第86話 寝癖
『桜雪…おかえり』
仕事から帰るとチョビさんが、やってくる。
当たり前のように僕の腹の上で丸まり撫でろとアゴを突き出したり頭を下げたりしている。
猫のわりにというか、チョビさんは、あまり喉を鳴らさない。
目を細めて気持ち良さそうだ…ん?
なんか1本だけヒゲがピンッと真上に立っている。
「チョビさん?」
ヒゲを指先で摘まんであるべき角度へ動かしてみる。
ピンッ
指を放すと垂直に…
ヒゲって寝癖、付くのか?
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