチョビさん。

 なんだったんだろう…

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